見出し画像

感情をコントロール出来るようになる為に

感情日記をつけてみた

自分のことを知ろうというワークで、湧き上がってくる感情を、記していこうという「感情ノート」をつけたことがありました。例えば、「朝から渋滞に巻き込まれてイライラした。」「ドラマをみて、悲しくて感動した。」「嫌なことを言われて悲しかった。」このように、感じたままをメモしていくものでした。

自分が思いもしないことで怒ったり、喜んだり、悲しんでいたので、それだけでも、自分の知らない新しい自分に出会えるので面白いのですが、何よりも大切なことが、自分の心と対話できるという所にあります。

自分との対話がどうして大切なのかというと、その対話に自分の感情をコントロール出来る要素が含まれているからなのです。

感情を上手くコントロール出来るためには、自分が今どんな感情をどれだけ感じていて、それが自分にどう影響するのかを認識しなくてはいけません。

先ほど言った、新しい自分に出会えるということがまさにそれにあたり、もう少し深く説明すると、感情が湧く原因は、ただの目の前の出来事だけではありません。その原因を探れば、過去を遡っていかないといけない場合や、その日のコンディションや流れからくるものもあります。

そうやって、自分の感情について知っておくことが出来ると、感情が生まれた時に声をかけられるのです。

会社で部下の言動にカチンと来た時も、その怒りの原因が、朝から上司に嫌味を延々と言われたから、とか、体調が悪かったからとか理解できると、「上司にあんなに嫌味を言われてしまったんだから、イライラするのはしょうがないよ。でも、部下は、それを知らないんだもん。あたってしまってしまったら、可哀そうだよ。」「こんなに体調がわるいんだもん。心に余裕がなくなるのは仕方がないことだよ。今日は流して、体調が良くなったら、話を聞こう。」

このように、自分に対して、あなたのことちゃんと分ってあげているよと、安心させる言葉や労いの言葉をかけることが出来ます。そして、感情的になっている自分を落ち着けせることが出来て、冷静な対処を話し合うことが出来るのです。

自分のことを理解してくれる人がいるだけで、どれだけ心強いことなのか。安心感を与えることにより、心の安定をもたらすことが出来るのです。これって、まさに感情をコントロールすることだと思うのです。

感情は自由だからこそ

僕は、以前うつ病にかかったことがあります。その時に、カウンセリングというものもうけました。その時に、先生に「今、何を感じましたか?」と聞かれても答えられないでいました。「あの時は、どんな気持ちでしたか。」と聞かれても、戸惑うばかりで答えようがありませんでした。

僕と同じように、自分の感情をきちんと答えられない人は思いのほか多いものではないでしょうか。その多くは、自分の湧いてくる感情を否定したり、何でもないふりを気づかないうちにしてしまっているからです。

しかし、日々ぶつかる問題の多くは、感情と深く繋がっているのです。感情をコントロールしていくことで、運命を大きく左右すると言っても過言ではありません。

湧き上がる感情は自由です。本能のまま感じるのも自由です。それと、同時にどれだけ、抑えていくのかもまた自由なのです。自由だからこそ、否定してしまったり、無かったことにもできるのです。思いのままに生きることで、誰かを傷つけるかもしれません。生まれた感情を制限する理性という機能が備わってはいますが、時には本能に負けてしまうものです。

本当に感情は自由だからこそ、意識的に上手にコントロールすることが必要です。

ここで、感情とはどういうものなのかというと、感情は自分の心の表れだということです。だから、その感情自体は良し悪しはありません。完璧もありません。

自分の心とどう向き合ってあげるのかが、感情のコントロールすることのポイントになるのではないかと思います。それって、心を支配しようと言うのではなく、自分に対して愛や思いやりを持って包み込んであげること。僕は、そう思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?