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中前結花
2020年5月19日 21:59
わたしはよく、「荒井注(あらいちゅう)のカラオケボックスじゃないんやから」と言う。すると、だいたい相手は「なに?(笑)」と聞き返すから、「元・ドリフターズの荒井注は、ドリフ脱退後にカラオケボックスをやろうとしたんやけど、肝心のカラオケの機材がドアから入らへんくて、開店できへんかったのよ。だから、肝心なものは最初に段取らないと」などと説明する。相手は「なるほど」といった顔をして頷くから
2020年7月13日 22:43
その昔、カタカナの「シ」と「ツ」の書き方の違いを、バナナマンの日村さんに教えたのは、相方の設楽さんだ。おかしな話だけれど、日村さんは「シ」と「ツ」、ついでに「ン」の書き方が怪しい。設楽さんは何度だって「“シ”はね、“ツ”はさ、」と、その書き方について説明してきた。その度に「そっかそっか」「またやっちゃった」と日村さんは言うけれど、おそらく、きっと、今でもあやふやなのだ。うんと若いころ、
2020年9月9日 03:05
さまぁ~ずの三村さんは、たとえば、「気づけば、知らないおじさんがすぐ近くに立っていた話」も、「はじめて見るものを、口に運んでみたときの話」も。それから、「唐突に奥さんに呼び止められたときの話」だって、おおよその経緯(いきさつ)を話し終えると、丁寧に一呼吸置いて、「すこ〜し、こわいじゃん。わかる?」と、よく大竹さんの方に視線を送る。俯き加減のまま大竹さんが、「わかる。わかりま