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好きな食べ物はメンマ。 好きなアイドルは櫻坂 ただそれだけの人

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最近の記事

伝えたい思い 前編

「ねぇ〇〇私引っ越すことになった」 帰り道の途中幼なじみの的野美青が衝撃的な発言をした。 初めて聞いた時は訳が分からなくて頭の中が真っ白になってた。別にそうなんだくらい言って終えればよかったもののいつも仲良くしていた友達が急にいなくなる現実に俺はショックでそんな言葉すら言えなかった。 「えっ?まじ?どこに引っ越すの?」 「確か〇×県」 〇×県はここからかなり離れている。つまりもう気軽に会えなくなる。そんな事実を僕は受け止められなかった。 「そう…なんだ」 「うん再来週には転校

    • 君を撮りたい

      ある日の休日私達は地元だと有名なひまわり畑に遊びに来ていた。 「やっぱり綺麗だね」 「ほんとだね」 私はカメラを構えてひまわりを撮った。 「僕は撮らないでね」 「いつも思うけど何で?」 彼氏の〇〇と付き合って早3ヶ月私のスマホとカメラには1枚も〇〇の写真はなかった。 「だって見られたくないから」 「え〜」 私は何とかして〇〇を写真に収めようと努力した。 例えば急にカメラを構えて撮ろうとしたが〇〇はすぐに顔を隠した。 「だから撮らないでよ」 「むぅ〜」 それからというもの毎日

      • 私もだよ後編

        次の日本来の予定ならば〇〇と駅前で集合し遊ぶ約束をしていたが私は〇〇が居る櫻中央病院の医務室に向かった。 私は病院の受付でお見舞いをしに来たと伝えると〇〇のいる病院まで案内された。 「失礼するよ、〇〇」 病室のドアを開けるとそこにはある仰向けになって寝てる〇〇がいた。 「〇〇?〇〇?」 私は何回も呼ぶが反応はない。 私はお見舞いの品を机に置いて〇〇の近くに座った。 「なんで起きてくれないの?」 私は〇〇を揺らして起こそうとするが起きない。 〇〇の眠っている顔を見ると自然に涙が

        • 私もだよ 前編

          昨日まではありふれた会話がこれほどまでに幸せだと思ってもなかった。 いつもの道をいつも通り歩きいつものふたりで別れる所までダラダラ話しながら帰る。 そんな生活がこんなにも素晴らしいとは思ってもいなかった。 「美羽は志望校きまった?」 「決まったけどそう言う〇〇は?」 「見学とか言ったりするけどなかなかね」 「なにそれ?笑」 こんな会話が当然終わるとは思っても思いたくもなかった。 「あっ、そうだ美羽?」 「なに?」 「土曜日暇?」 「暇だけどどうしたの?」 「遊ぼうよ」 「い

        伝えたい思い 前編