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宮城日記≪その2≫ 二兎を追う② ~囲碁将棋とポケモンGOと~

前回はこちら

もう七ヶ浜国際村で収録されたYoutubeも公開されて、周回遅れどころではありませんが、仙台の話の続きです。


漫才までのあれこれ


いかにも絶景

七ヶ浜国際村は、素敵な場所だった。また、洒落の効いた将棋盤の飾り付けもあり、気分が高まった。


盤面大喜利出題(敗北)

物販は大盛況で、スタッフさんから続々と売り切れのアナウンスがあった。ライブTシャツを翌日の衣服として当てにしていたので、希望のサイズではなかったが無事に買えてほっとした。
しかし、アクスタは売り切れで買えなかった。到着が遅かった後悔もあったが、栃木公演には行けないのが確定していたので、いっそコンプリートへの未練が断ち切れて良かったとこの時は思った(のちに新潟で3種揃うのだが……)。

客入れBGMはパラッパラッパーだった。自分が遊んだことのある唯一のコンシューマー機の音ゲーだ。ああロドニー、サンダーバニー、パパパパパフィー、90年代。


幕が上がる

ステージ上に緞帳はなかった。舞台後部が幕に覆われていた。
囲碁将棋の登場に合わせて、幕が開き、全面のガラス越しに、海からの光が差し込んだ。薄曇りだったので、やわらかい光だった。

文田さんが「湘南の奴がよく式を挙げる結婚式場みたい」と言った。私も、10年以上前に参列した友人(湘南の奴だった)の結婚式を思い出していた。鎌倉の海沿いにあったチャペルで、海からの光に溢れた素敵な場所だった。茅ヶ崎・鎌倉・湘南の区別が私にはつかないし、なんだかそんな式場はいくつもありそうだから、同じ場所を思い浮かべていたとは限らないけど、もしそうならなんとなくうれしい。

この時点では「絶景漫才ツアーは全セトリ重複なし」だと知らなかったので、ネタばれしない方がいいのかなとあえて記録に残そうとはしなかった。2カ月経ってうっすら覚えているのは、
・新ネタが車がらみだった
・根建さんが『夏の終わりのハーモニー』を歌うネタがあって、好きな曲なのでうれしかった
など。

この日は撮影タイムがあった。しかしバッテリーを3個も背負った状態なので、この旅はカメラの持参を諦めており、スマホで撮影させていただいた。せっかくいい場所なので、是非カメラで撮りたかったなあ。

仙台市へ戻る

手配通りにタクシーが迎えに来てくれた。運転手さんと「今日ここで何があったんです?」「囲碁将棋という漫才師のツアーがあって~~」という想定内の始まり方をした車内の会話だったが、運転手さんも遠征上等・現場主義の格闘技ファンだったので、温度差なく話ができて楽しかった。

「ポケモンGOもやってて、これから七北田公園に戻らなきゃいけない」と言ったら、「じゃあ泉中央駅ではなく、七北田公園で降ろした方がいいですか?」と提案してくれた。是非、とお願いして会場のぎりぎり車が入れる地点で降ろしてもらった。8000円ちょい。もうどうにでもなれだ。


戻ってきたよ

「ペーパードライバーでなければ、レンタカーで身軽に行動できたし、こんなにお金もかからなかったなあ」とその時は落ち込んだが、時間が経つにつれ、「でも自分で運転していたら、こんなに会場のそばまで車で来られなかったし、駐車場探しに苦労したはずだ。からタクシーでよかった」とプラスの思考が湧いてきた。そっちの方が精神衛生上いい。

公園では残り1時間となったイベントに血眼になって取り組んだ。結局、クリアできなかった課題もあり、また、囲碁将棋のアクスタが買えなかったことも頭から離れなかった。「二兎を追う者は一兎をも得ず」
あー。

泉中央駅の混雑を懸念して(イベント初日には入構規制があったとかなんとか)、先に夕飯を済まそうと駅周辺をうろつく。しかし、見つけたよさげな居酒屋は2件連続満席で、心が折れた。でもまあ、満席になる居酒屋に引き付けられる自分の嗅覚もまあ悪くないと謎に満足して、泉中央駅へ向かった。

駅構内も地下鉄車内も、まったく混んでいなかった。

仙台駅に戻り、再び夕飯について考えた。先ほどのタクシー代が脳裏に甦った。駅の地下で、割引になっていた中華を夕飯として買った(ビールも)。地元の味もいいものだろう。
地上に出ると、雨が降っていた。

餃子はかなりあっさり(優しい味っていうやつ)

小瓶でラー油が売られていたので、自分へのお土産として購入。食べてみると、辛みはあまりなく、旨味が凝縮されたラー油だった。

おまけへ続く

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