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【Shadowverse】RSC Additional 清浄ビショップの構築考察

こんにちは。メタセコ(@metasequo)です。

8/19に「Renascent Chronicles / リナセント・クロニクル」のアディショナルカードが追加され、環境が変わりました。

以下、今回の目次です。

1. アディショナル後の環境について

いつもどおり、メタレポートを見てみましょう。

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JCG Shadowverse Open 18th Season Vol.26, 27, 28, 29, 31 ローテーション大会 決勝トーナメント 登録デッキより
※予選2位通過の方が登録したデッキも含む

アディショナルが追加されてから1週間弱の期間の集計なので、直近の環境と使用率が異なる部分もありますが、大方は合っていると思います。


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ラストワードネクロ
 アディショナル前から環境トップに君臨しているデッキとなります。
 アディショナルでは、『友魂の少女・ルナ』が追加され、ネクロマンス効果で進化権回復を得、『常闇の花嫁・セレス』を複数回進化できたり、『ルナの人形』でドローも出来ることから序盤の事故が減ったりと恩恵を得ました。

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撤退ロイヤル
 こちらもラストワードネクロ同様、アディショナル前から活躍していたデッキです。
 アディショナルカードは不採用ですが、7T目や8T目にリーサルを狙えることや『母なる慈愛』や『劇的な撤退』での場面に応じて柔軟な対応がしやすく、強力なデッキです。

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マナリアウィッチ
 アディショナルで『究明の魔術師・イザベル』が追加され、進化したデッキの代表格でしょう。
 進化時に『運命の導き』を加える事ができたり、3回融合で『紅蓮の魔術』、条件達成後に『ユニオン・マジック』から『アルティメット・マジック』を入手でき、アン&グレア以外のバーン打点を追加で貰えました。
 このため序盤からデッキを減らす動きを積極的に行え、デッキ20枚以下時効果を早めに起動できるようになりました。

2. ビショップにおけるアディショナルでの変化

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贖罪の司祭・イリス
 進化を切る事でトークンアミュレットを毎ターン出す効果を得ます。
 トークンアミュレットが4枚揃うと6/6サイズのイージスが出ます。
 ゴッデスが居る場合は、トークンアミュレットの効果が3倍になります。
 ラミエルによるPPブーストで得をするわけでもなく、マーウィンで出てくるわけでもなく、超越されても出てこないので、どうやってもイリスに進化を切ってから3T経過は必要となります。
 ゴッデスが出てくるまでは貧弱なので、カインドブライトなりマーロンで頑張る必要があります。ゴッデスが出た後も全てのアミュレットが出るまで追加で3T必要なので、真価を発揮するターンがどう考えても遅いです。
 安息の領域やノイシュのようなターンを引き伸ばす効果持ちカードが複数ないと活用は難しいカードかと思います。

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神威のユニコーン
 素で1/1/2守護持ちの初めてのフォロワー。(幻想の妖精竜や聖石の使徒など条件付きで強化されるフォロワーは居る)
 進化時効果で自分のリーダー体力を参照してチクチクダメージかドローが入ります。※ただし20以下
 ライフ24で両方発動するなどあれば、アブディエル効果も相まって強力だった評価です。次のマスターコックと同時実装の割には最大体力が20以上の時を考慮していないのがバッドデザイン。

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マスターコック
 今回の清浄ビショップの本命アディショナルカード。
 2/2/2守護のくせにファンファーレだけで自分リーダーの体力上限を増やす効果を持っており、進化時にも同様の効果にキャントリ付き。
 この効果により、後攻4T目に『清浄の領域』を出し、『マスターコック』をプレイ&進化で2回回復が比較的簡単に起動します。
 また、明光の翼人の回復効果やルナールプリーストのアクセラレートを利用することで後攻4T目に清浄+3回回復という上振れも可能となった点が今回のアディショナルでの清浄ビショップの強化ポイントです。

3. 清浄ビショップの構築

必須級(固定枠)

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この26枚はほぼほぼ固定だと考えています。

宝石の輝き
 このカードの採用枚数は『ピラータートル』、『詠唱:一角獣の祭壇』の採用枚数によって変化します。
 変化するとはいえ、戦うために必要なアミュレットを1コストでサーチ出来るので、2枚は最低でも必要かと思います。
3枚目は清浄をどうしても引きたい場合に投入するというようなイメージです。
招来の大天使
 環境の3TOPが大型バーンダメージを狙ってくるような環境です。
 そのため、体力上限を5増やすということはコントロールデッキには必要と考えているため、少なくとも2枚は採用必須かと考えています。アブディエル採用したり、体力上限を増やすことに全力を注ぎたいなら3枚採用して問題ないと思います。
光輝の顕現・ラー
 清浄ビショップのメイン打点です。
 『セイントスローイング』の効果で手札が溢れ気味な上にマスターコックがキャントリ持ちなので、手札が溢れることもままあります。
 デッキトップが燃えないように調整するのは当たり前ですが、燃えてほしくない、7T目くらいまでには置きたいと考えるのであれば複数枚採用して良いカードだと思います。

構築例

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上の26枚から『宝石の輝き』、『光輝の顕現・ラー』の枚数を増やし、7種類のカードを追加しています。

