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10分雑文#45:メンバーのアサイン問題

前回

それって逃げじゃない?

おそらく組織で仕事をしている人が日本のマジョリティだろう。
某生保のような営業会社でない限りは目標設定も個人100%ではないはず。

私の勤務先もそうなっている。
正確には現場メンバーは個人目標、マネジメントはチーム目標(個人含)。もちろんこの方式に異論はない。

しかしこれは組織のカルチャーによって良し悪しが出ると思っている。

所属している組織は「(ポジティブな)領域侵犯」は賞賛される。
「もっとこうした方がいいんじゃないの?私がやります」はOKなのだ。
それをしない組織よりはする組織の方が活性が出るだろう。

一方で、「え?個人目標どこいった?」と私は思う。
あくまでも、個人目標達成+αのα部分が領域侵犯行為であると。

結構多いのがこういうケース。

・自分の目標は達成しなさそう
・それに対して正面から向き合うことがしんどい
・組織内の他チームの漏れが目に入る
・そこを指摘してサポートという評論家になる
・なんとなくそこを支えているというポジションを作る
・これを複数のチームに対して行う
・結果として個人目標を有耶無耶となってしまう

メンバー個々人のスキルや自律心が一定レベルにない場合は、
縦割り型組織の方がうまくワークすると考えている。

「あなたの職務領域および目標はこれだよ」
と提示してあげて、その達成をディレクションする。
その過程でスキルセットが他でも活かせそうであればアサインする。

そうやって徐々に積み木というキャリアを積んでいくのがマネジメントの役割なのではないだろうか。
ある程度積み木が積まれたら、後は本人で何とかできるだろう。

メンバーレイヤーが自分自身で様々なプロジェクトやチームにアサインしにいくのは、組織の混乱を招くだけだと考えている。

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