見出し画像

涼宮ハルヒとヤマトたかはし

※途中長ったらしく分析パートっぽいのありますがクソ適当に書いてます。
居酒屋の酔っぱらいの戯言程度に捉えてください。

どうも皆さんこんばんは。ヤマトたかはしです。

2020年11月25日水曜日、この日何が起こるか。

そう。

「涼宮ハルヒの直観」の発売日である。

画像1

https://www.amazon.co.jp/dp/B08LCW6QJZ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1


実に9年半ぶりとなる書籍販売だ。

この記事を書いている現時点から数えて30時間ばかリが過ぎれば発売日当日なのだ。

今日11月23日の月曜は勤労感謝の日、前日の日曜と合わせれば連休でした。
この貴重な連休に僕は何をしていたか。
そう、涼宮ハルヒの憂鬱~憤慨までを読み直していました。
分裂、驚愕までは体力的にたどり着けませんでしたが、キリのいいところまで読めましたし、最近にしてはかなり活字に触れた休日でした。

さらに、一冊ごとの休憩時間や飯の時間にはアニメ版も見直していました。
順番にではなく、かいつまんでしたが、お気に入りのエピソードを堪能して、全体的にみてかなり充実した休日でした。

はてさて、「涼宮ハルヒ」シリーズに最後に触れたのはいつだったか…
今から5年前、高校生1年生だったころと記憶しています。
既に高校卒業から4年もの月日が流れ、ハルヒ達の年齢をとうに越していたことを実感してちょっと寂しいですな。

まぁそれは置いといて、
つまり、凄い久々に触れました。っていう

なんというか、この作品がオタクに与えた影響ってものすごいじゃないですか。
それは影響をもろに受けていない世代にもなんとなく伝わってると思うのですが。

最初のアニメ版が放送されてた2006年頃といったら僕はまだ小学二年生くらいなんですけど、オタクという言葉を知ったのはこの頃だと思います。

はじめは電車男のドラマ版だったと思います。これの放送が2005年だったらしいです。
これを周りの大人の誰か(親族だとは思う)が見ていて、なんか楽しそうな人たちのお話だなぁと思って後ろから見ていたら、

「お前はこの人たちみたいになるなよ」と釘を刺された記憶があります。

(残念ながらこの頃はすでにCCさくらの再放送によって、オタクとして覚醒する遺伝子は僕の中に目覚めています。)

あと、この頃覚えた言葉に「アキバ系」というのもありました。
当時大好きだったTVチャンピオンという番組で、アキバ系チャンピオンとかいう(今考えると恐ろしい)くくりの企画があったんですな。

それからその頃にしょこたんこと中川翔子がオタクとして地上波でまくってましたからね。

それらの影響があってか、自然と「オタク=世間的にはダメな大人」みたいな印象操作は受けていましたね。

多分もっと僕より年上の方々のほうがより強いヘイト、印象操作を受けていたとは思いますが、僕世代はその残党によってオタクが脅かされていた世代なのではないかと思います。

さて、長くなりましたがこれらを語ったうえで何を言いたいかというと

ハルヒは思い出深いゆえに、これまた様々な思い出、楽しいものもあれば苦しいもの、複雑な思いを心に深く刻印されたということでもあります。

僕ももちろんハルヒに影響を受けた世代です。
きっかけは幼馴染のよく面倒見てくれた兄ちゃんが原作ラノベを持っていたから。
(6歳上でイケメンな剣道少年の彼が、隠れオタクだということを僕だけとの秘密だという風に教えてくれたのを覚えています)
そして、2009年のアニメ版で手を出したのです。
僕はハルヒを知る前から既にオタクとしての片鱗を見せ始めていた少年だったのですが、だとしても多大なる影響を受けたのは確かなのです。

毎日が退屈だったわけでないにしろ、

宇宙人を、未来人を、超能力者を、

そして何より涼宮ハルヒをSOS団がいる生活を望んだ世代であることに間違いないのです。

だからこそ高校生の頃を境に触れるのをやめたのだと思います。
中学生までは良かったんです。中二病のまっただ中にいるガキに世間体なんてものを考えている余裕はありません。ハルヒほどの奇行にまでは及ばなかったものの健全に中二病患者として生活していたわけですから。
しかし高校生になって触れたときに、何ともむず痒く、痛く、耐えきれないほどのくすぐったさのようなものたちが混ざりあった感情に襲われて距離をとってしまったのだと。

