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自分だけの「華」を咲かせる

みなさんこんにちは。hanaです。
早いもので、2020年も2月が訪れました。
最近は、令和の令月にあたる2月に、梅を愛でることにハマっています。実に風流で、心も豊かになる時間です。

さて、いよいよ学生生活も残り2ヶ月となり、自分の中でも、社会人となるにあたり、いくつか心の整理がついてきたので、この場を借りて抱負や同じ新社会人へのメッセージを書き記したいと思います。

主体的に生きる

私の抱負は、シンプルに「主体的に生きる」です。
主体的に生きる、と言っても「自分は自分で積極的に生きるのは苦手だ」、或いは「ちゃんと自分で決めてきたつもりだ」と思う人がいるかもしれません。

私にとって、主体的に生きるとは自分の決断(選択)に責任を持つことを意味します。そして、自分自身が、自分に自信を持って、生きていくべきだと思っています。
そのために、私はまず、何事にも知的好奇心を忘れず、問題意識を持ち続けることを忘れない、ということが重要だと考えます。

学研ホールディングスの学研教育総合研究所が2019年2月に発表した高校生白書Web版「高校生の日常生活・学習に関する調査」では、将来なりたい職業について以下のような結果となりました。

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(出典)
マイナビニュース「高校生が将来なりたい職業ランキング、1位は? - 2位エンジニア、3位教師、」

将来つきたい職業の1位は公務員(5.2%)、2位プログラマー・プログラムエンジニア(4.7%)、3位教師・先生(4.5%)、4位看護師、エンジニア・技術者(各3.2%)、6位漫画家・イラストレーター(2.2%)、7位研究者(科学者・考古学者など)、薬剤師(各2.2%)、9位保育士・幼稚園教諭、CA(キャビンアテンダント)、ファッション関係、会社員(各1.8%)と続きました。

あるいは、マイナビが2020卒の大学生を対象に行った「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」によれば、学生の企業選択のポイントに関する調査について、「安定している会社」(39.6%、前年比6.6pt増)が「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」(35.7%、前年比2.4pt減)を抜き、2001年卒から開始した集計方法以来、初めてトップになりました。

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その他、上昇が見られるのは「給料の良い会社」(19.0%、前年比3.6pt増)や、「休日、休暇の多い会社」(12.2%、前年比2.1pt増)でした。

皆さんは、これを見てどう考えますか?多くの分析では、「近年の若者は安定思考で、就職にはある程度の保障がある仕事が良いと考える」と言われます。

たしかに、私達若者は、リーマンショックや、経済低迷、失われた20年など、マイナスなイメージの中で育ってきました。

このような状況下において、人々は自分が安定する選択肢のみを探し、その中から決定するという方法しか見えてこなくなるのです。
事実、就職活動の自己分析の際、私達は何かしらの「ツール」を用いて分析をすることが定石となっています。これらは、知識やデータの蓄積により作られた信用性の高いサービスであるわけですが、これによって分析された結果を「自分の性格・適職」だと考え、相手にアピールする…ということに少し違和感を覚えないでしょうか?
本来は、自分で他者と接触する中で、或いは何かを体験していく中で「自分のやりたいこと」を見つけて行かなければならないはずです。

それがまかり通らない世の中になっていることに、私は強く疑問を覚え、だからこそ、自分は自分がしっかりと思考することの重要性を感じるのです。

そこで、次の節では私が、私らしく主体的に生きる方法はどのようなものなのか、考えていきたいと思います。

自分史を振り返って、自分の価値を考える

「学生生活」は、振り返れば、6歳から24歳まで、18年間にも及びます。その中でも、私は特に小学校、中学・高校時代、そして大学と大学院の6年間それぞれが一つ一つのステップであったと感じています。

特に、大学・大学院時代の6年間は自分らしさが開花し、たくさんの発見や実りのあったものだと感じています。
その要因は、3つ挙げることができます。

①人との出会い
②知識の蓄積
③大学院進学による思考力の向上

私は、大学四年から、特別進学生として大学院へと進学し、大学院一年生のときに台湾に一年間留学しました。文系の大学院生であることで、非常に肩身の狭い思いをしたこともありましたが、結果的には私がこれこそが自分の価値であると考えています。
研究者として積み重ねた2年間は、研究のノウハウだけでなく、知識の蓄積や、研究対象・地域に対する専門性では学部生を超えるものがあると思います。

それは、何かを学び、知るという過程について特にいえるのではないかと考えます。
日本の学生の多くは、与えられた課題に一生懸命取り組み、学んだ内容を発表するでしょう。でもその中に、主体性が見られないものも非常に多いのが実情です。
これはある意味、国民性の問題なのかもしれませんが、仕事においても、同様でしょう。
多くの場合、与えられた仕事に取り組んでも、そこから学び取る、あるいは、発展させる、問題意識を見つける、といった点には至らないのではないでしょうか。

ただ、お金を稼ぐために働き、恋愛をし、家族とともに生きる。
もちろんこれらが悪いとは言いませんが、「なにのために生きるのか」と言いたくなってしまいます。

人生の一つ一つに、意味をなし、彩りのあるものにしていくためには、それぞれのものの本来の価値を考えていくべきでしょう。だからこそ、私は本質を見つけ、一つ一つに真摯に向き合える人間になりたいと思うのです。

そして、それらをしっかりと人に伝え、その輪を広げられるようになりたいと思います。

人生はパズル

わたしは、人生のステップの一つ一つがパズルのピースだと考えています。

私の場合、これまでの人生を振り返れば、台湾に関わる事柄が圧倒的に多くを占めていますが、この経験が、日本と世界をつなぐグローバル人材となりたい!と考えた一番の鍵となったと感じています。

人にはそれぞれ、イレギュラーな経歴・性格があり、それを「個性」と呼ぶわけですが、その個性が光る場所に自分を置くことが、最も自分らしく輝くことができると考えます。
それこそが、自分だけの花を華々しく咲かせる、ということになるのではないでしょうか。

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人生でこれまで過ごしてきた一つ一つの時間には、決して無駄な時間はありません。そして、それらの一つ一つが組み合わさることで大きな美しい絵ができると思います。 

きっと、社会人になってから積み重ねる日々も、過去と未来をつなげる素敵なピースの一つとなることでしょう。

思考し、よく生きる

人生で大きく美しい絵を描くためにこれから、私はどのように生きていくべきか。
主体的に生きる、という回答をより具体的にするのならば、人生の経験をフル活用し、自分にも他者にも相互作用をもたらすことのできる人間になる、ということです。

わざわざ、大学から大学院の修士課程に進学し、日本と台湾の政治について研究を積み重ねたのにも関わらず、それらの経験を「ビジネスと研究・勉強は違う!」と捨ててしまうのはとても勿体ないことでしょう。

本来、ビジネスはビジネス、学問は学問、と切って離せるものではないと思います。だからこそ、私はビジネス書のみならず、専門書を読み続け、知識には貪欲でありたいです。
更に、その中で思考し続けることは、きっと主体的に生きるための大切な一歩であり、人生の一助となることでしょう。

そして、それらを自分だけに留めず、他者にも伝え、お互いに考えることで問題の早期解決や、新たなアイディアの誕生に繋げられると思います。

そうあることが、社会人としても新たな価値の創出につながると信じています。 

これから、新しいページが開かれようとしています。飛び出す舞台も、私を待っていることでしょう。

その世界に飛び込むために、自分自身も初心を忘れず、しっかりと成長し続けていきたいと思います。

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