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つないでいくもの

メルヘンハウスのある建物は、60年ぐらい前に建てられたマンションです。ご来店された方からは、「風情がありますね!」などよく言われます。

元々、住居だった部屋をオーナーさんが、リノベーションして、中はとてもキレイですが、所々に「ザ・昭和」を感じます。

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玄関ドアなんて、もうアンティーク状態。とても味わい深く、僕も気に入ってます。

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このドアノブ、今じゃ見かけないですよね。むしろ、アンティークとして高値になっていたりします。

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郵便ポストもオシャレで愛おしい!

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玄関ドアを開けると、最初に目に飛び込んでくるのが、この磨りガラス。これも中々の風情があります。

古き良きものは時代を超えて、心の、、、

メルヘンハウスのある覚王山も、今も至る所で解体と建設工事がさかんに行われています。そんな工事現場を見ると、なんだか切ない気持ちになります。耐久性の問題など諸事情はあるものの、古き良きモノは残していきたいものです。

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『ラチとらいおん』(福音館書店)は、日本では1965年に翻訳されて発刊されましたが、元は1961年の作品です。もう60年まえの作品ですが時代を超えて愛され続けている絵本です。

普遍的な絵本はいつ読んでも新鮮です。メルヘンハウス初代店主であり、僕の父でもある三輪哲は「良い絵本は心奥底に沈殿していく」と言います。

オープン前に掃除を終えて、久々にページをめくりましたが、まさに父の言葉の通り、僕の心の奥底にとてもゆーっくりと温かい何かが流れていくようでした。今はとてもなんだか気持ちが良いのです。

1人でも多くの子どもたち、皆さんに、このような経験をしてもらいたい!そう思いながら、庭から入ってくるそよ風に気持ち良さを感じながら、書いてます。

今日も、子どもたち、皆さんにとって素敵な本との出合いがありますように。

メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎



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