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MESON SPATIAL MAGAZINE

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MESONのメンバーがSpatial Computingに関する記事を書くマガジン
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2019年4月の記事一覧

【Web AR】8th Wall WebでARマーカー認識を行う

こんにちは、ARスタートアップMESONでプロデューサー・ディレクターをやっているjujujun110です。 Web ARを実現するためのライブラリ8th Wall。これまでのバージョンではマーカーレスの空間認識のみの対応でしたが、2019/04/17にリリースされたver.11からマーカー認識機能がついたので使い方を見ていこうと思います。 公式のデモ映像アカウントとデバイスのセットアップ8th Wall はJavaScriptライブラリでありながら有償ソフトウェアであり

【Global AR Interview】Posemojiの創業者が語るARとAIの融合の可能性と難しさ

海外のARスタートアップのファウンダーやキーパソンに突撃インタビューするシリーズ企画『Global AR Interview』 今回は自分のポーズに合わせて簡単にかっこいいエフェクトやフィルターをARで表示できるiOSアプリ「Posemoji」をリリースしたViro MediaのCEO、Danny MoonさんにPosemojiがどんな人たちに使われて、これからどうやって事業を拡大していこうと考えているのかを聞いてきました! Posemojiとは?Posemojiは3月末

4つのキーワードから考えるARサービスのデザイン

ARサービスのデザインには、まだ確立された理論や正解がありません。 なので私達MESONでは、ARサービスを日々作る中で自分たち自身がその理論を作り上げるべく議論を重ねています。 まだ体系化された理論には至らないのですが、キーワードレベルではいくつか重要な概念が見つかってきたので今日はその中でも以下の4つを紹介します。 【ARサービスのデザインにおける4つのキーワード】 1. 視界と環境のデザイン 2. 建築 3. 操作インターフェイス 4. 余白と見立て 1. 視界

A-Frame × TypeScript × Webpack でさくっとデモを作る際のプロジェクト構成

こんにちは、ARスタートアップMESONでプロデューサー・ディレクターをやっているjujujun110です。 いまMESONで手がけているお仕事はUnityによるネイティブ開発が中心なのですが、URLだけで簡単に空間とインタラクションができるWebAR/VRはが脚光を浴びる日も近いのではないかと個人的に興味をもっています。 たとえばアメリカのECモールサービスShopifyでは、あらゆるショップが自分の商品の3DモデルをARで提供できるようになっていて、欲しい商品のデザイ