【催眠講座】統合失調症

 統合失調症とは、精神機能のネットワークがうまく働かなくなる状態をいうと下記HPにあります。

 実は統合失調症だけでなく、解離性障害、双極性障害、うつ、パニック障害、てんかん、線維筋痛症といったものはすべて精神機能のネットワークがうまく働いていない状態です。
 その中で異常興奮にあるのが、統合失調症の陽性症状、解離性障害、双極性障害の躁状態、パニック障害、てんかん、線維筋痛症ですので、同じ暗示で対処できます。
 その際には、先日のてんかんの暗示のところで書いたように、発作を起こしている脳細胞は発熱していますので、頭を冷やす下記暗示を唱えてください。催眠誘導は不要です。

発作時、急性期、陽性症状の暗示
あなたの頭の中はすぐにすーっと冷めます。
熱くなっているところが、すーっと冷めて、元に戻ります。
なんの不安もいりません。あなたの頭はすぐに冷えて元に戻ります。

 逆に統合失調症の陰性症状、双極性障害のうつ状態、うつでは脳細胞が異常に停滞しています。その際には下記暗示を唱えてください。この状態は漢方でいう気虚ですので、下記のような暗示が良いです。これも催眠誘導はいりません。

陰性症状の暗示
今あなたの中を、エネルギーと気力と酸素にあふれた暖かい血液が体中をめぐってとっても気持ちが良いです。エネルギーと気力と酸素で一杯の暖かい血液が体中をたっぷりと流れています。体の隅々までエネルギーと気力と酸素で一杯の暖かい血液がたっぷりと流れています。元気に勇気が湧いてとても気持ちが良いです。

補足
陽性症状の際には、脳の一部が興奮していて、他は休んでいます。これはまさに催眠状態、トランス状態です。陰性症状の際には、すべての脳が停滞しています。これもまた催眠状態、トランス状態です。ですから催眠誘導は不要なのです。

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