一次創作の推しがライブをしたけど現地は無理だったから配信を見てきた。
初めまして、自創作のみんなたちにはもれなく振られたい限界創作夢女、久坂です(最低の自己紹介)。
自分に矢印が向くのは絶対無理。解釈違い。だから例えこちらが告白しても振ってほしい。というかもうこちらも関わらないから存在に気づかないでほしい。この話心底どうでもいいな。
そんな頭の悪い創作者私ですが、先日、勢いのままやってきたんですよ。
タイトル通り、【自創作のみんなたちがアリーナでライブを開催したけど、現地は行けなかったから配信映像を見てきた】んです。
さっくり説明すると、8月にお誕生日を迎える自創作のキャラがいるんですね。この創作活動の原点であり最推しです。
やはり推しは特別なお祝いをしたい。
元々部屋を借りてグッズやケーキなどを並べ写真を撮る、所謂【本人不在の誕生日会】をしようと準備を進めていたのですが、祭壇用のグッズをリストアップしている時に出た“うちわ”の項目に、
「いや、この人がライブをやっているイメージはないな…」
と思ったんですよ。
ライブをやってないのにうちわを並べるのは個人的に抵抗がある。
でも、うちわは作りたいじゃないですか。推しの名前の入ったペンラを振りたいじゃないですか。私はオタクだから。
どうにかそれらのグッズが用意できる説得力が持てないかと、マイクを持って歌う推しの姿を試しに描いてみたんです。
そしたらなんか、思うよりしっくりきて。
おお、ライブやってるなこれは。私は参戦してうちわ作ってペンラ振ってんな。
よし、この辺のグッズも作ろう。
と、納得できた程度で済めば良かったんですけどね。
アホな私は更に「ライブの内容も欲しいな」と思ったんですよ。
思ってしまったんです、馬鹿だから。
だってライブのこのシーンの推しが格好良くて、という話をしたくない?
そんでその話をするからには、ライブ見たくない?
あまりにも見たい。
そこでふと思い出したのが、こっそり応援させていただいているのこちらの方のブログ。
いつ読んでもすごすぎる。
※リンクの許可はご本人様からいただいております。
こちらの世に推しを呼び起こすパワー、凄いなあ〜
初めて読んだ時から私もやってみたいと思ってはいたんですが、しかし現実的な話、現地のライブ会場を作るというのは今私の持てる技術や先々のスケジュールを考えると、かなり厳しいものでした。
まーそりゃあそうだ。憧れだけど一人でやるには諸々無理がある。
ウーン、こればっかりはさすがに諦め、
あ、でもあれだな。これひょっとすると、
映像作ってそれをテレビで見るだけでも、
「現地チケットは用意されなかったけど配信があったので見た」
ってことになって、実質ライブ開催にこじつけられるんじゃない?
そう!この世に推しは呼び起こせないかもしれないけど!!配信というテイにすれば!!!私のいないどこかのドームで推しのライブは行われているって!!!こと!!!!!!!(大声で理屈を通そうとしている)
こういうのは発想の転換が大事ですね。天才かもしれない。
というわけで前置きが長くなりましたが、ライブ配信映像を自分で作って自分で見て自分で大騒ぎすることにしました。
さあ、長くなりますよ。お付き合いください。
ep.01-1 準備
現地のライブを作るのはスケジュール的に厳しいと先述しましたが、そもそも本人不在の誕生日会をしようと動いていた期間にライブ配信視聴を挟むことになるので、時間がないのは当たり前なんです。
気になるスケジュールを発表いたします。
この企画を思い立った日、7月20日。
ライブ配信視聴日、8月18日。
よーし1ヶ月ある(ポジティブ)
これによって誕生日会は11月に後ろ倒しになりました。
メインを後回しにする始末。
まあ、とはいえ何度も言うように、あくまでこのライブ配信自体は祭壇に飾るグッズの説得力を上げるためだけに用意するものです。
そこまで凝るつもりは毛頭なかったので、立ち絵にイメソンを合わせて、そこに歌詞字幕でも付ければ良いか、という緩い気持ちでセトリを組みました。
残念ながら単独ライブをやるイメージまでは湧かなかったため、自創作のキャラクターたちから多少の人数が出ることにします。
うん、ライブのベースはこうだ!
総人数、12人。イラスト全員に表情差分有り。うち3人は衣装チェンジ。
曲を並べただけではMV集になってしまう為、配信スタート画面やオープニング、曲の合間に本の紹介・宣伝的なものを挟む。
よって曲数は17、総動画数は20。
…ちょっと話が変わってきたな。
でもどうしよう、これが一番綺麗に組めた構成です。
運営私「この曲からこの流れでこう!?こんなんオタクが沸くぜ!?」
オタク私「見たい」
仕方ねえ〜〜〜〜〜〜これでやろう〜〜〜〜〜
Q.本の宣伝的なものってなに?
