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歌って踊る華麗な猫人間の世界に魅了される「CATS(キャッツ)」

奥さんは、動物モノの映画が好きなんだけど、ついに「CATS(キャッツ)」が見たいと言い出した。え~、それって動物モノじゃないけど大丈夫か?と思いつつ、恐る恐る見たのがこの映画だ。というのも、レビューがひどい。「猫人間」が気持ち悪いとか、意味不明のミュージカルだとか、批判が多すぎるのだ。

しかし、結論から言うと、私はこの映画を一人で何度も見返したくらい好きになってしまったのだ(笑)。暇があればキャッツを見ているので、奥さんから、最近「ニャッツ」と呼ばれているくらいだ。低評価の嵐の偏見に負けずにおすすめしたい映画だ。

CATS(キャッツ)あらすじ

若く臆病な白猫ヴィクトリアは個性豊かな “ジェリクルキャッツ”たちと出会う。彼らは、年に一度開かれる歌の祭典で頂点を目指す。たった一匹の猫だけが選ばれて「天上界」に召されるのだ。ぐうたら猫、セクシーでワイルドな猫、お金持ち猫、泥棒猫、マジシャン猫、鉄道猫、、、ひたすら猫の自己紹介を歌とダンスで楽しめる。

もともとの原作は、T・S・エリオットの詩なので、ストーリーを追うと混乱?してしまうので、歌とダンスを純粋に楽しんでみると良い作品。(参考:猫たちの舞踏会 エリオットとミュージカル「キャッツ」 (角川ソフィア文庫) 池田 雅之

テイラー・スイフトが大活躍

好みがはっきり分かれる映画(ミュージカル)なんだろうけれど、私は大好きになった。とにかく曲がどれも印象的だ。哀愁漂う「メモリー」は言うまでもないんだけど、それに対するアンサーソングのような「ビューティフル・ゴースツ」も味わい深い。

実は、この曲は、テイラー・スイフトが映画版キャッツのために書きおろした曲なのだという。

ちなみに、テイラー・スイフトは上記のブログ記事にあるように、プチ悪役の猫役で出演している。キャッツがリリースされる前には「テイラー・スイフトがキャッツに出演!」と宣伝が激しかったので、てっきり主役なのかと思っていたけど、出演時間自体は5~10分くらいだった。

でも、この曲を書きおろしたのを聞いて納得だ。これだけでも価値がある。

日本語吹き替え版もあるよ!

今年になってからキャッツの日本語版もリリースされた。すごいキャストだ。吹替が許可されているのは二か国だけだというから、力も入っているだろう。朝ドラ「エール」で知った、山崎育三郎も出ているのがうれしい。ちなみに「Official髭男dism」の藤原聡も、ワイルドでセクシーな猫役で出演しているんだとか。

まあ、私はどっちかというと字幕派なので、今のところ日本版は見ていない。この手の映画は、キャッツの中の名曲を、いろいろな歌手やダンサーがどのように歌い・踊るのかを見るのが「通」の楽しみなんだろう。

おすすめ度 ★★★★☆

ストーリーに注目すると「意味分からない」という評価になるけれど、舞台のキャッツも同じだからね。猫の恰好などに注目すると「気持ち悪い」と言われるみたいだけど、舞台のキャッツも同じだよね。低評価もあるけれど、見て損のないエンターテインメントだと思うで!

あ、あと、白猫ヴィクトリアも、とってもキュートだった!(そこかい!)

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq