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ルールがあるから、主体的に動ける

・ チームメンバーが指示待ちで、自分から動けない。
・ どこか他人事のような言動が気になる。
・ いっそ自分でやってしまった方が早いのではないか。

自分で仕事を見つけて…自分で目標を立てて達成して…とやれてきた人ほど、メンバーを持った時にこれらを感じてしまうかもしれません。

ルールがあった方が、全体の業務のスピードは速い

自由度が高い環境では、メンバーが能力を最大化できる…というのも事実ですが、求められるレベル感も高くなります。

メンバー全員がハイレベルで個人事業主のように活動できるチームでないのであれば、一定のルールを決めてしまった方が業務のスピードは速くなります。

この場合のルールとは、
・ どのタイミングで/どんな内容を報告するか?
・ どのフォーマットで/どの粒度で仕上げるのか?
といった内容です。

こういったルールを
×  都度設定する
△   事前に設定しているが、その場面に遭遇してから認識する
○  事前に設定しており、条件反射でその通りに考え・行動できる
の状態になっていると、良い意味でコミュニケーションを減っていきます。

このように、必要のないコミュニケーションが減ることで指示待ちの状態がなくなり、より本質的な内容に比重をおくことができるようになります。

ルールを前提として、裁量を持たせる

かといって、1から10までルールで雁字搦めにする必要はありません。

イメージとしては、8くらいまでルール化しておいて、残りの2をメンバーが判断できる裁量にしておくと、上手くいきます。

裁量は多すぎても、少なすぎてもいけません。

裁量が少なすぎると、メンバーはただ言われている業務をこなすだけになります。
裁量が多すぎると、自己の責任の範疇外の内容が増え、よほどマインドが高くない限り業務への納得感が下がります。

ルールがあるから、主体的に動ける

メンバー育成は、奥が深く、明確な正解もない分野です。
取り巻く環境も変われば、リーダーシップの型も流行り廃りがあります。

誰もが壁にぶつかり、思い悩む分野だからこそ、自分なりの回答が出せたときの達成感は計り知れないです。
これは、リーダーの特権だと思っています。

メンバーの能力があるのに主体的に動けないときは、
・ ルールが多い/複雑で、ただやるだけになっている。
・ 枠がなく、何からやってよいかがわからない。
の両極端な状態になってしまっていることが多いです。

状態の調整をし、バランスを取り続けるのがリーダーの役割です。
まずは、どこまでをルール化すれば良いか…から考えると前に進みやすいかと思います。

4月に入って組織が変わったり、心機一転チームを良い方向にしていきたい…という方の一助になれば幸いです。
乱文失礼しました。

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