見出し画像

Mellow Colaを作ったのは誰?


みなさん、こんにちは!
クラフトコーラシロップ「Mellow Cola」を販売しています株式会社ママムーンの村田です。
前回からだいぶ時間が経ってしまいました…前回は「Mellow Colaの特徴」なんかを色々と書かせて頂きました。
さて、今回はMellow Colaを開発した人物がどんな人なのかを深堀りしようかと思います!


【開発者/村田紘子について】

皆さん薄々お気づきだと思いますが、弊社はワンマン社長なもんでMellow Colaを作っているのも、これを書いているのもワタクシです。
ここでは、せっかくなので「村田紘子」という人物の履歴書的な読み物にしたいと思います。
(全く興味無いかもしれません…すみません)

【村田の原動力】

私は幼少の頃から音楽が好きで、今でも大好きです(今は聴く専門)。
そう言うと「どんな音楽が好きなんですか?」と必ず聞かれます。もう何万回も聞かれています。
とても難しい問いです。
私はだいたい「ブラックミュージックが好きです」と答えます。入口はヒップホップかもしれません。

高校生の頃、snoop doggに出会い、「これだ!」と思ってしまった。中学、高校生の頃は洋楽の方が良く聴いていたかもしれません。さらにその後、candy dulferと出会って、「大学に入ったらサックスを習いたい!」と強く思うようになりました。
実際、大学に入り「ヤマハ音楽教室」的な所へ通ったのですが、週に1度のレッスンでは満足できず「大学にジャズ部があるらしい」ということで見学に行ったら、そのまま入部することになってしまいました。

入部当時、ジャズ部の先輩に「あれ聴け、これ聴け」と色々なCDやデモテープを貸して頂いたのですが、何しろヒップホップ少女だったので、ジャズの良さが全く分からず「私はcandy dulfer(いわゆるフュージョン)が演りたいんだ」とモヤモヤした日々を過ごします。
そして1年が過ぎた頃、私にジャズの神様が降臨します。なんか急に「ジャズやべぇ!!」とジャズの格好良さに気づくことになるのです。それは本当に突然訪れた衝撃でした。

今思えばですが、高校生の頃に聴いていたヒップホップには、ジャズの名曲が良くサンプリングされています。ジャズを好きにならない訳が無いんです。
と言う訳で、ヒップホップもジャズもソウルもファンクもR&Bもブルースも好きです。あと、シティポップとサザンオールスターズが好きです。あ、ボサノバとサンバとハウスも好きです。
最近は、「演歌はジャパニーズソウルミュージックだろう」とマジで思うので、あと数年すれば演歌にも詳しくなっているかもしれません(笑)。

【社会の荒波に揉まれる】

私は酒と音楽に溺れた大学生活中に、「この曲、やばいよね」と言い合いながら仲間とお酒を飲む…こんな幸せな空間を作りたい!「いつかジャズバーを開きたい」とぼんやりした夢を抱きます。
ならば「とりあえず資金作り」という事で、東証一部上場企業に新卒で入社します(当時、超就職氷河期と言われた時代で、今思えばスーパーラッキーな就職でした)。

入社した会社は小売業というか流通業というか、ジーンズを販売する会社で、私は店頭の販売員になりました。
渋谷のど真ん中にあるお店に配属になったのですが、まぁそこでは厳しい上下関係や今で言うパワハラ的な経験をし、社会人の洗礼を受けました。「店長になったら会社辞められなくなるぞ」という噂を聞いていたので、その会社で副店長まで上り詰めて退社しました。少しばかりの貯金を得て。

さて、そこからは「いい音楽があるんだったらお酒も美味しい方がハッピーでしょ」という事で、お酒を学ぶ方へベクトルが向きます。
昼間にアルバイトをしながら、夜間のバーテンダースクールに通いました。スクールを卒業すると同時に新宿のバーを紹介して頂き入社することになるのです。

【バーテンダー人生のスタート】

多くのバーテンダーは18歳から修行を始めます。私は少し遠回りをしたので26歳でのスタートでした。
先輩は年下ですが、私は全く気になりませんでした(たぶん向こうはめちゃくちゃやり辛かったと思います…)。
ここでは「夜の世界」の洗礼を受けます。今思うのですが、知らなくていいことって世の中に結構あるよな。
最初に勤めた新宿のバーは不景気という事もあり、半年で退社。

そこからは、2、3軒のバーを掛け持ちでバイトします。そのうちの1軒が当時流行り出していた「フレッシュフルーツカクテル」を得意としたバーでした。私はここに賭けました、というか単純に「フルーツのカクテル作れるようになりたい!」ということで技術取得に勤しみます。
当時の先輩に付いていく形で、西麻布のバーで勤務することになりました。ここが私のカクテル人生のターニングポイントになっていると思います。来る日も来る日もフルーツカクテルを作りまくりました、約3年間。

