自粛中メンタルを保つ本の処方箋

自宅に居続けなければいけないということで、いつも以上に読書が捗る。

とはいえ、ずっとも読んではいられないので他にもヨガしたりピアノ弾いたり絵を描いたり、なんとか1人でたくさん遊んで暮らしてる。

そろそろ自分はラプンツェルなんじゃないか?と錯覚してきた。

ちょっとくらい強引にでも忙しく楽しくしてないと、SNSやテレビから流れてくるネガティブな気分やお外に出れない・会いたい人に会えない抑圧感、退屈感で一瞬でメンタルぶっ壊れそうな状況。

物理的なウイルスの危険はもちろんだけど、心理的な危険も確実に襲い掛かって来てる。

そんな今日なのでコロナで自宅自粛中に読むと
ちょっとはメンタルましになる気がするオススメの本を紹介しておきます。

●面白いとは何か?面白く生きるには? | 森博嗣

「究極的な面白さ」は、
「1人で面白さを作り出す」ところにある。

特に著者の場合は何かを研究・探求し、作ることがそれに値するとのこと。

今のこの大変な状況に対して、
ポジティブで強い再解釈をもって闘うためのヒントが散りばめられてる。

いつも仕事や人付き合いで忙しくしていて
1人になって異常なつまらなさを感じているなら、ぜひ読んでみてほしい。

孤独は悪者ではなく、むしろ人と群れて共感の中に安住することで
「面白く生きる」ための能力を失っていく、
とまで言ってしまえる著者のようなメンタルがあればこんな状況でもきっとこころの安全を守ることが出来るのだろうな、と感じた。

窓から青空を見上げて、
どうしてもお外に出たくなったら
同著者のスカイ・クロラとそのシリーズを読む。

主人公が戦闘機に乗っているときの
空・戦闘機・主人公の心情の美しすぎる描写を読むと、自分も自由に空を飛んでいるような気持ちになってめちゃくちゃ満足感に包まれる。

●7つの習慣 | スティーブン・R・コヴィ

言わずと知れた名作中の名作の自己啓発本。

なんでか大学生の頃からずっと毛嫌いしてきて、何度読もうとしても「つまらなすぎるー!」と読み始めては棚の奥にしまうを繰り返していたのだけれど
この機会にやっと読み切れた…

読み終わってみて思うのは、
多分、やっと読むべきところまで自分自身が成長出来たということのかなということ。

もっとましな人生を生きるために
大切にするといい価値観について教えてくれるのと自分でも自分用の大切にしたい価値観について考えなさいと言われる。

1人の時間がたっぷりある今こそ、
そういうことを考える絶好のチャンスかなと思う。
最近人生変わるかもレベルの本に出会える可能性が高い。感謝。

●フロー体験 喜びの現象学 | M.チクセントミハイ

暇つぶしに何かで遊ぼうとしても、いまいち面白さを感じられない場合、その遊びの設計にちょっと問題があるかもしれない。

仕事においても遊びにおいても、
やっていて楽しいとか幸せとかを感じるためには適切な条件が色々とあるという話。

同じ絵を描くという遊びでも、
どんな動機で、どんなレベル感で、どんな目標を設定し、どんな結果があるかとかをいじってあげるともっと楽しく、
フロー体験をしながら遊べる…かもしれない。

ちょっと長くて難しい部分もあるけど、
自分自身を幸せにしてあげるためにももちろん使えるし、
サービス設計とかチーム作りとかにも役立つ間違いない名著です。

●仏教思想のゼロポイント:「悟り」とは何か | 魚川祐司

この際、もう俗世から離れて隠居と思って
仏教的精神修行を自己流にしてみるのもいいのかなと。(仏教徒ではない)

色々なモヤモヤを、「苦」として滅する。

つまり期待とか、自分にとって好ましいものを求めてしまう気持ちをいわゆる煩悩として認識して、求めることを断つことで最終的に悟りの境地に達するわけだけど

欲求をただただ抑圧し続けると後が怖いので、まあゆるりと、ちょっと勉強して、原則を意識して、たまにヨガと瞑想したりしてます。

色んな情報や人の感情、社会の状況に振り回されて疲れた人はぜひ。隠居!

●1984年 | ジョージ・オーウェル

独裁者による過剰すぎる洗脳的政治と貧しい市民の暮らし、

なによりも怖いのが「思想警察」
そこら中にいて、カメラでも常時監視されて、
ちょっとでも政府に歯向かうようなことを言ったり、したり、果てにはその可能性を予感させるだけで通報されて、消される。

同じ市民同士で、相手の思想を根拠に、通報し、存在を消してしまう。
めちゃくちゃ怖い世界観…

でも最近SNSだと何を言っても●●警察みたいなのが飛んできて勝手に断罪しまくっているのを見てると、この本もフィクションでは済ませられない怖さがある。

自分が無自覚にそんな怖い存在にならないように、逆にそんな怖い人達に断罪されても病まないように、オススメの本。

●おまけ:やさしい人物画 | A.ルーミス

絵を描くのはすごくいい趣味になる、
とはいえまともに絵の勉強したこともないのでなかなか思うようには書けない…ということで人物画の勉強をはじめた。

この本をひたすら模写していけばある程度人物画が描けるようになるということで、張りきって練習していきます。

基本的にはPinterestで描きたいイラストさがして、マネして描く練習してます。
(↓描きたいイラストのピン一覧)

他にはぷりんと楽譜から弾きたい曲探してコンビニで印刷して弾けないピアノ練習してみたり(習ったことはない)

ヨガしたり
↓朝用(めっちゃ目覚めるし朝から機嫌よくなれるし、毎日継続できたらそれだけでなかなか自尊心もあがってオススメ)

↓夜用(夜になるとモヤモヤが襲ってくることも多いので、これやりながらよくない考え事を頭から追い出すイメージで闘うといい感じに対処できる)

アニメは斉木楠雄ばっかり観てます。
症状別アニメの処方箋は過去記事参照。

たくさんの先人の方々のおかげでなんだかんだ楽しく過ごしてます。感謝。

孤独こそ、自分と向き合って何かを作ったり
自分を高めたり、強くなっていくための一番の処方箋だっていう考え方が
今の状況で心の安全を保つための1つの武器になるかなと思う。

別に、何も無理に頑張らなくていいので、思い詰める前に人とオンラインでも相互のコミュニケーションをとるようにして、

「あの頃はつらかったけど今の私があるのはあの時があるからだよね」
ってよく言うけど、今のあなたが居るのは別に、あの頃のつらい経験のおかげではなくて
そのつらい経験を乗り越えたあなたが居たからだからね。

また乗り越えていける。明日からもまた闘っていこう。

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