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ひとり暮らしレポート 去る夏

わたしの大好きな夏が、あっという間に去ってしまった。今年は雨ばかりで、あのカンカン照りの太陽も、入道雲も、大好きな海も、もう秋へ移行する。さみしい。
ここ最近は、とにかく仕事が忙しい。毎日残業をして、それでも仕事が終わらず連日おなじように過ごし、休みの日はなんだか動くことができない。アラームが鳴っても身体が動かせず、ベッドの上でまどろみながら、ようやく起きると頭が痛くて、でもご飯食べて買い物行って、洗濯して掃除して、ご飯を作ったら、気づいたら夕方で、生きるための最低限の行動と、休息で疲れを取ることが最近の休みのルーティンだ。それでも、先日はインプットを疎かにしていたことに気づき、図書館へ行ってきた。気になる本を見つけては読み、あいまに勉強を挟み、また本棚へ旅立つという時間は、やっぱり素敵で大好きな時間。
最近の癒しは、タイドラマ。タイの俳優さんたちの美しいお顔に癒されている。この時間がなかったら、たぶん精神的にもまたどん底に行っていただろう。
そういえばワクチン一回目を打った。今週末には二回目。でも、まだ自由にどこへも行けない。
10月には行きたいライブが、東京である。やるかは、まだわからないけど、行きたい。ただ、2日間で4公演。できるだけたくさんの人に来てもらうための配慮だということはよくわかるが、以前のように「全部行きたい!」が、叶わないんだろうな、と思うと、少し胃のあたりがグッとする。ぜんぶほしい、は、もう、だめなのかあ、と、そういう世界なんだ、と、じゃあ、だれにも、ひとりにも、あげちゃやだ、って、こころの中の幼い私が叫ぶ。こういう幼稚なわがままが、幼稚な嫉妬心、独占欲が、わたしの根本にあって、わたしの生きづらさの原因の一つ。どうしたら、もっと寛容にいられるのだろう。でもきっと、この感情を手放したら、わたしの中から執着が消えて、もっと虚無になってしまうのだろう。
そう思うと、どうしていいかわからなくなってしまう。あいかわらず、生きるのは大変。そして、また大嫌いな冬がやってくるのだ。さむくありませんように。また痩せてしまったわたしの可哀相な身体が、なんとか持ちこたえますように。