「感情」が人を動かす
人は、「感情」をきっかけにして「行動」します。
ビジネスにおいても、プライベートにおいても
自分が望む成果を得るためには
人の感情を動かす表現力
を欠かすことができません。
スティーブ・ジョブズであったり
ジャパネットたかたの社長であったり…
カリスマと呼ばれるような人たちは
すべからく高いプレゼン能力を持っています。
プレゼンは、中身の情報ばかりが重視されて
△ 情報をいかに分かりやすく資料としてまとめるか
に意識が向けられがちです。
もちろん、内容がないプレゼンは聞くに堪えがたいですが
◎ 情報をどんな表現の技法で伝え、聞き手の感情を動かすか
を徹底的に練り上げていくことは、重要な武器になり得ます。
今回は、
人の感情を自分のイメージ通りに動かす
ために、どのような手法が有効かについて考えていきます。
※ 以下の本を参考にしています。
よくある「プレゼン資料の作り方」ではなく、
「感情を動かす技術」のトレーニング方法について
書かれています。
自身の「商品価値」を上げる
聞き手の「感情」を引き出すためには、
自分も同レベル以上の「エネルギー」を持っていること
が第一段階です。
これに関しては、特に問題ないかと思います。
一方で、ひそかに熱い思いを持っていたとしても
相手に伝わらなかったら意味がありません。
自分の「エネルギー」の高さをわかりやすく表現する
ことが第二段階です。
「エネルギー」の高さを表現するのに大切なのは
① 姿勢を整える
② 声を鍛える
の2点です。
「エネルギー」の高さは姿勢と声に現れ、
聞き手の無意識へ働きかけます。
姿勢が良く、声もはっきりと聴きやすい人は
高いエネルギーを持っていると聞き手に伝わります。
一方で、いくら内容が斬新で素晴らしくても
うつむき気味の猫背で声もか細く、話が聞き取れない人には
高いエネルギーを感じることはありません。
「中身を良くしていく」という内面へのアプローチだけでなく、「姿勢」と「声」という外面へのアプローチでも、自分の商品価値を上げることができるのです。
姿勢を整える
エネルギーの高さを「姿勢」で表現するためには、
以下の3点が重要です。
① 「目線」が高い
② 「胸の位置」が高い
③ 「腰の位置」が高い
「胸を張って」「猫背にならないように」よりも、それぞれの「高さ」を意識しましょう。
この3つを立っているときも、歩いているときも、座っているときもキープすることで、姿勢が鍛えられていきます。
「高さ」を意識することで、自然とネガティブな表現をしづらくなります。
高い目線で落ち込み続けることもなければ、背筋がピンと通った状態で愚痴を言うこともないからです。
コツは、
上から吊られている状態を意識して、頭を持ち上げる
ことです。
まずは「目線」を上げ、その高さの意識を「胸」「腰」に移していくことで、頭から足までを長い芯が通っている状態にしていきます。
声を整える
人は相手の話を聞くとき、声の調子や大きさ、勢いやスピードから、無意識により多くの情報を得ています。
本を読むよりも、オーディオブックの方が内容が入ってきた
という感想が出てくるのは、同じ理由からです。
エネルギーを感じられる良い声
は、単独でも強い武器になり得ます。
「お腹から声を出す」だけでなく、「頭」「口」「胸」「腹」の4つの空洞を意識すると、響きの良い声になりやすくなります。
声を出しているのは「声帯」ですが、この声帯が鳴らす音を人体の空洞でキレイに響かせると、人が好むキレイな音=美声となるのです。
キレイに響かせるためには前述の「姿勢」が前提ですが、トレーニングによって磨いていくことも可能です。
私は、子どもと以下の本を音読しています。
「エネルギー」があるところへ人が集まる
人は、ネガティブな人のところよりも、ポジティブな人のところに集まります。
高いエネルギーを持っていること
高いエネルギーを持っているのを表現できること
が自身の商品価値向上につながるのです。
人は見た目が9割…ではないですが、
パット見の印象だけで損をしてしまっているケースは
少なくないはずです。
まずは「姿勢」と「声」から、始めてみましょう。
お子さんがいらっしゃる方は、ぜひ一緒にやってみることをおススメします。
皆さんの「魅せ方」に対する一助になれば、幸いです。
いただいたサポートは、より良い記事を書くためのインプットに使わせていただきます。