あの頃の周りに紛れること、出る杭とならないようにすることをモットーに生きる僕は、ハルヒに言わせれば普通でつまらない人間。
しかしそれが僕の理想であったから、それでよかったのです。

ハルヒ達と同じ高校生の視点になったときに、私はハルヒ程の純粋な好奇心を胸に秘めていなかったのです。

と、成長した今なら分析できるわけです。

それと同様、この成人して、なんと社会人になってしまったオタクの私が、今の目線でハルヒに触れたときに思った感情。それをここに書き連ねようと思ったわけです。

ということでようやくもう一つのテーマに入っていきます。


さて、先日付き合いの長いオタクと話している時ハルヒの新刊もうすぐだねって話題を出したらこんな議題が出ました。

「もしハルヒが存在しない世界線だとして、2020年にハルヒが出てきたら現在のオタクにウケるのかどうか」

これに対して僕は
「ハルヒが無かったらそもそも今のオタク文化はないんだから、ナンセンスだ」と思いました。

しかし、今久々にハルヒに触れた僕であれば、
その時そんな感想をもった僕の方こそナンセンスだと思います。

今現在の僕の回答は

「ウケる(断言)」

です。

そもそもハルヒがここまで神格化されたエポックメーキングな点は何なのか。

一つには、「ラノベ原作」かつ「UHF局」放送の深夜アニメという点。
現在では一般的だが、当時からしてみればかなりマイナー、ノーマルヒルよりも低いジャンプ台からの飛翔であったこと。
だからこそ、ここから大ヒットをもたらしたのはアニメ制作、放送業界に大きな影響を及ぼしたのです。
これを後押ししたのが世間にとって身近になっていったインターネットです。
個人ブログ、掲示板での考察・感想交換文化。動画投稿サイトでの見返しに、踊ってみた投稿の盛り上がりも凄かった。
(外人が踊ってるのを見て当時よくわからない感動を覚えたもんだ)
さらに劇中と連動した公式サイトなんてものも作品にのめりこむ重要な要素であった。

つまり、「ハルヒ」はもともと原作人気のあった作品ではあるものの、アニメとしては不利なスタートであるにもかかわらず大きなヒットを生み出し、現在の深夜アニメ文化拡大に大きく貢献したことは間違いない。

もう一つ、ハルヒのもつ作品としての特徴、ジャンルに着目しよう。
言葉としての定義づけが難しい領域なのでさらっと済ませるが、セカイ系、かつ日常系(空気系)、そしてSF要素。これらを内包しているものと僕は捉えている。

セカイ系ジャンルはゼロ年代ではかなり代表作品が多いが、その中でもハルヒはまぁ異質ではありますね。
ぶっちゃけセカイ系と言い切れもしないが空気感としてはセカイ系であり、その独特の雰囲気が非常にいい方向に働いている作品。
ふんわりしまくってしまいましたが、僕的にはそのような捉え方です。

つぎにSFかつ日常系であるという面。登場人物設定から言えば、この作品が日常系であるなんていうのはおかしな話なのである。
だが、描かれているものは部分的ではあるものの間違いなくそこにある日常なのだ。
これらも今となっては定番じゃありませんか。
SFよりかはファンタジーテイストのものが多いが、隣人が吸血鬼だったり、イカの侵略者と過ごしたり、幽霊と話すやつがいたり、登場人物全員が魔法少女だったり悪魔だったりがもう当たり前である。
そんな非日常での日常系という矛盾しているようでもしっかりと成立しているジャンルの先駆けなのは間違いない。

また、日常系の起源はずっと前にあるものの、ハルヒ放送後に京アニが制作した「らき☆すた」「けいおん!」によってゼロ年代超えてその先の10年代まで続く日常系ジャンルの人気が確立されたことを考えれば、「涼宮ハルヒの憂鬱」は最早オーバーテクノロジーとでもいえてしまうレベルではないか。(誇大表現)


