Memory of Movies

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Memory of Movies:第8章 007に手を振られた日

スパイ映画の金字塔「007」シリーズ最新作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開が2021年に予定されている。6代目ジェームズ・ボンド=007として長らく活躍してきたダニエル・クレイグにとっては、これが最後の「007」映画となる。

私が初めて「007」シリーズに触れたのは、まだ最近のことである。遡ること12年前になるか。高校生だった私は夜な夜な映画を鑑賞することを趣味に、ほとんど毎日、映画を

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Memory of Movies:第7章 ジョーカー=ヒース・レジャーの衝撃

クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』が劇場公開され、映画ファンの間で大きな話題となっているのをSNSで眺めていたら、ふと、2008年に『ダークナイト』を劇場に観に行った時のことを思い出した。当時は、現在とは違い、SNSがそこまで普及していたわけではなかったため、私自身もTwitterなどをやっていなかった。そのため、あの時の衝撃を消化する場所がなかった。『ダークナイト』は私の

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Memory of Movies:第6章 海外ドラマとの出会い

これまで数々の映画との出会いを綴ってきた。常に映画と人生を共にしてきた私は、中学生の頃に、あまりにも面白いものに出会い、衝撃を受けることになる。

あれは、マーベル映画『ファンタスティック・フォー』をレンタルした時のことだ。当時、私は『スパイダーマン』から始まり、マーベル作品を漁るように鑑賞していたのだが、ふと、特典として収録されていた『プリズン・ブレイク』というタイトルに興味を惹かれた。どうせ、

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Memory of Movies:第5章 人生を変えた運命の出会い

映画とは、時に人生を変えることがある。

あれは、今から十数年前・・・当時、中学2年生だった私は、将来の夢や目標といったものを見いだせずにいた。特にこれといってやりたいこともなかったし、部活もやっていなかったため、目指すべきものもわからなかった。ただ、映画だけは幼い頃から変わらずに好きだった。そんな時、一本の映画が人生を変えることになる。

我が家はスカパーを契約していたため、いわゆるケーブルTV

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Memory of Movies:第4章 フォースと共にあらんことを

子供の頃から洋画の虜になってきたのだが、「スター・ウォーズ」に関してはハマるのが遅かった。私は1992年生まれのため、ちょうど「スター・ウォーズ」シリーズの新作公開がなかった時期に幼少期を過ごした。「新3部作」が始まったのが1999年当時7歳の時だったため、私にとってはそこまで強く惹かれるものではなかった。しかしながら、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』公開と同時にグッズやおも

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Memory of Movies:第3章 突如現れた‘‘親愛なる隣人’’

小学校低学年の頃はひたすら特撮作品に興味を惹かれた。地球の平和を守るヒーローたちの姿が眩しすぎて、その輝かしい勇姿に憧れ続けたものだ。

そんな私が小学校高学年に上がったばかりの頃、ある出会いがヒーローの概念を覆す。その出会いは本当に偶然だった・・・。アメリカのヒーローというものをまだ知らなかった未熟な私は、叔父から信じられない話を耳にする。「スパイダーマンという蜘蛛の力を使うヒーローがいる」と。

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Memory of Movies:第2章 ハリー・ポッターと共に成長した10年間

あれは、小学3年生の時だった。当時の私は、毎朝、学校へ登校する際は朝食を取りながら「おはスタ」を視聴するのが日課だった。まだ寝起きで頭がシャっきりしていない中で、ふと飛び込んできた映画の予告編に目を奪われた。空飛ぶ箒にまたがるひとりの少年、首が3つもある巨大な犬、全身毛むくじゃらの大男・・・予告編で目にしたものがあまりにも衝撃で、その日の授業は全く頭に入ってこなかったのを覚えている。

その映画と

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Memory of Movies:第1章 映画との出会い

私は現在、映画・海外ドラマを専門とするライターとして、日々、活動している。この仕事を始めてから4年ほどで、ありがたいことに、ある程度の生活はできるくらいの原稿料がいただけるようになった。そんな今日この頃、ふと、これまでの映画人生を振り返る回顧録のようなものを執筆したいと思い立ち、いまに至る。こんなライターの端くれである私の回顧録なんていうのは大したものではないが、お付き合いいただける読者がいてくれ

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