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ひとり暮らしレポート 年を重ねて

先週ついに三十路へと足を踏み入れた。十代の頃は、三十路まで生きているんだろうか、くらいに思っていたわたしだが(ちなみに、四十歳五十歳になることも同じように思っている)ついに到達したのだ。感想としては、いままでと何ら変わりはない。人生とは日常の延長線。二十歳になろうが三十歳になろうが、わたしがわたしであるという事実と日常がある限り、特別大きな変化はないのだ。ただ、今年の誕生日は、たくさんの友人たちや家族が祝いの言葉をくれた。コロナ禍前には毎週のように会っていた友人から、マルタで知り合ったパリジェンヌまで、わたしのバースデーを祝ってくれた。こんなにうれしいことはない。学生時代は忘れられがちだった誕生日だが、それから何年か経った今年の誕生日は、ほんとうに心から嬉しかった。マルタで出会った人たちも、それ以前から友人でいてくれた人たちも、ご縁あって出会えたこと、伝えてくれたこと、わたしはちゃんと愛されている!と強く感じることができた。その多幸感は継続中。わたしは、誕生日が1月なことから、その年の誕生日の過ごし方が、一年の運勢を決める、っていう独特なジンクスを設定している。昨年はあんまりよくなくて、今年は近年まれにみるハッピーだった。だから今年はきっと素敵な年を過ごせる。楽しく生きよう。
三十歳の目標は、ヘルシーに生きること。やせ続けている肢体は、ついに肋骨が翼のように浮き出て、ザ・ランを彷彿させるが、ハグしても絶対に気持ち良くない。人と触れ合うことが難しいニューノーマルな世の中だけど、それでもハグして気持ちいい身体になりたいとおもう。あとは、そろそろちゃんと資格を取る勉強をするべき。TOEICも。抽選に落ち続けているので、そろそろ受けたい。美しくヘルシーな女性になること、出来る限り優しくあること、さみしいときはさみしいとちゃんと伝えて涙を流せるようになること。素直に生きていくこと。人生はまだ続くようだから、つらくてもかなしくても、生きていかねばならぬ。