見出し画像

追加断念「Another World」


Another world

https://music.apple.com/jp/album/cant-wait/1495945024

物語の世界は、リアルとは別世界。
休日に垣間見る、アナザーワールド。


ラテンジャズ大好きメロウデュ!笑
いつかは1枚まるごとラテン1色なアルバムを作りたいと思うほど
ラテンというジャンルを愛しています。(特にヤギちゃん)

この曲は、今までのラテンテイストの曲とは
違うルールを自分に設けて作りました。
ラテンが好きでも、ラテン理論(?)には詳しくないわたし。
(※ご存知の通り、ヤギちゃんはべらぼうに詳しいです)
ただ「こうすればよい」というのはヤギちゃんから教えてもらったり、
聞きまくって学びました。
その「こうすればラテンになる」という法則を出来る限り使わず
ラテンジャズを表現する、というルールを自分に作りました。


面白かったのが、
「ルールを作ったほうが自由になる」
また新しい世界に踏み込んだ感じがありました。
嬉しいなぁ。


デモをヤギちゃんに渡す時は、
完全にリズムは抜いた状態で渡しているのですが、
その状態で「この曲はラテンジャズだよ」とは言いませんでした。
それでいて、ラテンジャズって伝わるかな?
それとも違うアプローチでくるかな?


違うアプローチでも良い化学反応が起きるかも、と思いつつも、
仕上がってきたのは、ラテンー!
さっすがヤギちゃん!
ルンバとコンパルサを織り交ぜたリズムで仕上げてくれました。
前作のボンバもそうだけど、
コンパルサとか使うジャズフュージョンの方って
いるのかしら・・・!





あと、わたしはどうしてもこの曲で使いたかったのが
「ナポリの6」という和音。
これはクラシックの用語なのだけど、
こういう名前がついている和音はたいてい大好き。
(ドッペルドミナントとか、ピカルディ終止とか)
間違いなくドラマチックになるのだ。

ちなみに、ナポリの6は
主音の短2度上の音を根音とする長三和音のことです。
小学生の時、モシュコフスキーの15のエチュードのOp.72-2(g-moll)の
エンディングが好きで、
どうしてこんなにドラマチックなんだろうとずっと思っていたところ、
ナポリの6が使われていた。

ちなみにわたしが使っている箇所はここ(3拍目)


画像1


何回も使ってるけど・・・笑

ラテンジャズでありながら、クラシックな雰囲気も感じるのは、
和声の進行によるものだと思われます。




ではでは、ここで突然のヤギちゃんコーナー!
質問の答えは、全てヤギちゃんによるものです!


尺や構成の都合等で曲にパーカッションの追加を断念することはあるのでしょうか。
あるとしたら、今回の収録曲に打楽器追加断念曲はありましたか。


あります。
イメージしたパーカッションを録音してマッチしてなかったということは、あります。
また、タンバリンでも楽器によって音色や立ち上がりも異なるので曲にマッチしたものをセレクトします。
(必ず現場には何種類か持っていきます)
その際、POP感が合ったほうがよいか、民族的なものがよいか、また両性的なのか・・・・。
ミュート加減も。(鈴をガムテープで鳴らないようにしたり)
このセレクトも音楽家の醍醐味ですよねー。
こだわれば良いってものではないけれど、、変にこだわりすぎないように注意しています。
(深みにハマって、何を求めてるか分からなくなるので笑)
ある程度は直感重視で!

さて質問の答えです。


今回のミニアルバムでパーカッションの追加断念曲は?

Borderless - パーカッションとドラムソロのところのバックで、タンバリンを鳴らしてみましたが断念。(ストレートにソロに耳を傾けて欲しかったため)

Daydreamer - シェルチャイム(エンディングで録音しましたがうるさく感じたので断念)
 ※シェルチャイム-いくつかの貝殻を紐でつるして揺らして鳴らす楽器

Another World - ティンバレスを入れたがラテン色が強すぎたので断念。多少オシャレなラテンジャズのテイストにしてみました。(POP感と言うべきなのでしょうか?)


===========

かおりメモ

ごめん、POP感は感じてなかった

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

よろしければサポートお願い致します!頂いたサポートは、活動に大切に使用させて頂きます!