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考えるための大事な視点・考力

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考えていること、思考のヒントなどのnote
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#ファシリテーション

良い企画書の条件とは何か?

私のnoteの中でPVが多いものの1つ「企画書の書き方」 この中で企画書を書くときに、注意することを1つあげるとすれば、つまり企画書の原理原則とは何か? 「実現したいモノのイメージが、相手に伝わるように書く」 と書いている。 では、良い企画書の条件とは何か?私が一番大事にしていることは何か? それは、 企画書を見せることで、「良い対話」が始まる。 これにつきると思う。 「良い対話」とは、新しいアイデアが誘発されたり、深い議論がはじまったりとかそんなイメージだ。

誰かと話すときにプロジェクトファシリテーターがやっている6つの事

2年前に書いたnote。「プロジェクトファシリテーションで共感を得るために必要な4つのこと」 1年前に書いたnote。「誰かと話すときにプロジェクトファシリテーターがやっている5つの事」 また1つ増えたので、上記のnoteを加筆・アップデートして掲載いたします。 1. 相手を知るために事前に下調べ(1〜3時間目安)・google検索やSNSなどでサクッと調べる。  例えば  ・会社の歴史(沿革)  ・ビジョンやミッション  ・創業者や代表などの言葉  これらを企業サイト

組織を上手に動かすために重要な3つのこと。

カフェで情報交換、ランチをしながら雑談。大手企業ではプロジェクトディスカッション。その後はビール。規模は数人、数百人、数万人規模の会社の人との話。一部の業界では伝説的な研究者とかそれなりの規模企業の会長まで、なかなかのバラエティーに富んだ日。 どんな組織にも似たような事あるんだなぁと考えさせる。 そんな日に考えてみた、大きな組織を上手に動かすために重要な3つのこと。 1)コミュニケーションのデザイン組織の大きさにあったコミュニケーションのデザインは大事。10人と300人は

人の備忘録をメモ、これは議論の投げかけ。テーマは「ファシリテーションとコンサルタントの洞察力」

ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズの白川さんがFacebookで興味深いことを備忘録として投稿していました。そしてこの話は私にとっても大事なことなのでメモとして残しておきます。つまりは白川さんの備忘録を私の備忘録にもするという話。 白川さんは私にプロジェクトファシリテーションを教えてくれた一人、ゆえに師匠的な人。そして白川さんの著書に柏木も登場している。 以下、白川さんのFacebook投稿。 昨日「リーダーが育つ変革プロジェクトの教科書」を読んでくださった方がオ

今度「問い」の参考にするnote、問いの「因数分解」の話のnoteはみんなに読んで欲しい

良い問いを創る。yoitoi.com を4月に立ち上げて、試行錯誤を繰り返している私です。1人でやっているので編集長です。まだまだイメージの10%もできていませんが・・・。 それはさておき、「問い」について密かに参考にしている株式会社ミミクリデザイン代表取締役の安斎勇樹さんのnote。 問いの「因数分解」から見えてくる、問いの5つの基本性質 目次 ・問いを"因数分解"するという考え方 ・問いは、認知的な「探索」を誘発する ・一つの問いに、見えない複数の問いが含まれる場合

解決案はいらない。まずは課題だけ出していこう!

「会議のファシリテーション」のお手伝いをすることがあります。 その中でもプロジェクトの初期段階でのファシリテーションで行う鉄板スタイル 解決案はいらない。まずは課題だけ出していこう! 「課題だけを出す」 これは、参加メンバーの「課題の解像度」を合わせるという意図があります。その時に、解決策を出そうとする方、すごく多いんですよね。 でも、そこに持って行かせない。そこをファシリテーションする。 テクニックとしては、時間を区切るのもの有効 60分の会議の場合の例、強引に課題

議論を活発にするための空間の質の話、机は不要かもしれない。

会議の質をあげるための物理的な要因についてのブログがありました。 比較的簡単に、なおかつ効果も高そうな話もあるのでnoteに書いておきます。 議論の密度は、参加者の物理的距離感に比例する距離が離れていると議論の熱量は落ちる。 ファシリテーターと参加者の距離 逆に距離が近くなると議論が活発になる。 これは、私にも経験あります。なので私は講演や座学を教えるときは前に立ちますが議論を行うタイミングになれば、基本的に同じ席にすわる。 距離を近づけ目線を合わせるってことです。

プロジェクトの「良い問い」を考える。その3は、ちょっと分解してみませんか?

