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ナイジェリアの激アツな"BOY"達(Wizkid, BurnaBoy, Joeboy, Fireboy DML) ~最新アフリカ音楽~

昨年から現代のアフリカンポップミュージックを巡り始めたアオキです。
色々な音楽を聴いていくうちにあることに気付きました。
それは「○○BOYっていうアーティスト名がナイジェリアに多い」ということ。
なぜ「○○BOY」が多いのかについては引き続き調査中なんですが、今日はその注目すべき4人の「BOY」を紹介させて頂きます!

Wizkid(a.k.a STARBOY)

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言わずと知れた世界的アフリカンポップシンガーWizkid。彼はDrakeやChris Brownとのコラボレーションでも知られ、自身のレーベル「Starboy Entertainment」も運営するなど幅広く活躍の場を広げています。
1990年生まれのWizkidは、11歳で教会のコーラスグループに加わり、その後「Glorious Five」というグループを結成。そして2010年には自身のファーストアルバムをリリース。中でもセカンドアルバム「Ayo」の収録曲「Ojuelegba」は、初期の苦労の中で感じた神や人生そして家族に対する感謝を唄い大きな評価を受けました。

Wizkid "Ojuelegba"

飛躍の大きなきっかけはやはりDrakeとの「One Dance」「Come Closer」だと思いますが、僕個人的に大好きな曲はMajor Lazerをフィーチャーしたこの「Naughty Ride」です。Major LazerによるメロウなトラックとWizkidのヴォーカルが溶け合う至極の1曲。

Wizkid "Naughty Ride"

ナイジェリアのLekkiとロスに大邸宅を持ち、複数の高級車(その中にはホンダアコードi-VTECも含まれてるとか)を所有する文字どおりの「Starboy」となったWizkid。彼がナイジェリアの若手アーティストに与える影響は相当大きいのではないでしょうか。
Spotify【Wizkid】
https://open.spotify.com/artist/3tVQdUvClmAT7URs9V3rsp?si=spa7DIjURYy39Zo8saiLuw



Burna Boy

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1991年生まれのBurna Boyはポートハーコート生まれ。彼の祖父ベンソン・イドニエはなんとあのフェラ・クティの最初のバンドマネージャーだったとのこと!凄いお祖父ちゃんの元に生まれたんですね。
デビューアルバムからのリードシングルである「Like to Party」で人気を博しました。

Burna Boy "Like to Party"

この他にも「Tonight」や「Hallelujah」「Dangote」「Anybody」など、独特の声質とスペーシーで洗練されたトラックとの絶妙なバランスが彼の持ち味だと思います。

Stormzy "Own It (feat. Ed Sheeran & Burna Boy)"

海外、特にUKのアーティストとの交流が強いのもBurna Boyの特色で、こちらはグラストンベリーでヘッドライナーも務めるUKのトップスターSTORMZYとあのエド・シーランとのコラボという、カニとウニとイクラがこぼれそうな程に盛られた海鮮丼のような超贅沢ソングです。

Spotify【Burna Boy】
https://open.spotify.com/artist/3wcj11K77LjEY1PkEazffa?si=f8QcDeU8RBycavwVZ-XNFg



Joeboy

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1997年生まれの22歳のJoeboyは、端正で甘い顔立ちの若手アフロポップシンガー。父は教会で鍵盤を弾き、兄は合唱団に所属という音楽に囲まれた環境で育ったJoeboyは、16歳でシンガーとしてのキャリアをスタートし、エド・シーランの「Shape of  You」をカバーしたことで一躍注目されることになります。

Joeboy "Beginning"

2019年にリリースされたこの「Beginning」がヒット、YoutubeのVisualizer Videoは1500万回を超える再生回数を誇っています。この他にも「Baby」や「All For You」などキャッチ―で美しいメロディの曲が多いのが魅力です。

Joeboy "Don't Call Me Back (feat. Mayorkun)"

ちなみにこちらの「Don't Call Me Back」でフィーチャリングされているMayorkunは芸能一家に生まれたサラブレッドなんですが、twitterに投稿したDavidoのカバー動画をDavido本人に発見されることによって、自分自身のチャンスを掴んだシンガー。大学で会計学を学び、Davidoに発掘されるまでは銀行で働いていたそうです。

Spotify【Joeboy】
https://open.spotify.com/artist/1XavfPKBpNjkOfxHINlMHF?si=JF88aJ5yRwqqg6RdWDtBRg



Fireboy DML

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最後は1996年生まれ、23歳の若きアフロポップスターFireboy DML
2019年11月にファーストアルバムをリリースしたばかりのニューカマーですが、早くもナイジェリア国内では話題の存在となっています。
幼い頃から教会や学校などで歌を唄い始め、その後大学に進むと彼の名は学内で広く知られるようになり、2018年には見事YBNL(ナイジェリアのアーティストOlamideが設立したレコードレーベル)と契約を結びました。
そしてこの「Jealous」のヒットで多くのリスナーから注目を集めます。

Fireboy DML "Jealous"


Fireboy DML "What If I Say"

この「What If I Say」のMVは、同じくナイジェリアの若き映像ディレクターTG Omoriによって撮影されています。TG Omoriは映画学校に通い俳優を志すも上手くいかず、そこから映像監督になることを目指し独学でオンライン上から映像技術を学び成功を掴んだ、ハングリーでクリエィティブな映像作家です。その映像もお楽しみください。

Spotify【Fireboy DML】
https://open.spotify.com/artist/75VKfyoBlkmrJFDqo1o2VY?si=XMC-itR5RtyLZ9mTXr_XuA


というわけで、今回はナイジェリアの4人の激アツな「BOY」を取り上げてみました。それぞれ個性の違うBOYSたち、皆さんにとってフェイバリットなBOYが見つかったら嬉しいです。
ナイジェリアといえば治安問題で危険な国というイメージが真っ先に頭に浮かんでしまう方も多いかも知れませんが、実は音楽やファッション・アートの分野では、才能ある多くのアーティストを世界に輩出している、現代アフリカの「カルチャー先進国」でもあるのです。

彼らの活躍によってアフリカの新たな魅力に多くの光が当たることを願って、これからも素敵な現代アフリカンミュージックを探していきたいと思っています。読んで頂きありがとうございました!

バタフライ白土編集

コンゴのサプールからインスパイアされ誕生した
金属製蝶ネクタイMetal Butterfly
プロデューサー アオキシゲユキ

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