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橘川幸夫サロン

個別に「自分の本を作りたい」「自分たちも雑誌を創刊したい」その他、個別のテーマがある人は、「橘川幸夫サロン」にご入会ください。個別の相談にのります。
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2014年5月の記事一覧

良い文章とは、誰も思わなかったことを書くことではない。誰もが思いながらも、言葉に出来なかったことを書くことである。

深呼吸する言葉 橘川幸夫の言葉が毎日届きます「ピリオ」(無料)

◇就活地獄は、どこから来たのか。

 僕たちの社会が失ったものはたくさんあるが、一番大きな喪失は「社会の教育機能」ではないか。うちの母親なども、道ばたで他人の子どもが悪さしていると、本気で叱っていた。今は他人の子は、それぞれの親の価値観で叱ったり、叱らなかったりするから、ほっておくしかない。かつては地域全体が教育(しつけ)の場であったのだ。学校も社会という大きな教育システムの中にあったものであったが、現在は、社会という教育機能が蒸発し、学校だけが取り残された。  かつて職場とは生産や流通の場であると同時に教育

凄い奴 1話 孫正義

◇1984年に出会った孫さんは、雑誌創刊の相談をした。それは驚くべきコンセプトであった。 孫正義 「お金の扱いに凄い奴」  1970年代は、まだ1960年代の世代意識が残っていて、その時代に活躍した人の多くは1960年代に日本で生まれた戦後カルチャーの匂いが残っていた。その匂いが消えた世代が登場してくるのは、80年をしばらくすぎてコンピュータという前世代が持っていなかった新しい装置が社会に広がってくる頃だ。  孫正義と会ったのは、1984年ぐらいの夏である。孫さんは、1

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