A.懇意にさせてもらっている創作者の知人(以下Aさん)とクロスオーバーで小説を書いており、その現在進行系で手掛けているお話の紹介です。
PVみたいなね。
ほら、ライブ中にお知らせはあるあるだから。
つまり
よ〜〜〜〜し生きてる実感が出てきた。
私は回遊魚、私はタフ、私は強い……
何度か本気でめげましたけど、心を強く、なんとか準備を進めました。
何故なら思いついて早々Aさんをこの狂った配信視聴に誘ったので。
見て。
いやーさすがに一人でこのでっけー想いを抱えながら動画を見るのは無理だな〜と思ってたんですよね。
乗ってくれて本当にありがとう。
因みに予定までにクロスオーバー本の完成は間に合いませんでした。世間にはお盆休みがあるんだった…
全力で深く詫びた。
-2 運営私
立ち絵を描く際にある程度縛りを作らないと無限に凝り出して確実に詰む、というのは分かっていたのでルールを決めました。
着色は雑だし線もボロボロなんですが、上記が無ければ到底間に合わなかったと思います。ありがとう過去の私。間に合わない傑作より間に合うゴミ。
いえ、もちろんゴミとは思っていません。だって推したちの新規衣装、新規絵です。
彼ならこんな着方かな〜彼女ならこう着るかも〜
ヒィ楽しい!!
絵が出来次第すぐに動画も作成していきます。
動画を作る上でのルールは
これくらい。あとは臨機応変に。
私は書きたいところから書くことができないタイプなので、動画も1曲目から順番に作成していきます。
となると疲れから最後は雑編集になるかと思っていましたが、そこは意地が勝ちました。
途中途中で個人的アゲポイントを作っていたので、そこでバランスが取れた気もする。
ありがとう過去の私。
こんな無茶をさせるな。
なお、ここまで省略ポイントを作ったのに動画完成は前日夜中3時までかかりました。
それはそう。運営私だけならまだしもオタク私もいるんですから。
あと別にプライベート私も普通に忙しかった。夏だね〜
結果家での動作確認はかなり適当になってしまいましたが、まあ大丈夫でしょう。
最悪歌詞字幕がズレてても、配信の通信状況を理由に音ズレしてると言えば良いんです。
…配信って便利だな!
いやー運営私は非常に楽しみですよ。オタク私にこのライブを見てもらうのが。
だから寝よう。今すぐ。
-3 オタク私
ライブ配信を100%楽しむ為に、色々準備したいですね。
現地では無いため、結局うちわはやめました。
でも自創作がライブをする世界線になったのは確かなので、いつかチケットがご用意されますように!という願いを込めて誕生日会には改めて用意します。
安心して待ってて欲しい。
そうなると他に用意できるのはペンライトですよね。
ペンラにさ〜〜〜お名前シートを入れるとさ〜〜〜も〜〜〜〜〜〜〜本当にかわいいですね。
もんのすっげ可愛い。ありがとう。都度お礼言いたくなっちゃう。
だって推しにペンラを振る日が来るなんて思わなかったんですよ。
ええい、配信先からも届けこの思い!!(素振り)
※ペンラは散々出てくるので後ほどお見せします。
もう少し手元に派手さが欲しくなり、リングライトも用意しました。
一定の界隈の方なら察するでしょう、ライブ物販でしばしば見かけるランダムグッズです。こういうエピソード的解像度は高くいかないとね。
さ、配信中に暴れるための準備はこれくらいで良いでしょう。
次は見た目。
現地ではないにしても、ある程度気持ちは高めたかったので痛バを用意しました。
缶バッジは既にあったのですがそれは誕生日会で出したいと考え、今回は軽量化を目指しカードで新規に作成。
どこかに依頼する余裕は無くコンビニでガーッ印刷してホログラムのスリーブにバーッ入れてペチョペチョー!と組みます。
自分の絵だし雑作成でもそれなりにはなります。テンション上がる〜!!!
服は手持ちのアイテムでなんとかしました。誕生日会にはちゃんと用意するからね…!
ヘアアレンジやメイクを含めたトータルコーデをなんとなくイメージし、うきうきしながら眠りにつきます。
明日はオタク私が頑張るよ!
だから寝て。早く。
-4 Aさんとの連絡
推しはでかければでかいほど良いですから。と、スクリーンのある部屋を借りることに。
しかし私の我が儘にお付き合いいただくのに万一スクリーンで見られなかったら卒倒するし、ド夏は部屋に入った直後の暑さで泡を吹く。
なので先に私が向かって、部屋を冷やしておきつつプロジェクターのチェックをしてから改めて駅で待ち合わせすることにしました。
暑い中の移動も大変だし、レストランは混んでいると予想して、動画を見終わっても部屋に籠もる予定。
長丁場になるので飲食物を駅周辺で買うわけです。
待ち合わせ時間は11時、1日予約を取ってあるから、私は9時半〜10時くらいに部屋に着けば十分かな。
ということは8時くらいには家を出たいから〜化粧とか荷物の最終チェックもするために起きる時間は〜
よし!!!
