めいのぼやき42 誰のために

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。

ARIAというアニメのサウンドトラックが好きでよく聞いています。
原作は漫画のようで、実は漫画もアニメも見たことがありません。
ふとしたきっかけでこのサントラ知って以降、すっかりハマっています。

音楽を聞くことにも様々な楽しみ方があります。
じっくり鑑賞したり、何かしながら聞いたり…。
人の生活に自然に溶け込み、様々な感情を与えてくれます。

詰将棋はどうでしょうか。
音楽と違って基本的には視覚から入ってくる情報です。
楽しみ方として音楽ほどの多様性は出せないでしょう。
それでも詰将棋の楽しみ方というのは、現状かなり限定されています。
もっと色々と開拓されてもよいと常々思っています。

これは他人事として詰将棋を眺めたときの無責任な意見です。
実際の私は詰将棋に芸術作品であることを重んじます。
自分の理想を追求し、自分のために作品を作ります。
そして、然るべき形で発表されることを望みます。

誰かのために詰将棋を作る。
例えば、初級者を意識して詰将棋を作れば、それで楽しんでくれる人は大勢いるかもしれません。
しかし、そのような気持ちで私が作品を作ると雑念だらけで、ろくな仕上がりになりません。
何より自分で生み出したものが気持ち悪くて仕方なくなります。
誰かのために良い作品が作れるほど、器用な人間でも心の広い人間でもありません。
私の場合、結果として喜んでくれる人が存在している状態なのです。

表現者として、それはそれでよいのかもしれません。
一方で、自分の作品の活かし方を自分で分かっていないのも強く感じます。

こんな文章を書きながら「詰将棋ファンを増やすにはどうしたらよいのか?」と考えています。
私の思考は矛盾に満ちています。