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おたクラブさんでカレンダーを作ったよ

2025年のカレンダーを作りました。

カレンダーをつくった動機

 そもそも、カレンダーを作るつもりで連作を描いていました。

 普段デシタル環境でイラストを描いていますが、やはり物体として残ってくれるほうが望ましく、更にはなにかの一部であると嬉しいという思いがあります。いつかは絵だけで完成だと思える技量を携えたいものですが、モノを作ることへの興味も強いのかもしれません。

 余談ですが、連作を「紙袋を被った人間」と「メイド服を着た人型のなにか」にしたのは、ただの趣味です。描き続けたいものを描きたかったので、それを好きと言ってくれる人に巡り会えたのは本当に幸運だったと思います。ありがとうございます。

どうやって作るか

 まずははがき用紙を検討しました。
卓上カレンダーの大きさにちょうど良く、それなりの厚みがあり、入手が容易なためです。印刷もコンビニのプリンタが使えるので最もお手軽な方法。
+立てかけるための紙スタンドとセットにして頒布しようと考えていました。

 が、単価がまあまあなお値段に。
はがきのフルカラー印刷は1枚60円。12枚刷ると780円です。そこに紙スタンドの単価も合わせると800円を超えます。
売るにはちょっと勇気のいる値段だと感じました。

印刷会社へ依頼

 おたクラブ(大阪印刷株式会社)さんに印刷を依頼することにしました。

 先日、無線綴じ冊子を依頼しており印象がとても良かったことから、候補に上がりました。
少部数(10部〜)可能かつ安価なのがとっても魅力的。今後も同人活動の強い味方になりそうです!


※ちなみに先日作ったのはエッセイ本です。

 表紙にクラフトキャストという変わった用紙を使いました。表は素朴でナチュラルな印象のクラフト用紙ですが、裏は光沢のあるカラー用紙になっています。表紙を開くと印象が変わる面白い用紙です。この冊子ではチョコレートという色にしましたが、彩度高めのカラーもあります。

注文詳細・値段

■商品名
紙リング製組み立て式卓上カレンダー/紙リング製組み立て式卓上カレンダー
納品日:9営業日発送
リングの色:黒リング
台紙の種類:OKACカード まくろ
数量:10

■値段(2024年9月時点)
商品代金:3,370円
送料:700円
総合計金額:4,070円

☆カレンダーの単価は407円!!

注文から到着まで

注文 9月9日(月) 20時

データチェック完了のお知らせ(1回目) 9月10日(火) 13時

データについて確認の連絡 9月10日(火) 16時
→リング部分にデータが被っているが、このまま作成する OR 再入稿を希望するか確認の連絡が来る(親切にありがとうございます……)。再入稿する旨を返信し、データを修正。

再入稿 9月11日(水) 19時

データチェック完了のお知らせ(2回目) 9月12日(木) 11時

発送 9月18日(水) 16時

到着 
9月19日(木) 11時

到着したカレンダー

PNG,350dpiで入稿しました。

 まず、数字が小さすぎたと反省……。ですが、細かくても綺麗に印刷されているのは嬉しいポイントです。
 今回、イラスト&カレンダー2ヶ月分のA面,ToDo&縦長のカレンダー2ヶ月分のB面を作っています。
立てたときに表裏にしたかったのですが、印刷仕様は片面のみ。なので、届いてからリングをバラしてB面の用紙を裏返して組み直すつもりでいました。
 裏返すの名案だわ〜!ToDoと縦長のカレンダーあったら便利だわ〜!!なんて思ってたのですが、裏返すとズレてしまうことが判明。

3ミリほどズレてしまう

 完全に思い込みなんですが、リング位置が左右対称なものだと思っていました……。
 裏返さないままだと、A面とB面を行き来するのにページめくりが必要で、卓上カレンダーとしては使いづらい気がしています。
 素直に12ヶ月分作ったほうが良かったかも。

立てたとき表裏にしたかった
中村の3ミリ

 ズレて飛び出た部分を解消したらどうかと考え、試しに余白を切断してみました。が、切断されていると目に留まります。
 A面も切断してみると、紙の大きさは統一されるものの左端の余白が非常に目立ちました。これならB面のみ切断のほうがまだ良いです。

用紙のOKACカードまくろはとっても濃い黒で、余白がかなり目立ちます。


更に、B面をよく見てみると……

JanuaryがJuneになってる😇

誤植をしていました。

こういうミスをしそうだなぁと思いつつ、注意を払いながら作っていたつもりだったので非常に悔しいです。初稿を仮印刷をしたものが手元にあるのですが、こちらはJanuary(正しい状態)でした。再入稿時にJuneにしてしまったようです。

ウォ〜!!!!!!!(´ρ`)

 イベント直前ではないし、時間はあったのだから焦らずやるべきだったネ…。予測変換のミスだろうけど、それもどこかのJanuaryをコピペしてくればよかったヨネ…。

 急遽、Januaryを印刷しペタペタと貼りました。

筑紫オールド明朝のJanuaryの赤ちゃん

 この作業をしながら、臥薪嘗胆ってこういう思いのことを言うのかもしれないなと考えていました。仇敵はいつも己です。

今後の予定

頒布するかどうかを迷ってます。
 第一に、カレンダーは誰かの予定を左右してしまう可能性があるため。目を皿のようにしてチェックしましたが、こんなうっかりがあるならちょっと信用ならないなと思っています。
 第二に、月曜始まりかつB面の仕様にこだわって作ったくせに、決まりきらなかったのが悔やまれてならないためです。恥ずかしいよおおおおおお!!!!!!!

……とはいえ、大変綺麗に印刷していただいたので、画集のつもりでお手元に置いていただけるという優しい方がいましたらお譲りしようと思います。訳アリすぎるため、できれば物々交換が良いな……。

頒布方法は下記2通りを予定しています。

1.文学フリマ東京39

https://bunfree.net/event/tokyo39/

開催2024年12月1日(日) 12:00〜17:00 (最終入場16:55)
入場料1,000円(予定)
会場 東京ビッグサイト 西3+4ホール

ブース番号 未定
出店名「午前十時に見た微熱」
合同誌と一緒に並べる予定です。
合同誌の詳細はまた改めて告知します!

2.BOOTH

文フリ後に用意します。
価格はBOOTHの出品最低金額である100円+送料で考えています。
匿名発送かつ追跡・保証のあるあんしんBOOTHパック(ネコポス、送料370円)で発送する予定です。

さいごに

 ミスらない人間はいない&自分はよくミスるからある程度は諦めるべきとわかっていても、こうも重なるとツライ!!!!!!!
非常に悔しいですが、勉強になりました!!!!!!!
 焦るのも含めて私であり、できたと思った時点での完成度が100%であることは大抵無く、実際に完成するまでにはその倍道のりがあるということを再確認した次第です。

今後に活かす!!!!!!!👊

2024年9月19日 ナカムラ

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