見出し画像

時計

壁掛けの時計。
電池が瀕死状態になると、なぜだか時計の針は12時ちょうどを指して止まる。
それが電池交換の合図。


また、電池交換?最近多くね?

壁から外し電池を入れ替えようとして、ふと考えた。



この時計、要る?




娘が小学生にあがり、算数で時計を読む勉強が始まる頃
「そろそろ、アナログの時計を買って壁にかけなきゃいかんなぁ。」
そう思って買ったんだった。


それ以来、娘は壁の時計を手掛かりに小学校へ行っていた。


しかし、時が経ち、高校生になった娘はiPhoneを手にし、壁の時計を見なくなった。



さらに年月が経ち、娘はこの家を出た。



今、私は壁掛けのこの時計をほとんど見ない。
時間はスマホ、もしくは腕時計で確認している。



電池がなくなったら交換するというルーティンをしているが、果たしてこれいったいなんなんだ?

誰も見ない時計に電池を入れるって。




電池交換の頻度が多いと感じてしまうのは、単なる時計の劣化のせいなのか、それとも私の心理的なもの使わないものに対してのメンテナンスは、無駄と考えているからか。






電池を入れるのをやめて、そのまま時計を寄付用の段ボールに入れた。
すでに着なくなった服が何着か入っている。

思い出の時計ではある。
だからって思い出の品を後生大事に置いておくつもりはない。



昨日見たYouTubeでローランドが

「トロフィー(物)は埃をかぶるけど、心の中の思い出は埃をかぶらない。」
ってさ(*'ω'*)

ヒカキンの山のような私物を断捨離していく。見ていてスカッとする(笑)






私も、この時計、心置きなく処分する。