2020/06/11; 食事はコミュニケーション

仕事を終えて、友人とラーメンを食べに行った。友人が二郎系のラーメンを食べに行こうと誘ってくれたのだ。彼は二郎系のラーメンに対して「あんなん食べられないわ」と言いそうなタイプだったので、誘われたときは意外だった。当然、テンションは上がる。

他愛のない話をしていると、店に着いた。彼はしっかりしているので、駅からの道順も事前に調べていた。俺はいつも、ただ喋りながらついて行くだけである。ありがたい限りだ。

食券を買い、カウンター席につく。彼が「野菜ニンニク増しで」と呪文を唱えたものだから驚いた。コイツ、ラーメン好きだったのか...何故隠していた!

新しい生活のこと、最近の食事のこと、近所のラーメン事情、店内に流れるBGMのこと...とひとしきり喋った頃、彼の口数が減っていることに気がついた。どうやら彼は、カウンター席では静かに過ごすタイプの人だったようだ。うるさくしてごめんて。

彼とは7年ほどずっと仲良くしているが、一緒にラーメンを食べるのは初めてじゃないだろうか。今日のラーメンがやたら美味しく感じられたのは、彼の知らない一面が見えたとか、そういう新鮮な気持ちがあったからだと思う。1人で食べてももちろん美味しかったと思うけど。

今日の発見は、気分ひとつで味も変わるということ。また1つ奥ゆかしい人間になれた。Iくんありがとう。

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