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#47 息子の就学検討 ①特別支援学校の見学

MelonPapaです。発達障害の5歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。

少し更新が滞っていましたが、また再開していきたいと思います。

現在息子は児童発達支援を受けていますが、来年からはいよいよ就学。ということで、自治体との就学相談が始まっています。私も時間の許す限り学校見学や就学相談に参加していますので、今後数回にわたって各々のイベントについて書いていきたいと思います。
①特別支援学校の見学
②特別支援学級の見学
③就学相談
④特別支援学校の見学(その2)
⑤ひと通り見学してみての総括

今回は、①特別支援学校の見学について書きます。当日は学校説明と授業見学が行われ、我が家からは私のみが参加しました。時系列に沿って、私が感じたことを正直に書いていきたいと思います。

1.普通級とは違う雰囲気に動揺

特別支援学校の校舎に入って、見学会の教室まで向かう途中に、多くの自動、生徒、先生とすれ違いました。正直に書くと、最初に湧き上がってきた感情は、「動揺」でした。これまで、障害を持った子に接する機会は息子の療育施設がメインだったこともあり、その世代よりも年上の児童・生徒に接する機会がありませんでした。だからなのか、会場に向かうまでの道中は、なんだか動揺してしまいました。この時の感情はうまく表現できませんが、あまり前向きなものではありませんでした。

2.大人が多い

そもそも特別支援学校に先生が多いことは知っていましたし、最初に学校説明で先生の人数も聞きました。ですが、実際に見学のために校舎を移動している時に、先生が多いのを実際に目にして驚きました。学校なのに、大人が多い。自分が経験した学校は子どもの世界に大人が少しいるイメージでしたが、ここは、大人と子どもが同数ぐらいと錯覚するぐらい多かったです。単に驚くだけでなく、これだけ多くの大人が困りごとのある児童・生徒をサポートしてくれていることに感謝の気持ちが湧きました。

3.先生の姿勢に感動(ここが今回のメイン)

学校説明の後、授業の見学をしました。息子が年長ということで、小学校1,2年生の授業を見学しました。どの教室でも自動5,6人に対して先生が2人以上で授業をしていました。私が感じたのは、単に先生の人数が手厚いということではなく、先生の姿勢です。どの先生も児童・生徒の目線に合わせて接してくれています。私の経験では、小学校1年生であっても先生は偉い、先生の言うことは絶対、という、絶対的な上下関係があったように思います。でも、そこにはそういった上下関係が全くなく、先生方が児童・生徒の一体感のようなものを感じました。
中でも、1人の先生の姿勢が忘れられません。その先生は音楽の授業をしていました。音楽に合わせて児童が太鼓をたたくことにチャレンジしていたのですが、その先生は、児童の目の前に膝をついて、叩き始める時と叩き終わる時に全身で合図をしていました。そのおかげか、児童はみんなタイミング良く太鼓を叩けていました。少なくとも、私の人生の中で、膝をついてこんなに児童目線で接してくれた先生はいなかったと思います。決して、私が教えを受けた先生を否定しているのではありませんが、それぐらい印象に残っています。

4.児童・生徒の安心感(今回のメイン2)

授業を受けている、あるいは校内を移動している児童・生徒をしばらく見ていて感じたのは、みんな安心感を持って過ごしているな、ということです。もちろん、たまたま感情を乱している場面に遭遇しなかっただけかもしれません。ですが、児童・生徒のみんなが先生たちを信頼し、学校で過ごすことに安心感を持っているような雰囲気を感じました。それって、授業の内容云々よりも一番大事なことかなと思いました。

5.窯業部の説明

小学校1,2年生の授業を見学した後に、高等部の活動も見学しました。その中で、窯業部の部屋に入った時に、ある生徒さんが窯業部の説明をしてくれました。その生徒さんが、あまりにすらすらと活動内容を説明してくれたので、そのレベルの高さに驚きました。その子もその子なりの困りごとがあるんだろうと思いますが、その子の振る舞いは私が抱いていた先入観を覆すものでした。

6.通学路が無い

見学が終わって帰る時に気がついたのですが、校門を出てすぐの道に歩道がありませんでした。基本的に児童・生徒はバス通学なので、確かに歩道は必要ないんです。実際には、自分で通学している児童・生徒もいるようなのですが、息子が通うことになっても、いつかは自分で通学する機会があったら良いなと思いました。自分のことを振り返っても、通学って色々学ぶことがあったなと思うので、息子にもその機会があれば良いなと思いました。

以上、感じたことを長々と書いてしまいました。整理するのは一連の最終回あたりにしようと思います。次回以降も見学や就学相談の際に感じたことを正直に書いていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。













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