8時!!!!!(目覚ましをセット)(布団に入る)
おかしいなと思ったでしょう。
私は気付きませんでした。本当に気づかなかった。
気付いたのは家を出る前に、遅延とかが無いかもう一度電車の乗換をチェックしようと検索をかけたときです。
何度調べても今からだと10時半過ぎに着くんですよ(あたりまえ体操)
え?なに?なんで?
……
ッア°ーーー!!!!!!!!!↑↑
こういったこともありますので、寝不足は大変危険です。皆さん前日だけじゃなく毎日きちんと寝ましょう。
不幸中の幸いだったのは待ち合わせ時間には間に合うということでした。
そして駆け抜ければ10時半着でも部屋で空調やプロジェクターの電源を入れておくくらいは出来ます。
私は走った。
それはそれは走った。
せっかくの化粧もヘアスタイルも総崩れです。もう知ったこっちゃない。どうせ現地じゃないし。
…配信って便利だな!
Aさんにもきちんと事情を説明し、そういうことだから動作確認は合流してからさせてほしいことをお伝えすると
Aさんにこれ以上ご迷惑をおかけするわけにはいかない!!!
駅から駆け抜けて部屋に入り空調の電源を入れプロジェクターを軽く確認しいけそうなことが分かればまた部屋から駆け抜けて駅に向かいます(一息)
無事汗だくのバケモノとなった私は、Aさんと合流ができました。
やったじゃん。
ep.02 集合〜配信視聴
事前連絡の時点で、私はどうしたら良い?とAさんが言うので、
「参戦服でお越しください」
と返したんですよ。
身1つで来てくれたら十分だから!という意味だったんですが、
見たこと無い赤い服で着てくれた。
さすがクロスオーバーで話を書いているから、赤がメインカラーのキャラがいることを存じているAさん。
赤い子推しのオタクとして参戦してくれたって言うんです。
まじで?
私の推しはオレンジなんですけど、Aさんも実はそのオレンジが好きだそうで(猛烈に嬉しい)
じゃあなんでオレンジにしなかったの?と聞いたら
A「いや、同担怖いから…」
そっか〜〜〜(どう考えても私一人)
怖くないよ。皆優しいよ(私一人)。
いやしかし、Aさんのノリの良さに大層喜んだ。ありがとう、本当に参戦服で着てくれたなんて…同担怖くないよ!!本当だよ!!!
日頃推しに振られたいとか言ってるから!?ごめんね!!
A「もちろん赤い子も好きだからね!色々用意してきたんだ!」
えっ、ええ〜?なに〜?嬉しすぎるから並べて写真撮ろう〜???
ここに写るほとんどがAさんが自作し用意してきてくれたものです。
私よりライブを楽しみにしてないか?(愛した)
ふふ、Aさんに構成内容は言っていないので反応が楽しみです。
おっと運営私が出てしまった。今日はオタク私、オタク私…
ペンライトやリングライトなど諸々用意したら、視聴準備に取り掛かります。
配信の良いところは!公演中だろうが写真が撮れるところ!!
イエーイ始まるよ!パシャー✩
A「配信スタート画面から、“ある”の?」
そうだよ。
待機画面とともに穏やかな音楽が流れている間、楽しみだね〜と話していると、じわ…と切り替わってステージをメインにアリーナの画面が映し出され、客席のざわざわとした音が聞こえてきます。
A「開演前の会場内映像まで、“ある”の?」
そうだよ。
ライブ配信視聴だからね。会場、配信しなきゃ。
そうしているうちに徐々に音楽は大きく、会場は次第に暗くなり、いよいよライブがスタートします!
この始まる瞬間が一番わくわくしますよね!
A「うわ拍手まで入ってる」
リアクション助かる。
オープニングで今回出演するキャラの名前が順番にでかでかと出るんですが、スクリーンの迫力が本当にすごくて。
オープニングだけでとんでもなく楽しいんですよ。どうしよう
名前が出るたびにそのキャラのこと呼んでた。
スタンプで隠れていますが、この角度からでも分かる爆裂笑顔でバカ笑う。心の底から楽しんでて良いですねってな。
しかもセトリ順に作成したのに1ヶ月間ドタバタとしていたらほとんど記憶が飛んだのか、次の曲なんだったっけ…アエーーーー!!!!!ということが発生しまくったんですよ。
初見のAさんとほぼ同じ反応。滑稽。
でも新鮮な気持ちでライブが見られるって…お得じゃん!
