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ひとり暮らしレポート 汗、風、植物

汗だくになりながら、これを書いている。
冷房が苦手なので、できればつけたくない。命の危険を感じたらつけるけれど、それよりも、薄着で汗だくになりながらカルピスを飲む時間のほうが満たされる気がする。
11月の旅行が確定した。初めてのひとり海外旅行。情報収集を始めたり、必要なものをピックアップしたりし始めなければならないが、相変わらずやるべきことへの腰が重い。まだまだ虚無感は拭えず、どうにか感性だけは取り戻さんと、映画やドラマを観ている。
最近観た映画は『テルマ&ルイーズ』。人を撃ち殺し、強盗を行い、女性たちが逃げる話。ルイーズに同情しながらも憤り、テルマにも同情はしたが、結局ふたりの自業自得だと思った。でも”女性”をそんなふうに扱われたら嫌だよね、と強く思った。彼女たちの戦いに、敬意を示したい。
ベランダで育てている植物たちが、とても元気に育っている。昨年2度枯らしてしまい、3度目の正直で育てているユーカリも、1度ははげちらかして葉っぱが全て無くなった月橘も、すくすく育っている。変化が目に見えることは楽しい。もう身体的成長は老いていくのみのわたしからしたら、再生するように生きる植物は美しいと感じる。
この夏の買い物欲求を自分的に分析してみて、すでに売ったお洋服もあるが、残ったものたちを見返してみると、おばあちゃんになっても着られるアイテムと、幼少期から続く憧れの匂いがするアイテムが残っていた。わたしはお姫様のドレスに使われているようなチュール素材が大好きで、今年はかなり豊作。あとはビスチェやバンドゥのように胸元を華やかにするアイテムも好きで、同じく豊作。これらを好きに合わせて着て、わたしらしいわたしを表現する。今は髪を伸ばし中。自分でカラーしながら、雰囲気を調整して楽しんでいる。わたしというキャンバスは、毎日良くも悪くも変わっていくから、常に新しい自分に似合うものを探し続けなければならない。自分のことで精一杯だ。