見出し画像

【7分で学ぶ】商売に「たまたまうまくいった」は、ありえない理由

皆さんの周りで、たまたまうまくいったという話を聴いたことはありませんか?

「いやー今回は、たまたまうまくいったから助かったよ。」

そんなあなたもそういう経験があるのではないでしょうか。

でも、「たまたまうまくいく」ということは、絶対にありえません。起業して一発当ててやろうとお考えのあなた。またはギャンブルにはまっているあなた。そんな方に、特に読んでほしい話をしたいと思います。

今回の学びは【7分】。『商売に「たまたまうまくいった」は、ありえない理由』というお話です。

①:「たまたま」は身近にあって、偶然ではない?

「たまたまうまく言ったんだよねー。」という話はよく聞きませんか?

例えば、道を歩いていたときに、たまたま100円が落ちていてラッキーだったというような話のことです。そんな「たまたま」な話はよく聞く話ですし、自分でも経験したことがあるんじゃないかと思います。

ですがそれ、本当にたまたまなのでしょうか。たまたま、偶然、奇跡のような話だと、本気で思っていますか?実は、まったくそんなことはありません。たまたまうまくいくというような話というのには、きちんと偶然ではない理由が存在しているのです。

②:2つの「たまたま」ではない例え話

◎原住民族と日本円の「たまたま」

例え話をしてみましょう。

道を歩いていたら、100万円が落ちていたとします。

きっとビックリするでしょうね。どうしよう。誰も見ていないかな。いやいやだめだ。交番に届けなくちゃ。もしかしたらもらえるかもしれない。なんてラッキーなんだ!

・・・みたいなことを考えるでしょう。これは「たまたま」の典型的な話かと思います。

もしもその人が原住民族で、日本のお金なんて見たことも聞いたこともなかったとしましょう。

そんな人が道端に落ちていた100万円を見つけたらどうでしょうか。「なんだこれ?」となると思いませんか?何か気になる、というようなことはあるかもしれませんが、少なくとも「ラッキー!」とはならないんです。もしかしたら、「まいっか」と通り過ぎてしまうかもしれません。

この例え話でわかるように、少なくとも「その物に対する知識」がない限り、「たまたま」は絶対に起こりえないということなのです。正確に言うと、起こっていても気付かないということです。

◎パチンコ屋から帰れない「たまたま」

もう一つ、例え話をします。

パチンコをやっていて、たまたま儲かったという話があったとしても、その人はそもそも「パチンコ屋で設けたい」という意思があって行っているはず。つまり、パチンコ屋というのはギャンブルだという認識が少なからずあり、玉がたくさん出てくるとたくさんのお金や景品に交換することができる、という知識があって初めて成立する「儲け」の話なのです。「たまたま」ではないということなのです。

本当にたまたまなのであれば、何気なく街をふらついていて、なんとなく入ったパチンコ屋さんで、お金を入れたら玉が出てきて、見よう見まねでやってみたら玉が増えてしまった。「ぜんぜん帰れねーじゃねーか」と文句すら言ってしまうくらいに、パチンコの知識がまったくない人だけが「たまたま」を語っても良いということなのです。

③:「たまたま」は、うまくいかないときだけ

これから生きて行くと、おそらくたくさんの「たまたま」に遭遇すると思います。その中でたまたま失敗するということはありえます。突然の地震に襲われてしまったときや、開けっ放しのマンホールに落ちてしまったりするような出来事。これはたまたま失敗するという事例です。そのつもりではないわけですから。

でもうまくいくという事例に限ってみると、「たまたま」ということはありえないのです。そう感じたとしても、「それたまたまじゃないですからね」という事例ばかりなのです。

ゴルフをしていて、ホールインワンをした。これだって、そもそもそこを狙っているのですから、「たまたま」なんていったらとても失礼な話です。

人生を成功させていと思っているのであれば、「たまたまうまくいく」ということは絶対にありえないことなのだと覚えておいてください。

なぜ覚えておかなければいけないのかというと、「たまたま偶然」の成功体験を起こしたいと思うのであれば、さまざまな知識を得ておかなければ、たくさんのチャンスを見過ごしてしまうということになるからです。

④:チャンスはあるのに、見えていないだけ

株式市場などのいわゆる「相場」を例にとって見てみます。

相場には毎日の値動きというものがありますね。金額が時間とともに変化して行く動きのことを言います。今日1000円の物が、明日は2000円に、10日後には200円になっているかもしれません。その動きを表したグラフのことを「チャート」と呼びますが、その動きはしっかりと勉強して知識を得た人にとって見ると、いろんなタイミングにチャンスがあるということがわかります。

大儲けするチャンスというのは、知識がある人にはわかるのです。にもかかわらず、その知識がない人にしてみると、そのチャートをみたところで何とも思いません。チャンスだとはまったく気がつかないわけです。

もう1つ、「発明家」という例をとってみます。

「なんか発明したいんだよなぁ」って漠然と考えているときに、急に天からアイデアが降ってくるわけはありません。かのエジソンだって、電気を発明した際には突然思いついたなんてことはありえない話。ああすれば明るくできる。こうすれば明るくできるといろいろ考えて考え抜いたからこそ、ふとした時にばらばらだった知識が線で結ばれる。だから発明を思いついたのです。たまたまうまくいったわけでは決してありません。

⑤:どうすれば「たまたま」に出会えるのか教えます。

どんなに関連性のない、ばらばらの知識だってかまいません。とにかくたくさんの知識を頭に入れるのです。浅くてもよいので幅広く。そして興味のあるものは深く。そうやって知識をどんどんと溜めくというフェーズは必ず必要です。とにかく積み重ねてい行くという作業を、苦しくてもやる必要があるのです。&

そうして何かを始めようと思ったときに、今まで積み重ねていった知識のうち、どれかとどれかが結びついて線になる。つまり「ひらめき」が生まれるのです。コツさえわかれば、今度はいつかくる「ひらめき」のために、知らない知識を進んで取り込むようになる。そしてまた新しい発想が生まれてくるという訳です。

たまたま。偶然。奇跡。

これらは、本当に何もないところからは絶対に生まれないことはお判りいただけたでしょうか。

① まずは知識を詰め込むことで、それらに気付くことのできる準備を整えましょう。

② いつか来るチャンスをうかがうべく、アンテナを常に張って情報を獲得し続けましょう。

③ 何かを始めて、しっかりと考えながら進みましょう。

こうすることで、たまたまは起こります。偶然はやってきます。奇跡は必然となるわけです。

「たまたまうまくいった」はありえません。すべての奇跡は、「なるべくしてなった」というわけです。

もう偶然を待つのはやめにしませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?