「The indifferent Engine-フォックスの葬送-」伊藤計劃
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「The indifferent Engine-フォックスの葬送-」伊藤計劃

好きな一文を残しとくシリーズ。
伊藤計劃「The indifferent Engine-フォックスの葬送-」より

”「だからさ、このぼくの名前、適当に考えたわけじゃないんじゃないかな、って、ちょっと思ったんだ。どうやってつけたのか、教えてくれてもいいと思うけど」
 そう言った瞬間、父が遠くを見やる――ぼくの顔を見るのではなく。何か重くつかえるものが、父さんの胸に入ってきたのは確かだ。けれどその意識の向かう先は、ぼくじゃない。ぼくの名前を媒介にした、どこか遠く、父さんの記憶のなか。”

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