見出し画像

【まくら✖ざぶとん】①⑤④『★芒星遊戯★』

おっとっとあれよあれよという間に二月もはや半ば、今年のまくらは一ヶ月三、四席三ヶ月十席の年間四十席ペースだが一席一席の質を上げるにあたってちょうどいいネタも見つかりにくいもの、そんなときこそ〈ネタを追ってるときはメタに逃げろ〉が鉄則、てなわけで今年になってから新たにはじめた図形に絡めた言葉遊びに一区切りつけて総括した一席を。

最初のモチーフは〈六芒星〉三角形逆三角形が二つ重なった形となれば作りやすいのは対比構造、三辺三行律詩が交差する六か所の文字を共有する構成にして、それぞれ水平になる一辺が読みやすく比べやすいからそこで対句関係を明確化、〈六芒星〉というシンボルにもたれがちなおどろおどろしいオカルティックなイメージに沿った世界観で表現できればなおよし。

思いつきで《六芒星遊戯》と銘打ったからには〈六芒星=ヘキサグラム〉にかけて〈ヘキサグラム・エキササイズ〉とカタカナあてたのが最初の最初、続いて取り掛かった〈五芒星〉の特徴は一辺ずつ読み方の始点と終点に個人差があること。それなら一筆書きの特性を活かしてどこからどこへどう読んでもいいようにしたのが《回文五芒星》。モチーフが星につきテーマは夜で作り上げたが問題は題名、〈六芒星=ヘキサグラム〉にかけた「遊戯=エキササイズ」〈五芒星=ペンタグラム〉にゃかからぬとくればもうヘキエキ

どっこい、〈回文=パリンドローム〉だけに折に触れて回文を作りたくなるのはまさにパリンドローム・シンドローム、てのは下の『西方検分録』に引っ掛けて言いたいだけだから置いといてアナグラムパングラム、英語の言葉遊びには「~グラム」がつきものでちょうどよかったのがアンビグラム《回文五芒星=ペンタグラム・アンビグラム》でおさまりよければ《対句六芒星=ヘキサグラム・アンビグラム》でおきまり

まくらと同様に一つ作れば二つ、二つ作れば三つ、と勢いあまって飛びついたのが〈七芒星〉七本の線の交差点がそれぞれ四か所ずつできるのがその特徴、すべてに漢字を当てはめて既存の四字熟語で構成したいところだったが今回は断念無念また来年?いつかの野望にまた取って置き、それでも複雑な〈七芒星〉とあって壮大な叙事詩にするべくテーマ「神」に設定、出来上がりは《神話七芒星=ヘプタグラム・アンビグラム》

三つ作れば見栄えもよくなったグラフィックデザインならぬポエティックデザイン、それでも全体の総称として残しておきたかったのが「遊戯」の二文字、【★芒星遊戯《ポリグラム・アンビグラム》】と素直につければ聞こえはよかれど言葉遊びに本気を出すこのアカウント【語面あそばせ】らしからず、ここはいっちょ【★芒星戯《ポリグラム・アビグラム》】とすればほらお見事、お後がよろしくなりますように。

えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!