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フロイトの言葉

土居健郎「精神療法と精神分析」からの引用です.

分析医は,患者の示す無意識に対して,自分自身の無意識を受信器官として向け,電話の受話器のごとくならねばならない.受話器が音波によって惹起された電流の振動を再び音波に変化させるように,分析医の無意識は,患者の連想を決定した患者の無意識を,そこから派生したものを用いて再構成せねばならぬのである.

これは文字通りに受け取ってください.ユング派の治療法であるMSSMの本を読んでも,無意識同士の会話を示す挿話が出てきます.治療に限らず,日常会話においても非常に重要です.これを鍛えるには,茶道が非常に役に立ちます.

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