ディスカッション中、私がファシリテーターの役割になっているときに意識してつかう「問い」のパターン。 できる限り、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。 以下のnoteの続きです。 プロジェクトの「良い問い」を考える。その1は役割と期待値を全員で合わせるための「問い」 プロジェクトの「良い問い」を考える。その2は、ご都合主義の「問い」 or 徹底

プロジェクトの「良い問い」を考える。その2は、ご都合主義の「問い」 or 徹底的に考える「問い」

ディスカッション中、私がファシリテーターの役割になっているときに意識してつかう「問い」のパターン。 できる限り、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。 以下のnoteの続きとなります。 最初はご都合主義で良いじゃない。新規プロジェクトを考える時、「想定しているユーザー層と市場規模」「開発スケジュール」など、ご都合主義になりやすいですね。でもそうい

プロジェクトの「良い問い」を考える。その1は役割と期待値を全員で合わせるための「問い」

ディスカッションで私がファシリテーターの役割になっているときに意識している方法と「問い」のパターン。できる限り裏方的なポジションで、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。 役割の確認を全員やるって大事 プロジェクトで結構厄介なのは、自分の勝手な思い込みで他のメンバーが動いてくれるだろう。勝手な思い込み。 ほっておくとプロジェクトが崩壊しかねないので

プロダクトマネージャー、そして全てのマネージャーに必要な「成長の場をつくる」という視点

私が名乗っている「プロジェクトデザイナー」のアップデートを行うために、最も近い職種ではないか?と感じている「プロダクトマネージャー(PdM)」についての理解を深めるためにnoteを書いています。 また、noteに書くことで様々な方とのディスカッションの呼び水になれば!と考えています。 つまり ・プロダクトマネージャーを名乗っている人とディスカッションするためのキッカケにする。 ・プロダクトマネージャー以外を名乗っている人とディスカッションするためのキッカケにする。 ・ディ

知識の体系化のテーマを決める

まずはnoteを始めた理由noteを始めた理由の1つに「自分がもっている情報や知識を体系化し知恵として様々なことに応用できるようになる。」そのために、強制的なアウトプットの場が必要と考えて始めました。(飽きっぽいから) そして幾つかサービスでは実際に投稿もしてました。その中でnoteが一番しっくり来たので使うことにしました。 知識の体系化のテーマを決めるタイミング2018年も100日を切り、noteの投稿数もそれなりに増え、全体ビューも間もなく10,000を超えるので、最初

最も貴重な資源は時間 - スタートアップ思考|ファシリテーターの雑談12

最も貴重な資源は時間時間をどう使うか? どんな事業にしても時間が最も貴重な資源だとことに異論はないはず。 しかし無意味に時間食いつぶす事は本当に沢山ありますね。 以下は「逆説のスタートアップ思考」という書籍からの引用ですが、スタートアップではない、企業に所属していても同じ感覚で物事を進めていきたい。 スタートアップでは、資金調達ごとに約1.5年間、会社が生き長らえるだけのお金を得ると言われています。 1.5年とは約78週です。 もし1週間に1個の仮説しか検証できなけ

効率性の3つの領域|ファシリテーターの雑談11

ドラッカーは効率性について3つの大きな領域が存在するとしている。 1. 優先順位第1の領域は、人間の時間に関する点である。一貫した観察を行い、時間を最高度に貢献させるためには正しく使用することが重要だ。これにはどうしても、「優先順位(プライオリティ)」の決定を含む。優先順位の決定を正しく下すまでは、われわれは単に「優れたプランを抱えている」にすぎないとドラッカーは言う。 2.現在の組織第2の領域は、貢献に対する責任や、経営に関する適切な知識、訓練、教育を自ら引き受けること