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指導者冥利につきる。とはこの言葉。

福井商業JETSについて

福井商業高校のチアダンス部【JETS】をご存知でしょうか?

チアダンって映画にもなったし、

本もあります。


映画では天海祐希さんがご出演されて、

天海祐希大好きな私としては最高にうれしかったです☆

私は2年半、福井に住んでいましたが、

福井商業とは遠からずご縁がありまして。。。


福井商業の現監督は大学の先輩の糸先生。

私が1年の時の4年生なんです。

当時からお世話になっておりましたが、

福井に来てからも大変お世話になりました。

よく二人でランチにいって、

だぁーっとしゃべって、3,4時間とかあっという間でした(笑)

そんな福井商業のチアダンス部が全米制覇するほど「強い」

ということを福井に行くまで全く知りませんでした(笑)


人間は意識がないと、

情報は通り過ぎていくものですね。。。


その福井商業JETSを初めて見たのは

福井国体の時でした。

成年女子の会場に応援に来ていたのです。

しかし、その応援に来る前日に、

JETSの五十嵐先生が体育館に来られていたんです。

大事な生徒たちが、

大事な場所でパフォーマンスするんだから、

ちゃんと下見をしておかないと、、、

ということでした。

五十嵐先生のオーラ

立ち居振る舞いにも気品があり、

「この人はただものではない」

というオーラがありました。

オーラというのは、

想いが見えるという感じでしょうか。


私の好きな言葉に

「外見は内面の一番外側」

というものがあります。

外見だけではなく、

見えないはずのものが見える、

オーラとか雰囲気というのは、

その人が持っている強い内面の表れだと感じました。

糸先生からもずっと話を聞いていましたが、

本当に素敵な先生。素敵な女性だというのです。

そんな五十嵐先生からもっといろんなお話を聞きたかった、、、

というのが残念ですが、

あらためて本を読んでみると、

大変なご苦労をされての「いま」があるんだなと感じました。


上手さとか効率を最初から求めてはだめ

ただ、若いうちから上手にやろうとか、

適当にやろうとか、

効率よくやろうとか、

そんなことを考えていたら、

きっと今のJETSは生まれなかったんだろうな、、、とさえ思います。

いろんな衝突もありながら、

それでも貫く信念と、

それがあるからこそ支えてくれる周りの人と、

自分を振り返る素直さと、

何よりも情熱があったからこそ、

なんだと思います。

本の中では、

五十嵐先生に厳しく指導され、

高校を中退した生徒と同窓会で再会する場面があります。

(もちろん、五十嵐先生の指導だけが原因で中退したわけではないです。)

その人が言った言葉が、

「先生の良さは卒業してからじゃないとわからない」

というものでした。

あー、これこそが指導者としての、

教育者としての本質的なものなんだろうな、、、と思います。


教育とは何か?

何を教えてもらったかわからない。

だけれども習慣として身に残っている。

これこそが教育の本質だ。

と聞いたことがあります。

その人がいるからできること。

その人がいなくなったらできないこと。

というのは、本質ではありません。


指導者は対象をまとめ動かす。

いい指導者は対象を変容させる。

もっといい指導者は対象にいい影響を及ぼす。

もっともっといい指導者は対象にいい習慣をつける。

もっともっともっともっといい指導者は

対象の一生において心のパワーになる。


文中に出てきた、

「今はわからないかもしれないけども、

将来その良さがわかってくる」

というのは、

結果的に、自分から離れたとき、

次のステージに移ったとき、

本質的に気づきを促すものとなります。

そしてそれは、学校や指導現場という限定的なものではなく、

どんな場面でも、どんな情況でも、

よい習慣の中でよい選択ができるのだろうと思います。

「あの先生がこんなこと言ってたな」

「あの先生ならどんな風にいうのかな」

「あの先生が言ってたのはこのことか」

そんな風に、

その人がいなくても、

「あの先生」が頭にあって、

パワーを与えてくれるなら、

それはもう、相当な指導者になりますね。


アスリートへのアプローチ

アスリートの今が大事。

というのは間違いありません。

いつまでも現役はできませんし、

選手としてのピークは人それぞれですからね。

ただ、アスリートの未来も大事です。

アスリートセンタードコーチングとか

アスリートフューチャーファーストとか

いろいろな考え方があります。

教員はサービス業だ、という人もいます。

私も少なからずもそう思います。

過去にはこんな記事も書いています。

教員が、教育活動がサービス業だとした場合、

その顧客は誰か?

という話ですね。

目の前の生徒ではないはずなんです。。。

ただ、時代はそうなっているのかもしれませんが。。。

教育や指導というものは、

「いつか」を楽しみにする余裕も必要です。

そのための種まきをし続けて、

水もやり、肥料も与えないといけません。

その人自身の開花を見届けることはなくても、

いまその時点で最善と思われることをしたいものです。

みなさんの心に生きている指導者どんな人ですか?

みなさんの一生に影響を及ぼした素敵な指導者はどんな人ですか?

その人のコピーをしろとは言いませんが、

その人に少なからず影響を受けている自分って、

なんかかわいくないですか?

私はいろんな人の影響を受け、

「あー、あの人っぽい(笑)」

なんて感じながらコーチングしています。


その人の人生を変えるというと

おこがましいのかもしれませんが、

その人の人生に少なからず

いい影響や素敵なエッセンスになっていたら、

指導者としてはうれしいものですね。


ブログもご覧ください。


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