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アメリカは戦争よりも自国経済を優先したい

中国が台湾周辺で軍事演習してミサイル撃ちました。

アメリカは即刻中国に対して非難。
それに対して中国政府は「裸の王様を見るようだ」と反論。

中国以外は「?何言っているんだこの国は?」という状態。

裸の王様とは周りに反対者や批判者がいないことを良いことに好き勝手やっているトップの比喩。
もしくは反対や批判があっても気にしないで暴君として行動している人のことを指します。

先日、アメリカの下院議長「ペロシ」氏(82歳)が台湾訪問したことに対して中国は過剰な反応を見せていました。

アメリカの上院下院など政府は割りと自由に動ける権限があり個人の意志を尊重します。
当然ある程度の縦や横の繋がりはあるでしょうが、今回のペロシさんの台湾訪問は米国全体で決めた訳ではなくペロシさんの独断だったと米国も説明しています。
だからアメリカは今回のペロス氏の訪問に対して中国の突然の台湾周辺での軍事演習やその演習でのミサイル発射に対して過剰反応と言っています。

「中国の言い分は全て我々(中国と台湾)の問題」と言っていますが、台湾は中国が台湾に関わってくることを強く拒否しています。
台湾が受け入れ態勢抜群ならばまだ言い分は分かりますが、香港と同じく台湾に中国が介入してくることを望んでいません。

「アメリカ政府高官のこのような言葉は、裸の王様を見るような感じだ」

中国外務省の華春瑩報道官はこのように述べた上で、「アメリカ側のごう慢で、エゴイストで嘘偽りを言う癖はしっかり直すべきだ」と批判。「台湾問題の本質は民主主義の問題ではなく、中国の主権と領土の保全に関わる重大な原則の問題だ」とあらためて強調しました。

台湾の気持ちが含まれていません。
裸の王様とはそのままブーメランで中国自体に言えることではないでしょうか。
更に別の記事ではこれからペロシ氏に制裁をするとも発表しています。

中国や中国の勢力圏への渡航制限とかでしょうか?
30年以上もアメリカ議会で揉まれているペロシ氏にそんなの効くはずがありません。

        ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


メリカが世界に対して強気であることは事実です。
ですが少なくとも最近は戦争を起こそうとはしていません。

アメリカがロシアを焚きつけ戦争に発展した…とか、裏で操っているという陰謀論が絶対に間違っているとは言いませんが(当事者ではないので)、アメリカの中国に集中したい方向や世界への発信などを考えてもウクライナ情勢がアメリカにプラスに働いたとは全く思えないので違うと考えています。
※あくまで個人の感想です

むしろコロナでアメリカ経済が傾いているので戦争なんてしている場合ではなく、アメリカ経済をじっくり立て直したい時期です。

最近のFOMC(1-2ヶ月に1回やっている経済の方向性・持っていき方の発表)でも追加の利上げが発表されましたが、インフレの抑制とコロナでばらまき過ぎたお金の回収をやりすぎないギリギリに抑える方向で動いています。
アメリカはインフレ加速で世界恐慌が起きないようにしたい。
けれどもお金の回収で経済が悪くなるリセッション(景気後退)の可能性が高い。
ならどちらも取りつつ未来の為に現在の経済指標を照らし合わせながら少しずつ閉めたり緩めたりを繰り返して軟着陸をしたいと考え発表しています。

飛行機が故障で高度を下げていて一旦不時着したいので何とか少しずつ高度を下げていき軟着陸。
ゆっくり景気後退することでいきなり地面にドカンとなる最悪を避ける為に調整をする
そして修理したら再度飛びたい(景気上昇)ということですね。

       ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

話が逸れましたが、とにかくアメリカは中国に台湾を実質支配されて回復されるとまた自分勝手な主張や利権の拡大や妨害工作の資金も与えてしまうことなど色々面倒なことになるので阻止したい考えです。

なのでアメリカはペロシ氏が台湾訪問することは個人の自由な行動としつつも、中国が過剰な反応をするならば黙ってはいないという主張です。

どう転ぶにせよ日本以外であっても戦争なんて起きてほしくないですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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