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【まくら✖ざぶとん】⑤⑦『純粋媒体批判』学者肌の論客 第➊回

満開の桜を満喫して年度が替わればまくらにもまたまた新しい噺家ご登場芸人から噺家までこぞってワイドショーのコメンテーターの椅子を争うこのご時世まくら高座にゃ学者肌の客が逆入。政治風刺は笑点の円楽師匠にお任せ、マスコミ批判に焦点を当てた社説風の一席をお届け

やあやあみなさまごきげんよう、とご挨拶もそこそこに、なにゆえ私がこんな場違いでおたる専門違いのところまでしゃしゃり出張ってきたかといえば、昨今のネットメディアの放逸ぶりを見るにつけ、一言じゃ足らず専門家よろしい一家言まできっぱりと物申すべきことがあるからにほかならず。

スマホ時代に幅を利かせるネットニュースは新聞よりラフに読めるのがウリウレうべくは書くほうまでその手軽さに絡め取られている現状、情報を正確に切り取って広めるのが仕事だが広めるほうばかりが助長されるうちに増長、〈報道の自由〉を大義名分に情報を恣意的に切り取挙を如何ともしがたく傍観するのは遺憾しかなく、最近じゃウラらずに読者の好奇心を掻き立てる著名人のゴシップていよく書き立てるていたらく

〈情報源は秘義務で明かせない〉決まり事って「関係者」と都合よき決まり言葉、後から修正きけば誤字・脱字の雨あられ誤字は記者のだが根も葉もない誤シップは著名人の恥さらし、記事を削除しても読者に植えつけた印象は変更きかず。問われる偏向報道品行方正、大手の既存媒体なら名誉毀損おてのもので法的措置もなんのその誤シップキョド阿呆を見る阿呆、同じ阿呆なら踊らせにゃ損々、ついでに名誉毀損々

いざバズったら遊軍ならぬ友軍記者が当事者に突撃取材、「ないことを立証する」〈悪魔の証明〉ができたらもはや〈神の所業〉真相は根や葉に覆われたその中かと思った藪からゴシップのさらなる乱れ打ち、まさに阿呆の一つ覚えだが二番煎じ三杯汁ほども鵜呑みにするほうもまた阿呆の話読みってことで、記者も読者も目くそ鼻くそ阿呆につける薬なし!!

えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!