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「恋人ごっこ」歌詞・制作背景解説 #15

はじめまして!Messengerと申します!
#15は 2024/8/9に投稿した「恋人ごっこ」です!


恋人ごっこ / イメージ画像



「恋人ごっこ/全文歌詞(太字:韻踏み箇所)」


ここまでは長い伴奏さ
人生という感動大作
緩衝材は最初(はな)からないほど大破

あなたの好きを列挙する度 何もないと思い知る
傘を渡しに 傘を指さずに雨の中 外に行く

私が大人になっても 子供になっても
愛しているとお想いなんでしょう
鎮火の瞬間(とき)に盛り上がっても

火遊びなんてできないの
最近 眠たい目になって
幽霊が怖いと悲鳴上げ
怯えて

私にもなれないか弱い私
あなたも知らない私
作った笑顔より 噤んだ涙だったの
あなたの見たかったも

言いたいことだけ 奥底にしまって
忘れてしまえるその日まで
底冷えの夜に聴いてしまう 想い出の曲

あなたと空似空に
毒はいつだってそばに
孤独蠱毒掛け違えた
恋人ごっこなんてしなけりゃ


<歌詞・制作背景解説>

この歌詞は、実は2023/7/3には完成しておりまして、
そこから約1年間ぐらい寝かせていた歌詞になります。
いやーとんでもねぇですよね…💦
本来やったら、piaproに歌詞募集の所で、応募するはずだったんですけど、
どうせ採用なんかされないのに、私は歌詞を応募して大丈夫なのだろうか…?って思うぐらいのメンタル下げ下げ時期でした。まぁ今もですけど。
そういった理由で応募を見送ったっていう歌詞が何個かあります。
因みに当時に制作していた歌詞は、

「Soap」:「恋人ごっこより1個前に完成」


「浅き夢見し 人の目眩む」:「恋人ごっこより1個後に完成」

メンタル下げ下げだったために、応募を見送った歌詞だと、

「百千万」: 「2023.8.7に完成し、2023.10.24に投稿」


「Laughter」: 「2023.8.20に完成し、2023.09.10に投稿」

などなど! これを見るとますます、完成した1年後に出すってやばない…?

<歌詞解説1>


ここまでは長い伴奏さ
人生という感動大作
緩衝材は最初(はな)からないほど大破

一番最初の歌詞ですね。
「ここまでは長い伴奏さ」と、終わりを意味しそうな言葉を
最初に持ってきたのは、応募元の曲を聴いてみたら分かるんですけど、
結構イントロが長いんです。私はそれに着目して、
恋愛に関連付けて、「伴奏」という言葉を用いたというわけです!
そしてそれに続く形で「人生という感動大作」。
まぁ、ここは別に恋愛に限った話じゃなくて、
「偉人の半生を描く!」みたいなドラマってあるじゃないですか。
今でいうと朝ドラですかね? でも、こんな私は朝ドラのヒロインに
なれるわけでもない。だけど、主人公の私にとっては、
ここまでの人生はまるで感動大作だよ!みたいな詩も書いてみたい。
だけど、「緩衝材は最初(はな)からないほど大破」してしまう。
感動大作はすべて皮肉になってしまうんです。

<歌詞解説2>


あなたの好きを列挙する度 何もないと思い知る
傘を渡しに 傘を指さずに雨の中 外に行く


「好きなところ言ってみてよ!」みたいな事を
無茶ぶりされて、恥ずかしながら恋人の話をする
場面ってありますよね。そうやって好きなところを
列挙する度に「あなたから見た私の好きなところ」
って何なんだろう?と思い始めました。
そして「私はあなたに大事にされているのだろうか」って。
いきなり雨が降ると、決まって私はあなたに傘を渡しに行っていた。
そうだ。傘を指さずにあなたに会いに行くのでした。

<歌詞解説3>


私が大人になっても 子供になっても
愛しているとお想いなんでしょう
鎮火の瞬間(とき)に盛り上がっても

サビにあたる部分です。
普段の日常の中での、生活をしている大人の部分と、
嬌声を出してあなたに甘えたりする子供の部分。
その時に私が想っているのは本当にあなたでしょうか…?
熱くなったあなたに対して、私はどうだったでしょうか?

<歌詞解説4>


火遊びなんてできないの
最近 眠たい目になって
幽霊が怖いと悲鳴上げ
怯えて

私にもなれないか弱い私
あなたも知らない私
作った笑顔より 噤んだ涙だったの
あなたの見たかったもの

火遊びっていうのはアバンチュール。すなわち夜遊びの事で、
あなたとは恋人だけど、一緒に夜を明かすほどの仲じゃない。
最近 眠たいのって、幽霊が怖いのって、保身をします。
(最近は幽霊だけじゃなくて、人間も怖いですからね)
でもそれは「か弱い私」のを演じているだけ。
だってそれはあなたの見たかったものなんでしょう?って。

<歌詞解説5>


あなたと空似の空に
毒はいつだってそばに
孤独と蠱毒を掛け違えた
恋人ごっこなんてしなけりゃ

恋人ごっこなんて大体ハッピーエンドで終わることはなく(多分)、
今回も決して良いとは言えない終わり方なのでした。
恨み辛み妬み嫉み僻みの毒が世の中では服用され、売買されています。
主人公もいずれかの毒に逢着してしまったのでしょう。
全ては孤独から始まった恋人ごっこのお話なのでした…
(毎回思うけど一番最後ってどうキメるのがええのん?)

<さいごに>

ここまで見ていただきありがとうございました!
ほかの作品も見ていただけたら幸いです!]
ピアプロ : https://piapro.jp/content_list/?pid=Messenger_messenger&view=content&order=cv





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