アルコール依存性と向精神薬依存性どちらが辛いのか
アルコール依存性と向精神薬依存性。
私はどちらも経験をしていて、アルコール依存性は断酒により、寛解している状態。向精神薬依存性は今減薬中。
アルコールと向精神薬の親和性は高いので、どちらも飲んでいる人、依存性の人は少なくないと思います。
さて、アルコール依存性と向精神薬依存性はどちらがより辛いか?
人それぞれ、が結論だと思いますが、完全に私の主観で、私の場合はどちらが辛いかをコメントします。
①依存性最中
→アルコール依存性が辛かったです。
アルコール依存性末期の連続飲酒は底無し沼にはまっていく状況です。
向精神薬より入手が楽で、安い。どこでも、いくらでも飲めてしまいます。
飲み過ぎれば、二日酔いより酷い離脱症状が次の日襲ってきて、またコンビニで朝からビールを買うことになります。
自分がどんどん落ちていく様が分かりながら、酒に頼る。泣きながら酒を飲む。
非常に辛い体験でした。
②依存性だと自覚した瞬間(否認の病が解けた時)
→アルコール依存性が辛かったです。
底尽きを経験すると気付きます。あっ、自分は依存性だったのだと。
その時断酒、断薬なら断酒の決断の方が辛かったです。
『人生=酒、酒無い人生なんて意味ない』と思っていた私が、一生飲めない宣告をされる。信じられない気持ちでした。
③初期離脱症状
→アルコール依存性が辛かったです。
断酒や減薬、断薬をすると初期離脱症状が襲ってきます。初期離脱の観点ではアルコール依存性の方が辛かったです。
詳細は下記投稿参照下さい。
④中・長期離脱症状
→向精神薬依存性が辛いです。
アルコール依存性のような波の激しい離脱症状は来ませんが、漠然とした不安や不眠症の再発が、2ヶ月以上続いています。
10年の向精神薬依存の中で、不安と眠りを向精神薬に任せていたので、そのじわじわした離脱反応と長さが精神的に堪えます。
そうするとまた薬を元に戻すことになり、一生薬から抜け出せないのではないかという錯覚に陥ってしまいます。
ということで、アルコール依存性の①ー③をクリアした自分にとって、④は楽勝だろうと思っていましたが、減薬・断薬を甘くみていました。
いつか薬無しでも眠れることを信じて、1年位のスパンで減薬・断薬に励みます。