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徒然な朝のひとかけら 2019/6/8

ときどき・・・

ああ、自分がいなければ世界はとても美しいのかなって思うときがあって、それはなんでかっていうと、表面に隠されている見たくないもの、聴きたくないもの、信じられないものに出くわしたとき、それでも世界は回っているって知っているから

自分が気がつかなければ、世界はとても美しいんじゃないか

などと思考を進めてしまいます

おはようございます

What A Wonderful World とサッチモが歌うのがとても可愛らしくて、彼だってきっと とてもとても醜いものを目にしながらあの時代を生きていただろうに

でも、だからこそなのでしょうね

汚れきってしまっているようなこの世界にはまだ救いがあって、それは手を伸ばせば届くところにあるんだって

なんとなくですが、わかります

それは目の前にある世界と自分との関係
”I see tree of green, red roses too"
緑豊かな木々や赤いバラも自分のために咲いているように思える
"I see them bloom for me and you"

それで心の中で思うんだ
"And I think to myself what a wonderful world ? "
なんて素晴らしい世界なんだろう

誰かに傷つけられたり、何かに躓いたり、どうしようもなく不安だったり、何かに腹を立てていたりするとき、あなたはどんな風に外の景色が見えていますか?

外はあいにくの天気で雨をよける傘もなく、うらめしそうに空を眺めたり、素敵な色の傘をさして歩く人の後姿に自分だけ取り残されたような気分になったり、雨水を跳ねて通り過ぎる車に舌打ちをしたり

うまく行かないときは、どうしたってそんな気分に落ち込んでしまいます

それはそれで僕はいいのだと思います
苦しいけど、悲しいけど、つらいけど、そう感じることができる自分は正しい

雨どいから落ちる水音が何かのリズムを刻んでいるような気がして、自然と鼻歌で懐かしいメロディを乗せてみたら、少し気分は楽になるかもしれません

気がつくと雨はやみ、あんなに厚かった雲の隙間から日が差し込み、あなたは虹をみつけることが出来るかもしれません

この世界には常に光と影があって、いいこともあれば、悪いこともある
いいことの中に潜む暗部に気づいたあなたは何を信じて良いのかと落ち込むかもしれない
気は滅入り、人の笑顔すら卑屈に見えてしまう

”大丈夫さ、どうってことないよ”
誰かがあなたに手を差し伸べる
最初はそれが信じられなくて、あなたは身を縮め、何か悪巧みをしているんじゃないかと疑心暗鬼になるかもしれない

”悪いことばかりじゃないさ、ほら、世界はこんなにも素晴らしい”
差し伸べられた手を握り返し、それでもあなたは後ろでにナイフを隠し持ち決して心を許さない

”さぁ、もう安心だよ、君は大丈夫”
そういってあなたをやさしく、強く、抱きしめてくれるその人は、両手に何も持たず、ただ、やさしく、大きな声で”大丈夫”と言ってくれる

そしたら、もう、あなたには世界が変わって見えているはず

光も影もあるのがこの世界
でもやがて影は光によって消しされれる
また、新しい影が出来る
また光が消し去る

世界はあなたを見てはいない
あなたが誰であろうと、世界は姿を変えることはない
偽ることも、蔑むことも、与えることも、奪うことも
世界はあなたに何もしない

見ているのはあなた
偽るもの、蔑むのも、区別するのも、与えるのも、愛するのも

それはあなた

世界はあなた

だから素晴らしい

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