つまりだ、今現在「涼宮ハルヒの憂鬱」がラノベ原作アニメとして登場したとしよう。
まず原作ファンは絶対に多い。そもそもスニーカー文庫大賞である。
ハルヒのない世界線でいま応募されても大賞とる、とらなくても何らかの賞で衝撃の問題作デビューすると思う。
その場合、今風の説明しがちなタイトルに改変されてしまうかもしれないがそれはそれで興味が湧くだろう。
しかもその説明しがちかつ長ったらしいタイトルでもキョンのセリフっぽく書いてあれば違和感ないこと間違いなしだとも思うのだ。

さて、満を持してのアニメ化である。
原作ファンたちがこの開発されきったインターネットを舞台にSNSを用いて放送前評判はヤバいことになるはずだ。
そしてさらに放送当時不利要因であったはずのラノベ原作UHF局深夜アニメなんてのは常識と化した世界で、なんならサブスク配信環境も充実した状況で放送がはじまるのだ。
さらに実際現実では不可能だがここはifに世界で話を進めてもらっているので正史同様製作は京アニさんに頼むとしよう。
(流石に作画の感じは現代っぽくしたほうがウケそうだ…いやどうなんだ?
動きのクオリティではオリジナル版でも全然いけそうだが…)

まぁこれも勝ち確定要素である。
事前情報でここまでぶっちぎった本作は、とりあえず一話放送週のサブスクランキング一位独占は間違いないし、世の中の男子は揃いも揃って次の日からキョンと化しているはずだ。やれやれ。

「日常系×SF…!?
な、なんて斬新なんだ!!
しかも属性てんこ盛り過ぎない…???
性癖欲張りセットやめてくれ???」

となるはずなのだ。

そして斜に構えた様子見勢も結局笹の葉ラプソディで堕ちる。(であってくれ)

エンドレスエイトとかもうね、毎週バズってほしいね。(現代のほうが余計に燃えそうだが)

…と、ここまで先日のナンセンスであった自身への戒めとして妄想を書き連ねてみた。
うん。もしもを想像するならば正確さなんてものを求める必要はなくて、このくらいまで突っ走ってしまった方が楽しいもんだ。

結局のところ僕は「涼宮ハルヒ」の名を冠する、また関連する作品群が、ハルヒが、キョンが、SOS団のみんなが、その他諸々ひっくるめてたまらなくこの作品が好きなのだということを思い出した。そんな休日でした。

ということでラストに宣伝。

とりあえず、見たことある人は覗きまくってたサイト。
http://www.haruhi.tv/

特設サイトがめちゃくちゃ充実してます。
触れたことのある人なら面白い要素満載です。
https://sneakerbunko.jp/haruhi/?utm_source=adwords&utm_medium=ad&utm_content=haruhi_01b&utm_campaign=haruhi_chokkan&gclid=CjwKCAiA2O39BRBjEiwApB2IkuSjM93SiLjxv5GwhRo0qcShiceifNaUCuwRCc4ch3t53yOpqAVxpBoCL8YQAvD_BwE

それから公式Twitter
https://twitter.com/haruhi_official?s=09

あと電子書籍、bookwalker、kindleで原作ラノベ110円で買える。え???

あとこのキミラノとかいうサイトでは無料公開。え???


触れやすすぎる。あとスピンオフ系の作品も電子半額になってます。
「ハルヒちゃんの憂鬱」とか脇役キャラ好きな人絶対買いですよ。

特に鶴屋さんと森さんが推しな僕のような人種からしては「ハルヒちゃんの憂鬱」マストバイブルなのである。

ということでこんなお得な機会で触れたことのある人は触れなおして、触れたことない人は是非手を出してみてはいかがでしょうが。
色褪せない青春が、きっとそこには待っています。


ということでもう日付変わって1時です。明日仕事行きたくなさすぎるけど起きないわけにはいかないので寝ます。

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
またどこかで。

はやく鶴屋さん成分を補給したいんじゃあ……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?