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とうとうマクドナルドが完全撤退

ロシアが引き起こした戦争に対する3月の世界的ファーストフード大手マクドナルドの対応はとても素晴らしいものでした。
ロシアの従業員にとって…。

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何が起きたのか。


2022年5月16日とうとう米ファーストフード大手マクドナルドがロシアにおけるマクドナルド事業を完全撤退すると発表しました。

マクドナルドは戦争が始まった翌月である3月に世界各国からロシア展開していたチェーン事業など外資産業が次々に撤退していく中、一時営業停止という措置をとっていました。

しかも停止している最中の従業員の給与を保障するという神対応までしていました。
売り上げが立たないのに仕事をしていない(できない)スタッフに給与を払い続けるのは地盤や資本、理念が強力でなければとてもできないことです。

それぐらいやればグローバル企業のファーストフード店の代表企業としての面目も立ち、むしろ評判を下支えする要因にもなるとの考えもあったのでしょう。

ですが4月、5月と戦争は続き負担も日に日に重くなっていきます。
しかもアメリカもロシアも当のウクライナももはや戦争が継続することを前提の発言を繰り返しています。

マクドナルドは言いました。
「ウクライナ戦争による人道的危機と、予測不可能な経営環境から、ロシア事業を継続することは不可能で、当社の価値観とも一致しないと結論付けた」

そりゃ撤退するでしょう。
そして6万人の従業員は職を失い、1500億円以上もの損失を出しながらもロシアから退くことになりました。

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居抜きコピー営業の可能性…?



ロシアからマクドナルドがなくなることになりました。
ではその跡地である850店舗はどうなるのか。

地元の買い手に事業売却するようですが、他の店舗も異常な速度で空いていき今後も空き家が増えていくこの現状で埋まるはずもありません。

そして動かせない設備はそのまんま…。

こうなるとどういう流れになるのか。
そうです。
居抜きコピー経営が起きる可能性が高いです。

居抜きコピーとは…

2021年夏に丸亀製麺が韓国から撤退した時の話です。
この記事を見れば一目瞭然なのですが

丸亀製麺が韓国から撤退した後に、「自家製麺 丸」として営業を開始。
いえ、もはや開始というよりも再開です。
看板だけ変えて内装や味まで丸亀製麺と一緒。
オーナーは「日本で見た店を参考にしただけ」だと“コピー営業”を否定。
元々丸亀製麺のお店で設備も味も同じなのに参考ってすごい面の皮ですよね。
お客さんも「味が一緒ならどっちでも良い。」との事。
かっぱえびせんもポッキーもエアリアルもぱくりにぱくっていてそれで育った韓国国民が「日本がパクった」騒ぐ昨今。
数年後には日本が韓国の「丸」をパクって「丸亀製麺」を作ったとでも言いそうですね。

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最後に

韓国のことはこの辺にしておいて、
マクドナルドはロシアからの撤退に際してロシアでの商標は保持しつつも看板の使用不可やロゴ使用を止める予定。

買収が完了するまでは元の従業員6万2000人への給料を支払い続けるそうです。
マクドナルドへの従業員を簡単に見捨てないという信用はがっつり保てそうですね。

ですがロシアで「M」に似たロゴが出ることはもうほとんど確定的でしょう。
看板を気持ち変えて…場合によってはそのまま使用することすら考えられます。
Mから始まる何かの名前になって内容もファーストフードで店舗展開する気がします。
そしてある程度ロシア独自の製法がマクドナルドで材料だけ違うバーガー店が出来たらマクドナルドを非難し出すのでしょうか。

何にせよロシアではもうマクドナルドが食べられなくなることは決定のようです。
1990年にモスクワ1号店が開店して850店舗まで拡大したロシアマクドナルドがこう終わるとは誰もが微塵も考えていなかったでしょうね。

マクドナルド好きとしては他人事ながら腹立たしくなります。
世界にもロシア国民にも迷惑かけすぎ。
プーチンもうどっか行ってください。

今回はこんなところでノシ

メルカ


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