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神経を伝わる速度

刺激(信号、情報)は、神経を電気で伝わると一般向けの本にあります。すると電気ですから、秒速30万kmで伝わると思ったら早計です。遅い神経では秒速0.2~2.3mで、速い神経でも秒速20~230m程度です。遅い神経では、歩く速度(時速4km=秒速1.1m)程度でしかありません。

そんなに遅くても何とかやっていける理由の一つは、脳は新しい情報の2割しか使わずに、残り8割は以前の情報を使うということです。

これによる弊害で起きるのが、クルマの右折時に横断中の歩行者を撥ねるという事故です。運転者としては、右折中に横断歩道を見てはいるのですが、実際には右折開始直前に見た情報(人はいない)で判断してるんです。ですから人がいないはずの横断歩道に人がいるんです。

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