とあるパーティーで私が作った苺のカクテル

「バーテンダーのゴールは自分のお店を持つこと」なんて言われたりします(スタートでもあるんだけど)。
しかし、私はバーテンダーになりたかった訳ではなく、音楽と共に美味しいお酒を楽しみたい、ただそれだけ。
ということで、西麻布のバーから卒業することになりました。
選んだ道はフリーランス。今後のことは何も決まっていなかったけど、「バーの楽しさとカクテルの可能性を多くの人に知ってもらいたい!」という想いだけで活動を開始。結果的にカクテルブックを出版させてもらったり、テレビやラジオに呼んで頂いたり、雑誌などでカクテルレシピ開発のお仕事を頂いたり、何だか色々とやらせて頂きました(←ました、というかこれらは現在進行中)。

そんな中で、大学生の頃から描いていた「音楽と酒を愉しむイベント」も主催することができました。音楽のプロのセレクターをパートナーに迎え、毎回彼が選曲した1曲をテーマ曲にして、その曲をイメージしたカクテルレシピを私がつくる。DJブースのあるバーを会場として、2、3年間で20回くらいやったかな。とても良いイベントでした!!

カクテルと音楽が寄り添う大人達の社交場

【私がコーラに着目した理由】

実は、昨今のクラフトコーラブームより前に私はコーラに着目していたんです。
西麻布のバーテンダー時代に同僚たちが二日酔いで出勤してくると、まず最初に冷蔵庫からコーラを取り出す。
バーの冷蔵庫なので、甘い炭酸飲料であれば隣に必ずジンジャーエールもある。彼らに「それ効いてるの?」と聞くと、だいたいみんな「なんか効いてる気がする」と答える。

「もしかしてコーラには二日酔いに効く何かが入っているのかもしれない」と思いだした私は、コーラについて調べることにしました。
すると、まず「コーラは万能薬として漢方医が生み出した」ことが分かり、それは二日酔いにも効いていたらしい、ということが分かった。あながちバーテンダーの感覚も間違いでは無かった、すごい。

フリーランス時代に、まだクラフトコーラが誕生する前ですが「世界中のコーラでジャックコークを味わってみよう!」なんていうイベントもやりましたね(ご協賛頂いたジャックダニエル〈ブラウンフォーマンジャパン株式会社〉の方々、いつもありがとうございます!!)。

色んなコーラとジャックダニエルを合わせる会

【クラフトコーラとの出会い】

フリーランスとして色々なカクテルイベントをやっていく中で、クラフトコーラ第一人者の「伊良コーラ」の記事に出会います。「コーラって自分で作れるんだ!」、じゃあちょっと作ってみよう。という所からMellow Colaのレシピ開発が始まります。

最初は地元のお店を間借りする形で、週末だけオープンする「クラフトコーラ専門店」としてMellow Colaはスタートしました。当時、こんなスタイルであったにも関わらず「週刊プレイボーイ」に載せて頂いたりしたんですよ(グラビアじゃないよ)。

これに載ってます。まだMellow Colaという名前が付く前だからMellow Colaエピソード0の時代。


1年もすると新型コロナウイルスが日本にやってきます。街中に人がいない、飲食店は壊滅的です。
「こうなったら製品化して全国の皆さまに知ってもらおう!」ということで、Mellow Colaの製品化が動き出します。
コロナが無かったら製品化はしていなかったかもしれません。

【社長になる】

さて、いよいよMellow Colaを製造・販売するために社長になってしまいました。
会社を作ってみると、世の中に知らなかったことがまだまだ山のようにあるな、と思います。
そして、なんだかお金がかかりますw。
社長になってみて思いました、社長ってお金持ちのイメージだけど、世の中には「お金のある社長」と「お金の無い社長」がいるよなと。今の私は完全に後者です、お金無いです汗。
ワンマン経営で心細いですが、社会の成り立ちを勉強させてもろてます!!

そして、社長になってみて実感しました。私は経営より”ものづくり”の方が好きだな、と。
ドリンクレシピを作っている時が楽しいです、なので早く第二弾、第三弾のMellow Colaを作りたいです!!!(←中小企業診断士の先生にその前に販路を確保しろ、と言われている)

私の強みはカクテルなので、Mellow Colaの可能性として色々なアレンジが飲めるような「Mellow Colaスタンド」も最近始めました。月に2日間、錦糸町にあるクラフトビール醸造所Miyata Beerさんで開催中です!
今後はこういった機会を沢山増やして、いつかはMellow Colaが存分に楽しめるお店をオープンさせたいと社長は思っています。


おすまし社長。


《Mellow Cola オフィシャルホームページ》
https://www.mellowcola.com

《Mellow Cola オンラインショップ》
https://www.mellowcola.thebase.in

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?