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本と、出会う。知識と、つながる。

みなさんこんにちは、hanaです。
今回は、「おうち時間どうしよう!」「どんな本読もう!」って思っている悩めるすべての人に向けて、noteを執筆していきたいと思います。

「強制されない読書」こそ至高。

私は、会社からも自宅待機を要請され、幸か不幸か訪れた読書のチャンスを離さないように、ゆっくりと流れるときを楽しんでいます。そして、今は徒然なるままに、硯に、もとい、noteに向かっています…。

実は、私はこれまでもnoteで何度か読書についての投稿をしていました。

前回は、「文字を追いかけること」自体がすごく素敵なことなんだ、ということがメッセージの一端でした!

それ以外にも、私自身が読書したいということをつらつらと書いた文章がこちら。

そもそも、「趣味は読書」という人も、活字化されたものを読むことが苦手な人もいることでしょう。しかし、いずれにしても「読書をしなければならない」と思って取り組む読書は、将来的には自分のためになりません。
課題として歯を食いしばり、徹夜して翻訳した100ページのアメリカ政治史や、苦労しながら読み切ったベン・ハビブ。
モンテスキューに取り組んだときも、高校時代に図書館に通い詰めて全部読破したときと大学のゼミでしっかりと範囲を決められて強制された時では取り組む姿勢に違いが出てしまいました。

ふと、書店で、タイトルに目が留まる…人が話してて気になって手にとった…そういう「興味」から始まる本であれば、比較的に断念することって減るのではないか。そう思いませんか?

hana流、本との出会い方

さて、話題を戻しましょう。
最近よく受ける質問が、「どんな本を読んでいるの?」というものです。

言葉の引き出しや、普段の友人との言い回し、そういった節々にワードセンスなるものって見え隠れしますよね。あるいは、人との会話の中で「この人は相当の知識人だ」と感じる瞬間があったりもします。

それに、たしかに人の本棚に並ぶ本って少し気になりませんか?
私自身は、相当興味を持つタイプです。大学院生時代、研究室にいるときは、院生の同期や先輩、後輩がどんな本を読んでいるのか…そっと覗いてみます。

中には、研究ジャンルで統一する人、カオスすぎて頭の中身が気になる人、言語を勉強している人、シンプルに学問が好きなんだろうな…とわかる人、など様々です。
例えば、『ハイジ』の隣に『モモ』があって、その隣に和辻哲郎やアダム・スミスがおいてあっても自由です。あるいは、『国民とは何か』の隣に『想像の共同体』『政治神学』『君主論』と続くかもしれません。何でもいいのですが、ちょっと本棚を除くとワクワクしてきます。

その中で、見たことのないタイトルがあれば、折を見て「これ読んだ?どうだった?」と、仲間に聞いてみることにしていました。
読書レビューって新鮮な興味のうちに聞いておいたほうが良いように思います。鉄は熱いうちに打て、をまさに感じる瞬間です。

そうして、興味のあるうちにまず図書館に向かいます。大学生なら大学の図書館、社会人になれば比較的規模の大きな図書館であることを推奨します。

きっと、自分が気になった本の近くには、関連する内容のものがいっぱい並んでいることでしょう。そういう時に根こそぎ借りていって、比較するのが私流の読み方です。
あるいは、まず、目次を読みます。その中で自分が気になっているキーワードのある本や興味を持ったものは絶対に借りていきます。

そうすることで、芋づる式に興味のある本と出会えるのです!
もちろん、Kindleでこの形式を取り入れることもできます。

そうすることで、一つの事象に対して、たった一冊から知識を得るのとは比べ物にならないくらいの経験と知識、教養、あるいはそれ以外の引き出しを得ることが出来るでしょう。


どんな本だっていい、全ては血になり、肉となる。

四書五経の一つ、『大学』には、「日日に新たに、また日に新たなり」という言葉があります。これは、中国最古の王朝である、殷(商)の湯王が大切にしていた言葉として引用されています。

どんな立場のひとであっても、毎日の生活や仕事は同じことの繰り返しが多く、マンネリ化していくことがあるかもしれません。しかし「日日に新たに」という言葉があれば、仕事であれ、生活であれ、一日小さな成長や進歩が見られていくのではないか…と思います。

読者の多くは、コロナによる自粛、あるいは自宅待機による「おうち時間」を過ごされているかと思います。
あるいは、仕事をしながらも、機械的にこなされている方もいるかもしれません。
この「日日に新たに」を忘れずに過ごしていけば、その生活もまた、きっと一歩踏み込んだものに買われるのではないか、そう信じています。

そして、その姿勢が一番考えられるのが読書なのではないか、と思うのです。

そもそも、平成30年度の文化庁の調査によれば、現在の日本人の読書に対するものは悲惨なものです。

【問】一ヶ月にどれくらいの本を読むのか?
1冊も読まない: 47.3% (前回47.5)
1-2冊: 37.6% (34.5)
3-4冊: 8.6% (10.9)
5-6冊: 3.2% (3.4)
7冊以上: 3.2% (3.6)
【出典】文化庁「平成30年度国語に関する世論調査」、()は前回調査の数値

1冊も読まない人は半数近くにも及びます。これに対して策を打ち、「読書せよ」と強制力が加わったとしても、その結果は火を見るように明らかです。

そもそも、読書は、要旨を掴むことだけではありませんし、相手に知識をひけらかすためにあるものでもありません。
誰かに強制されて、読んでいくところで自分の目的が止まってしまっても、それは本来の目的に適いきれているとは言えません。

どんな本であっても、きっと皆さんの力になります。
何か印象的なフレーズが残るかもしれませんし、何かが今後の自分の指標になるかもしれません。きっと思いがけない出会いから人生の視野が変わるかもしれません。

「おうち時間」のマンネリ化を防ぐために読書に取り組み、その本に面白さをみつけられた方がいれば、万々歳です。

そして、時間があっても足りないくらいはありそうですが、是非オススメの本を教えていただきたいです。

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