見出し画像

わたしの不安障害。その症状とは?〜休職に至るまで

見に来ていただきありがとうございます!
プロフィールで書いているように、私は現在休職メンタル療養中の50代です。

50代で精神疾患を患う人が増えていると聞きました。どうやらそんな流行の中の一人が自分のようです。今日は心療内科で「不安障害」と診断された私の初期の症状について綴ります。

初期の症状

この記事を書いているのは2022年5月23日。体調がおかしてくていつもと違うと感じ始めた、つまり、不安障害の最初の症状が出始めたのは今年の3月下旬でした。

症状は「ふらふら」とした感じと腹痛でした。腹痛よりも「ふらふら」の方が支配的だったと思います。「ふらふら」の症状は、朝ベッドで目が覚めて天井を見ていると、瞬きするのに合わせて全体が左右に揺れる感じです。目の焦点が合わない、または、合わせにくい、という言ったほうがわかりやすいかも知れません。私は花粉症やアレルギー持ちで、そのせいなのかどうかはわかりませんが、これまでもたまに遭遇する症状です。なので、今回も「ああ、またか」という感覚でした。

ふらふらに加えて、腹痛もあります。胃の辺りをきゅーっと何かで締め付けられるような全体的な痛みです。この2つが合わさると、なんとも言えない倦怠感が湧いてきて、起きているのがつらくなるのです。

いつものことで、2,3日で回復するだろうと思っていたのですが、今回は違いました。1週間以上ふらふらが続いてしまい、その間は昼間もベッドに横になっているしかありません。仕事はご時世のとおりリモートワークなのですが、さすがにこれでは仕事になりませんでした。

しかも、手首や足首が冷えてきて冷たくなります。自分でも、自立神経が不調になっている感が強くなりました。

心療内科の薬で、すこし改善

腹痛もあったので、かかりつけの内科に行ったのですが、腹痛の胃薬の処方であまり納得が行かず「いつもと違う」ことに自分自信で納得できる診断結果が欲しくなりました。そこで、自立神経不調なら心療内科だろうということで、近所の病院を新たに開拓して診てもらうことにしたのです。

後で少しネットで調べてわかったのですが、心療内科(要は、精神科)というのは、病院の診療科の中でも一番最後に行くところのようです。私のような腹痛とかふらふら感などがあるような患者は、まずは、内科とか耳鼻科辺りで症状の出る箇所に原因となる問題ないことを明らかにして、初めて心療内科にいくというのが正しい(?)スタイルです。

心療内科の医者は、私の症状や、現状の仕事、家族の状況などを聞いてくれました。ただ、話の中にうつのような状態になる原因を見いだせなかったようです。そのため、はじめに、睡眠薬のような抗不安剤の中でも弱いものを処方してくれました。「メイラックス」という薬を1日半錠、2週間分の処方です。まずはこれで2週間ほど様子見することになりました。

抗不安薬「メイラックス」

この薬、はじめはすこぶる効果がありました。飲んだ次の日の朝、それまでの数日感の中ではなかったほど、すっきりと目覚め、リモートワークによる仕事に復帰できたのです。これで大丈夫。1週間ほどの病欠中の仕事のキャッチアップをして、今までどおりの生活に戻れるかに見えました。

しかし、実際はそんなかんたんな話ではなかったのです。

休職への道のり

病欠後から「メイラックス」の服用により、リモートワークで仕事に戻った日、午後くらいから頭痛がひどくなりました。いきなり仕事し過ぎたせいかも知れないと思い、早めに仕事を切り上げメイラックスを服用して寝ました。そして、次の日の朝。結局また元通りふわふわし感じに襲われ、結局仕事ができない状態に戻ってしまいました。

これでは仕事が続けられません。会社の産業医とも相談の後、2週間の様子見期間が終わるのを待たずに心療内科を再度受診。いくつかの検査をして軽度の「不安障害」と診断されたのを以て、1ヶ月の休職をすることになったのです。

メイラックスはそれまでの1日半錠から1日1錠に増量しました。

ふわふわ感解消とその後に待っていたこと

メイラックスを倍増したところで、ふわふわ感は良くなりませんでした。

薬だけではなく、肩こりや腰痛なのでこれまで度々お世話になっている赤坂の島田整骨院で鍼治療もしました。何度か通えば、鍼で、自立神経不調も治せるらしいのです。また、自宅から車で20分ほどの深大寺温泉で湯治もしてみました。

そうこうしているうちに、ふわふわ感や腹痛は治まってきました。私の仕事は基本、PCでの作業やリモート会議などです。そういったPCの作業がなくなったことも、症状の緩和に影響しているのかも知れません。なにしろ、ベッドから出て生活できるようになってきたの大きな改善でした。

しかし、「不安障害」というのは、ふらふら感とか腹痛とかいう身体の病気ではなく、やっぱり精神(頭)の病気だったのです。

ふわふわ感が治まって、ホントの「不安障害」のつらさを思い知ることとなります。

つづく…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?