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Memory of Movies

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映画・海外ドラマライターzashの回顧録。様々な名作たちとの出会いや人生における映画体験を書き綴っていく。
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【Memory of Movies】第8章 海外ドラマとの衝撃的な出会い『プリズン・ブレイク』

【Memory of Movies】第8章 海外ドラマとの衝撃的な出会い『プリズン・ブレイク』

常に映画と人生を共にしてきた筆者は、中学生の頃に、あまりにも面白いものに出会い、衝撃を受けることになる。

あれは、マーベル映画『ファンタスティック・フォー』をレンタルした時のことだ。
当時、私は『スパイダーマン』から始まり、マーベル作品を漁るように鑑賞していたのだが、ふと、特典として収録されていた『プリズン・ブレイク』というタイトルに興味を惹かれた。
どうせ、お金を出してDVDをレンタルしてきた

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【Memory of Movies】第7章 007=ジェームズ・ボンドに手を振られた日

【Memory of Movies】第7章 007=ジェームズ・ボンドに手を振られた日

2023年、ダニエル・クレイグが‘‘殺しのライセンスを持つ男’’007=ジェームズ・ボンドを演じた最後の作品『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をついに鑑賞‘‘してしまった’’。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、公開延期が相次いだ作品であるが、当時は、どこか‘‘延期’’が続いていたことに安堵している自分もいたのだ。
その理由は、もうこれで「ダニエル・クレイグ=ジェームズ・ボンド」とはお別れにな

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【Memory of Movies】第6章 あまりにも衝撃的だったヒース・レジャーの演技…『ダークナイト』

【Memory of Movies】第6章 あまりにも衝撃的だったヒース・レジャーの演技…『ダークナイト』

クリストファー・ノーラン監督最新作『Oppenheimer(原題)』が全米で公開され、映画ファンの間で大きな話題となっているのをSNSで眺めていた。
そんな時、ふと、2008年に『ダークナイト』を劇場に観に行った時のことを思い出した。
当時は、現在とは違い、SNSがそこまで普及していたわけではなかったため、私自身もTwitter(X)などをやっていなかった。そのため、あの時の衝撃を消化する場所がな

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【Memory of Movies】第5章 私の人生を変えた映画!『ハイスクール・ミュージカル』

【Memory of Movies】第5章 私の人生を変えた映画!『ハイスクール・ミュージカル』

映画とは、時に人生を変えることがある。
あれは、今から十数年前…当時、中学2年生だった私は、将来の夢や目標といったものを見いだせずにいた。特にこれといってやりたいこともなかったし、部活もやっていなかったため、目指すべきものもわからなかった。ただ、映画だけは幼い頃から変わらずに好きだった。そんな時、一本の映画が人生を変えることになる。

いつもお茶の間はお気に入りのディズニー・チャンネル我が家はスカ

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【Memory of Movies】第4章 「スター・ウォーズ」‘‘フォースと共に’’過ごしてきた映画ライフ

【Memory of Movies】第4章 「スター・ウォーズ」‘‘フォースと共に’’過ごしてきた映画ライフ

子供の頃から洋画の虜になってきたのだが、「スター・ウォーズ」に関してはハマるのが遅かった。
私は1992年生まれのため、ちょうど「スター・ウォーズ」シリーズの新作公開がなかった時期に幼少期を過ごした。「新3部作」が始まったのが1999年当時7歳の時だったため、私にとってはそこまで強く惹かれるものではなかった。しかしながら、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』公開と同時にグッズやお

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【Memory of Movies】第3章 突如現れた‘‘親愛なる隣人’’スパイダーマン

【Memory of Movies】第3章 突如現れた‘‘親愛なる隣人’’スパイダーマン

アメリカのヒーローというものをまだ知らなかった未熟な私は、叔父から信じられない話を耳にする。
「スパイダーマンという蜘蛛の力を使うヒーローがいる」と。驚愕した。
私にはその話をにわかに信じがたい理由があった。
蜘蛛と言えば、『仮面ライダー』の蜘蛛男のイメージが強く、日本のヒーロー作品では、いわば悪役の代名詞的存在である。
そんな敵のようなヒーローとは一体どのような姿かたちをしているのか。
驚きと疑

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【Memory of Movies】第2章「ハリー・ポッター」と共に成長した10年間

【Memory of Movies】第2章「ハリー・ポッター」と共に成長した10年間

あれは、小学3年生の時だった。
当時の私は、毎朝、学校へ登校する際は朝食を取りながら「おはスタ」を視聴するのが日課だった。
まだ寝起きで頭がシャっきりしていない中で、ふと飛び込んできた映画の予告編に目を奪われた。
空飛ぶ箒にまたがるひとりの少年、首が3つもある巨大な犬、全身毛むくじゃらの大男…予告編で目にしたものがあまりにも衝撃で、その日の授業は全く頭に入ってこなかったのを覚えている。

『ハリー

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【Memory of Movies】第1章『バック・トゥ・ザ・フューチャー』との出会い

【Memory of Movies】第1章『バック・トゥ・ザ・フューチャー』との出会い

これまでの映画人生を振り返る回顧録のようなものを執筆したいと思い立ち、いまに至る。こんな、ごくごく平凡な人生を送る筆者の回顧録なんていうのは大したものではないが、お付き合いいただける読者がいてくれたら幸いだ。今回は、映画の魅力に初めて触れた瞬間のことを振り返ってみようと思う。

バック・トゥ・ザ・フューチャーとの出会い筆者は現在、映画・海外ドラマを専門とするライターとしても、日々、活動している。こ

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