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人生史上大好きな飲食店ベスト3

3つ選んだ。
大好きでたまらないお店をここに書く。

立川「レインボウスパイス」

インドカレーのお店。立川駅からすぐのところにある、カウンターのみの小さな店舗。私の中でカレーといえば間違いなくこのお店が一番だ。

チキンバターマサラ、マトンカレー、野菜カレーなど様々なインドカレーがある。激辛スパイシーチキンマサラもあり、辛い物好きも満足できるメニューが揃う。

特にライスが素晴らしい。このコメのかたさと淡白な口当たり、黄色くて優しいスパイスのバランスが絶妙。一口食べればすぐに次のおコメを口に運びたくなる魔性の魅力があり、よく煮込まれたルーとの相性も抜群である。
何よりおかわり・大盛り無料。学生時代に時々行っては大盛りをオーダーし、おかわりも大盛りでキメる有様だった。それくらいうまいのだ。

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手前に見えるつけあわせのサブジ(野菜の蒸し煮)も箸休めに最適でおいしい。本当に美味しい。心から幸せになれるカレーだと思う。
中野ブロードウェイのB1Fにカフェ形態の支店があるため、立川が遠い場合は中野への訪問をおすすめしたい。


椎名町「南天」

個人的には世界一の立ち食いそばだと思って疑わないお店。
肉そば450円というこの一杯のために、ぜひ椎名町へ降りていただきたい。

立ち食いそば屋らしい小さなお店。いつも流れているレゲエ。やさしい顔のマスター。よく煮込まれていて飽きのこないお肉。さっぱりとした味付けのおつゆ。今どき珍しいコシのない麺(これがすごくいい)。正直何度食べたか思い出せないほどよく通ったお店である。

とても早く出てきて、寒い日でもじんわりと身体が温まるあったかいお蕎麦。お財布にも優しくて、ほっとする一杯が食べられる。
王道は肉そばと勝手に思っているが、キャベツやなめこのそばもおいしい。私は普段あまり量を食べられないので、いつも肉そばミニを頼む。

余談だが、私の大好きなイラストレーターのひとりである西山寛紀さんが描いた蕎麦の絵は椎名町の南天がモチーフとのこと(本人談)。たしかに南天で立ちながらそばを食べると、このイラストにはニヤリとする。


石神井公園「ピッツェリア ジターリア ダ フィリッポ」

東京で一番おいしいピザはどこ?と言われたら私はここを答える。
そんなに多くの店に行ったわけではないが、ここを超えるお店は自分の中ではまだない。オススメされた店に行っても到底ここには勝てないのだ。
この好意の源はきっと、店舗が練馬区石神井という立地のせいかもしれない。

このお店の名物はマルゲリータ。
世界ナポリピッツァ選手権第1位を何度も受賞したとのことで、そんなにすごいんか〜と思って食べた。石神井に日本屈指のピザ職人がいるという噂はほんとうのようだ。

この日は8人くらいで行ったので、店にあるさまざまなピザやサイドメニューを食べた。全部美味しかったのだが、複数人で食べに行くならぜひ、自家製サルシッチャドルチェピッツァを食べていただきたい。

サルシッチャははち切れんばかりに肉がパンパンに詰まっていて、ひとくち噛むと口の中で肉の旨味が爆発するかのような感覚を覚えた。むちむちの肉にかじりつく幸せがある…

もうひとつのおすすめ、ドルチェピッツァは季節によって食材が変わる所謂スイーツピザ。名前だけ聞くと酢豚にパインが乗っているイメージを想起させるのか、これで苦手意識を持つ方は少なからずいるが、それはあまりに勿体ない。ピザの形をしためちゃくちゃ美味しいデザートである。

いちごがたっぷり、いかにもスイーツっぽいものから…

白桃のコンポートと練馬ミントのドルチェピッツァ。

フルーティなオレンジがたっぷりのピザまで様々。
練馬産にこだわった食材がときどき使われるのもこのお店の特徴。それにピザ生地がここまでいい仕事をしているデザートはなかなか珍しいのではないか。とにかくうまい。必食である。

このピザのために練馬区に住みたい、と書かれた記事があったが本当にそう思う。しばらく行かないうちに食べログ百名店にも選ばれていた。確かに開店前から入店したらすぐに満席になった記憶がある。
正直ここを超えるピザのお店があったら教えて欲しいくらいだが、立地補正がかかっているので多分超えられない。昨今の名店にありがちな立地「港区」「中央区」「渋谷区」ときどき「目黒区」の縛りにはうんざりしていたところなのだ。
素晴らしいことに、東京のピザの正解は石神井にある。


これで3選は終わり。
全部わりと有名店だった。美味しいから仕方ない。
来年も美味しいものを食べられますように。


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