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Connecting the dots〜点と点を繋げることのススメ

おはこんばんちは、melodahandsomeです。

先日、自分の”棚卸し”をしたのですが、自分の大好きな言葉を1つ書き忘れました。こういうのが嫌だから、やはり常に棚卸しをしなきゃいけないのですよね。

書き忘れた好きな言葉は、そう、タイトルにも書いた「Connecting the dots」です。

この言葉を聞くと、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズによるスタンフォード大学の卒業式辞を思い起こす人が多いですよね。私もYouTubeで何度も見ました。

でも、このスピーチを聞く前から、実は自分の中で意識していたことで、私からすると、それをカッコよく表現してくれたのがスティーブ・ジョブズのこの言葉なのでした。あのスピーチは多くの人の心に響いたはずです。

先を見通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ。何かを信じ続けることだ。

直感、運命、人生、カルマ、その他何でも。
この手法が私を裏切ったことは一度もなく、そして私の人生に大きな違いをもたらした。
(Steve Jobs 2005年スタンフォード大学卒業式辞から抜粋)

この言葉が示す本来の意味は、
挫折や苦しみ、喜びも、すべての出来事に意味があって、今につながる必然で、その経験は必ず将来の何かにつながると信じることが重要だという話です。

この意味合いとは違うのですが、私が「点と点を繋ぐ」という言葉に、初めて触れたのは小学生に上がる前の話です。誕生日プレゼントに父親が当時の戦隊モノのロボットを買ってくれたときの日のことです。

父親と一緒に寝ようとしてるときに、父親が枕元で私に言いました。

お前が欲しいものは、出来る限りなんでも買ってあげたいと思っているよ。
でも良いか?お前はどう頑張っても「恩返し」はお父さん・お母さんにはできないんだよ。

細かい言い回しは覚えてませんが、こんなニュアンスでした。こどもごころになんでそんなことを言うのだろうと思ったものです。この後にこう続きます。

しようと思わなくても良い。
その分、自分がしてもらって嬉しいと思ったことは、お前がパパになって子どもができたときに、同じことをしてあげられるようにするんだぞ。

と言われたわけです。当時の年齢ではいまいち理解できませんでしたが、中高生になったあたりで、 ハーレイ・ジョエル・オスメント、ケヴィン・スペイシー出演の当時の話題作『ペイ・フォワード』と言う映画を観て、“善意を他人へ回す”というテーマのこの作品が、父親が言っていたことに近く、こういうことかと、真に理解をしたものです。

それからまた数年後、大学の時に出会った方が、こういう行為のことを、「恩返し」ならぬ「恩送り」という言葉で表現されているのを耳にして、それ以来私は出来る範囲ではありますが、「恩送り」という考え方を大切にしたいと思っています。自分の子どもだけでなく、チームのメンバーなど関わる人にも、送っていければ良いなと思っているのです。

スティーブ・ジョブズが使った意味合いとは違いますが、このように自分の大事にしていたものが、新たな出会いや知識に触れて、より腹落ちしていくことが、私の「点と点がつながった」経験の1つです。
これ以来というわけではありませんが、いつの日にか、このように何かと何かが繋がった瞬間にとても気持ちの良さを感じるようになったのが、私の特徴かもしれません。

例えば私は、自分のやりたいことや、やるべきことに自分の趣味や、経験・知識を組み込めないか、活かせることはないかを常々考えています。たとえ興味がないことでも、そこに自分の興味のあることとの関連性を見つけ出すことで、楽しく取り組むことができます。例えば、人の話を聞く時も、何か自分の経験と共通項を見出そうと思うことで興味をもって聞くことができます。

この繋げるという事は、非常に万能な事なのです。
自分の外側で起こっていることに、自分を繋ぐことで、「自分事化」できるというのはとても重要な資質であり、近年ビジネスでも聞かれる「当事者意識」と強い関連性があると私は思っています。

ちなみに、私は「着想」が得意な人間です。
対して「発想」は・・・自分の中ではあまり得意ではない認識です。
よく0→1思考なんて言いますが、実は既にあるものとあるものをつなぎ合わせたことで、新しいものが生まれていると言われます。これは、着想的な視点から始まり、そこから発想へとつながっていく事を指しています。

着想は、課題に対して解決のヒントになりそうなものをイメージできて、それを集める思考の事を指し、発想は、その集まったヒントを元に「アイデア」を組み立てる思考なのだそうです。

これからの時代、答えのない問いに挑み続ける力が必要になっていきます。逆に正解のあるものは人間よりもAIの方が圧倒的に強い領域です。そこで戦おうとすること自体、無謀ですよね。
すると、私たち人間に求められるものは、答えのない問いに対して、正解ではない、「納得解」と言われるものを出すことが唯一の道です。これをクリエイティブと世間では呼んでいます。

なので、着想的な人間は、点と点をつなぐように、目前の課題に対して、関連性のありそうなデータや情報をロジカルにつなぎ合わせて「意味」を紡ぎ出すことが大事です。
対して、発想的な人間は、着想から得られたヒントを組み合わせながら、今までになかった新しいモノ(ストーリー)を作り出すことが大事です。この二人の相性は良いですね。

私は、チームのみんなにも、この「Connecting the dots」をオススメしたいのです。無意識的にできている人もいるかもしれません。

点と点を繋ぐことができる人は、①自分の人生に「意味」を見出すことができます。②新しく生み出すものに「ストーリー」を紡ぐことができます。そして、③自分の運命に「役割」を持たせることができます。

これが私の考える「Connecting the dots」のススメなのです。


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