見てください。
A「運営お前本当にお疲れ様です…」
「ヘッヘェ!↑↑」
さあ、怒涛に前半が過ぎていくと、唐突に無音でスクリーンに文字が映し出されます。
A「ステ始まった?」
急な展開にAさんのペンラを振る手も止まります。
それはそう。
しかし映像はなんの説明もなく(隣にいる私も見入ってた)どんどん進んでしまいます。
すると…
A「アッえ!?!」
そうこちら、Aさんと執筆しているクロスオーバー小説の一節。
更に言うと、その話を書く上でAさんと2人で作った登場人物の台詞です。
クロスオーバー小説のPVがあるとは伝えていなかったため、これにはさすがに驚いたよう。
だよねーー!!!
やっぱライブ中にも原作の最新情報をお届けしないとね!
ヒューヒュー!
驚いてくれて何より!
PVの内容は2分ほどでささっと流しつつ、最後に小説内でキーポイントとなるグラスを合わせる音が響きます。
そして、
A「ヴワーーー!?」
「ギエーーーーーー!?」
この辺りは動画の作成中も一連の流れで見られてなかったので、Aさんと同じリアクションを取ってしまった。
凄いサプライズ感…!
信じられない盛り上がりを見せました。
これは楽しい。
格好良い、綺麗と騒ぎながらペンラを振り続け、曲が終わると少し放心状態のAさん。
A「凄い…」
「ね、まさか衣装チェンジして出てきてくれるなんて…」
A「出てきた瞬間こちらの自創作の人たちが物凄い動揺してた」
「オモロい」
そちらの人たちもライブ見てる?
思わず拍手が起きる。
と、
えー!?クロスオーバー小説のオリジナルキャラクターである兄妹が登場して、しかも歌ってくれるんですかー?!(説明台詞)
A「ここまであんの!?!」
「私ペンラ赤にするから青にして!!」
これはさらなる驚き。
もう異常なほどペンライトを振ります。
離れ離れだったけど最後には一緒に暮らせるようになった2人が、こうしてまた手を取り合って笑顔で向き合い、皆の前に出てきてくれている…
つい二重顎にもなります。
でも伝わりますか、この笑顔。こういう情緒ぶん回されてるのが心底楽しい。
「駄目かも…ズビ」
A「オタクお前…」
運営私もまさか泣くとは思っていませんでした。
ウケる。
後半はペアやグループ曲が多く、更に怒涛に過ぎていきます。
そして大トリはやはりこの創作活動を始めるきっかけとなった、推しのソロ!
およそ12年前、元々人の企画に乗っかって生まれたキャラクター。
企画が終了してからも独立した世界観で1人続けていると、2人、3人とキャラクターが増えて次第に広い物語になっていきました。
個人的な理由から彼らの話がしづらくなって暫く身を潜めていたんですが、やはり好きの気持ちは消えず、最近になってまたモソモソ活動しだしたんです。
それが気付いたらライブまでしてるよ。
キャラが生まれた12年前、身を潜めていた6〜7年前は、将来こんなでかいことをしているとは予想していませんでした。
ましてこんなに変わらず好きが続くとも思っていませんでした。
Aさん含め、周りに恐る恐るコンセプトを伝えてみたら皆優しく受け入れてくれて、あんなに怯えることは無かったんだなと実感もし。
これを見ている間は胸がいっぱいで、
ちょっと吐きそうでした。(台無し)
いやー楽しいんですよ、本当にずっと言ってますけど。楽しい。
ほとんどAさんを置いて見ていたせいで、めちゃくちゃ写真を撮られていましたね。
ごめん…ありがとう…本当に申し訳ない…
アンコールまで無事見届けると、配信も終了。
完全に燃え尽きた状態で漸く我に返り、Aさんに深々頭を下げました。
「あの、ありがとう…本当、お付き合いいただいて…」
A「こちらこそ。ライブ中の限界オタクお前を見ているのが凄く面白かった」
あと5000公演して…とか言ってたらしい。そうだね、やってほしいねワールドツアー。
A「ところでこのライブは円盤化しないの?」
Aさんがとことん優しい。
ep.03 終わりに
終わった今はとてつもないロスに襲われています。まじであと5000公演しないか?
しかしこれでやっと実績が解除されました。11月の推しの誕生日会に向けて心置きなく準備ができます。
このためだけに開催された企画としては規模が大きく異常スケジュールでしたが、まあ楽しければオールオッケー!
誕生日会も誠心誠意準備中です!
でも今は!余韻に浸らせて!!!
本当に本当に楽しかった!
Aさん付き合ってくれてありがとう!たくさん写真を撮ってくれてありがとう!!!
やっぱ推しには振られたい!!!!!!
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