愛でるからこそ。

ある町に
みんなが可愛い、お洒落と
思わないものを
たくさん愛でる男の子がいた。
いつも可愛がり手当てして
一緒に暮らした。
いつしか町の人たちは
それがとても可愛くてお洒落に
思えてきた。
やがて町の人たちは
自分を、自分の暮らしを、
たくさん愛でるようになった。

「愛でるからこそ」

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