見出し画像

そんな時代もあったよね

今から30年前の日本では、まだまだ紙の地図を見て旅をする人が多かった。

私も車で出かける時は、りんごのマークのアップルではなくて、りんごの表紙のマップルのお世話になりました。

当時付き合っていた彼氏の車にマップルという紙の分厚い地図が置いてあり、車で遠出をする時は、私がその地図を見て、カーナビの変わりでした。

故障だらけのカーナビでして、ほとんど機能していませんでした。

私は子供の頃から車酔いがひどくて、本などは車の中で読めないのです。
酔い止めを飲むと、なぜか爆睡しちゃうから、やはり彼氏とのデートでは起きていたいという乙女心がその当時はありました。

それ以前に地図が読めずで、しまいには、もう地図は読まなくてもいいから、電信柱の地名を読んでくれって頼まれてしまい、それ以降はあまり紙の地図は見なくなりました。

34歳、海外で暮らすことになり、車の運転が自分でも必須となりました。
やっと、カーナビの登場です。カーナビと言っても車の前方に立てかけておくものです。

道を間違えることも多くて、「Your'e wrong way」って英語で女性にいつもおこられちゃってました。

そのうちに、車本体にカーナビがついている車に乗るようになりましたが、いまいち、信用ならない情報が多くて、結局はスマホのgoogleマップアプリを使うことが多いです。

先日、テレビでお盆の時期に放映される、2組の家族、一般道と高速道路に別れて目的地までどちらが早く辿り着けるかというものを見ていました。

ルールの一部として、カーナビは使ってはいけなくて、紙の地図を使わなくてはいけないというものでした。

これがおもしろくて、二組の奥さまは私みたいに地図が読めない女でした。
わたしだけじゃないんだって安心してしまいました。

しかも、奥さま地図を見るのが飽きたと、途中爆睡していました。

21年時を経て、マップルの地図帳を持っていた彼氏は夫となり、助手席に乗ることも多いですが、酔い止めも飲まなくても車酔いはしなくなり、安心して爆睡することもできるようになっています。

#デジタルで変わったこと

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?