【まくら✖ざぶとん】⑥②『マ行使い』

そうだそうだった約三十席ぶりにはさんでおこうまくらの手引き、目指すところは声に出して読みたい日本語ならぬ節をつけて読み上げたい日本語だが、初見の御仁はまくらだざぶとんだと言われても何がなにやらなんとやら、となればいっちょちょろっと自己紹介の一席をば。

【まくら✖ざぶとん】に【メっけモん】をまとめてマ行とすれば小説書評に蹴球戦評を載せる別アカウントはサ行、そんでもってカ行は稼業と家業の掛け合わせ。落語家に小説家、家のつく稼げる仕事が確立されたらお家芸、オーイエー芸ならアーイエーオーイエーおれイリエー！のＫ入江からのウーイエイよしたかをはさんでイエーイ！のＳ池崎。

ローマ字が出たところで時事放談をモジったマガジン・痴事猥談はほらＹ談、痴事でなく知事ならＹ談よりＹ褻発言のセクハラか収Ｙの汚職、あるいはＹ賂ときたらＹ路はＹ字路からＴ字路、Ｔ字五枚刃のジレットなら剃りヅラさに♪ジレッタイ♪思いはしないが、カミソリでこころでもからだでもなく髪の毛とかせばキューティクルは安全地帯から危険区域にＱカーブ。

てな具合にまあ音から音へ異句同音の語義変換でもって場面転換、押韻の余韻で耳目を惹きつけてから後づけの味つけ、意味新超の惹句ナイフで切り込んでは同工歪曲のパンチラインで殴り込み、切った張ったは物騒だがギッタンギッタンのバッタンＱではなくペッタンペッタンしたのは下線リンクのコピペ、クピポ！ならガッちゃん、最後はオチたるざぶとんとガッチャンコ。

そんな【まくら✖ざぶとん】も積み重なることはや六十席、編集長を務めるユニット《メっけモん》も復活したとなれば自分で名乗ろう〈マ行使い〉、召喚魔法ならぬ変換魔法の使い手ってことで呪文を詠唱。

見出でよ！と　誤換がささやくそそのかす　字義にかなえば　音に遊ばせ