宝石の輝き
 一角獣の祭壇を採用した関係もあり、3枚採用です。
聖痕の発動
 貴重な3コストで回復するカード。
 2回回復目に挟むことで序盤の面を処理出来たりします。
 カインドブライト+聖痕で残ったフォロワーにダメージを与えて処理など(セレストマグナやオミナスタイラントのラストワード後のフォロワー除去)に使ったりします。
 単純に回復回数を稼ぎたいので私は採用しています。
詠唱:一角獣の祭壇
 回復回数を増やしやすいカードその2。
 今期はとにかく選択不可守護を立てたいので、回復回数を重視しています。
 ゼルガネイアを採用していることもあるので、6Tまでに配置したいカードです。
ピラータートル
 清浄を確定サーチ出来るカードです。
 先後共にキープカード。
アブディエル
 エンハンス6でビショップフォロワーをプレイすると進化権を回復でき、ロレーナが実質EP回復カードに化けます。
 欲を言えば2枚目を採用したいカードです。
 マスターコックや招来にできるだけ進化を切りたいので、1枚採用しています。本体進化効果はディザイアが掛けられたオミナスやセレスト後の面処理などに使いましょう。
平穏の制定者・マーロン
 相手の多面展開を一気に返せる万能カードです。
 ジ・オース盤面やクリストフ盤面を返すのに重宝します。カインドブライトでは返せない盤面でも返すことが出来る可能性が生まれるため、ピン刺しですが採用しています。
光輝の顕現・ラー
 10T経ってもラーを引けずに負ける試合はしたくないため、2枚採用しています。
《世界》・ゼルガネイア
 10T目の直接召喚後の効果は苦手なネクロ対面に対抗する切り札です。
 ベイリオンの回答にピッタリのカード。ベイリオンをそのまま返して守護まで貼れると撤退Rへの勝機が見えます。
明光の翼人
 序盤にしか使えないので、枚数を減らして採用しています。
 3枚目を手に入れても使うタイミングを作るのが難しいです。
 最大2点×2回回復できる可能性のある黄金の金です。

4. 各対面との戦い方

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ラストワードネクロ 不利
 アディショナル前から不利な対面です。
 上に書いたとおり、ルナの追加によってディザイアの枚数が増え、総合的な打点はかなり上がっています。
 ディザイアを複数枚重ねがけした鎖状が破壊されるだけで21点とかザラなので、いかに体力を多く維持できるか、クリストフの盤面を返し続けるかが鍵です。
 盤面を広げたりドローが得意な上に『セレスト・マグナ』という清浄殺しもあるので、ロングゲームをしても清浄側の方が詰みやすく、清浄の天敵だと感じています。

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撤退ロイヤル 五分
 ロイヤル側は7、8Tに一撃を狙ってくる動きを擦るかと思います。
 それまでに6/6守護を何度も押し付けることが出来ると、慈愛くらいしか回答が無い撤退Rのリソースが細くなり清浄側のペースに持ち込めるかと思います。
 ただ、後4Tラミエル進化をされると後5Tのベイリオンに対しての対策が難しく、後5ベイリオンをされるだけで清浄側が一気に厳しくなります。
 清浄は単純にラミエルというカードが苦手なデッキでもあります。

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マナリアウィッチ 微有利
 ライフ上限増加をいかに出来るかが鍵となる対面です。
 手軽に大回復が難しいので、フェイタルバーン、イクシードブラストに備え、ユニコーンやセトを手札で温存したり、リーサル圏外での不必要な回復量を使わないなどの清浄ビショップ特有のリソース管理も重要です。
 選択不可守護を並べ続けることでもウィッチ側は辛くなるので、出来る時は回復を3回してターンを返しましょう。

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機械ネメシス 不利
 中盤は(ラミエル以外)どうとでもなるのですが、ベルフォメットがとにかくきつく、不利対面です。
 返す手段はマーロンの運が良いことを願った上で、相手がトレランスを抱えていないことを願いましょう。

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共鳴(マグナゼロ)ネメシス 不利
 マグナゼロの10点AOEがきつく、選択不可守護を立てたとしても体力が10以上になることは無いので、マグナゼロの効果で守護が役に立たない対面となります。
 いくら選択不可守護でトレランスをケアできたとしてもマグナゼロはケア出来ません。

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アクセラ(ラティカ)エルフ 不利
 アディショナルで『深緑の弓使い・アリサ』が追加され、進化時効果で『ストームアロー』を加えることが出来るようになりました。
 ストームアロー(5点)+ラティカ開花14点の19点までは比較的簡単に出されてしまいます。
 エルフ側のプランとしては、『ラティカの抱擁』を複数枚抱え、守護を突破しつつ8プレイまで稼ぐことでウェルダーやアルバータの打点まで増やし、OTKに近い打点を叩き込むことを狙うかと思います。
 ここまで動かれるとビショップ側もリーサルを決められなかったとしても、盤面を返しながら回復すること自体が難しく、第2弾のラティカで決まってしまうことも多々あります。
 中盤の選択不可守護もヴァーミンハンターで軽くあしらわれるだけです。

5. 総評

マスターコックという期待出来るカードが追加されましたが、思ったより環境での立ち位置が微妙で、多くの対面に勝てる!というデッキでは無く、ランクマッチではマグナゼロネメシスが流行っていることもあり、BO3の競技シーンだけで活躍が見込めるデッキとなっているような印象です。

ただし、ラストワードネクロが多くの対面に対して五分は取れるようなデッキなため、今、ローテのカードプールに平等なる裁きがあったら、清浄ビショップの立ち位置は変わっていたかもしれません。。。

6. おまけ

FOH産のカードで次弾実装時にローテ落ちするカードを出してみました。

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清浄ビショ、守護ビショ、アミュビショ、コントロールビショ
死亡のお知らせ。

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