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私の夫はお坊さん。

「そうだ、私の夫はお坊さんだったんだ!!」

結婚してから半年くらい経ったある日。
ふと思い出したような感覚になった。

普段の夫は別の仕事をメインにしている。
なので、いつもは夫がお坊さんであることを忘れている。

しかし、お盆となるとそうではない。
お盆はお坊さんの繁忙期…!

そんな夫を見ていて、この記事を書きたくなった。
Noteで仏教に関するお話を発信したくなった。

と、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

日頃お世話になっているみなさんは、

  • 「金子さんの旦那さんってお坊さんだったの!?」

  • 「なぜ金子さんが仏教のお話を?」

と疑問に思っているでしょう。

まあ疑問は置いておいて、
ちょっと読んでみてください。

私がこの記事を書いた理由がわかるはずです。


私にとってお寺は「遊び場」でしかなかった

私の小さい頃から遊び場といえば「お寺」だった。

毎日遊びに行っていたので、お寺の鯉(コイ)の餌やりをさせてもらったり17時の鐘をつかせてもらったり…
ちょっと変わった経験もさせてもらっていた。

そう。
私にとってのお寺は「遊び場」という認識だった。
お寺の役割なんて考えたこともなかったし、お寺の宗派すら知らずに大人になった。

理解できなかった「若い人にお寺に来てほしい」との言葉 …

話は進んで、結婚するときのこと。

夫が僧侶となれば、結婚の挨拶も普通ではない。
両家の挨拶だけではなく、お寺の役員さんにも挨拶回りが必要だ。

見ず知らずのお家に伺い挨拶に回る。
優しく接してくれる人ばかりだった。

しかし、あるお宅で言われたことが気になった。

「今はこういう時代だし、若い人はお寺に来ないでしょ?もっと若い人がお寺に来てくれるような取り組みをしていかなきゃいけないと思うんだよ」

正直、わかるようでわからなかった。

  • 「若い人がお寺に来てもらうのは、お寺を存続するためなのか?」

  • 「なぜお寺を残したいと考えているのか?」

そんな風にモヤモヤしながら帰宅した。

仏教は今の若い人の心を救ってくれるかもしれない!

その疑問は、突然晴れた。

それから3ヵ月くらいして、夫と静岡に出かける道中でのこと。
芸能人の訃報ニュースを見た私がふと気になって「仏教では死後どうなる考えなの?」と聞いた。

すると夫は、仏教では死後の世界が6つあることを教えてくれた。

  • 天上の世界

  • 人間の世界 ← 今ココ

  • 修羅の世界

  • 畜生の世界

  • 飢餓の世界

  • 地獄の世界

つまり、
私たちがいるのは上から2番目の世界。

なんということでしょう…
人間の世界よりも、もっといい世界があるとは!!

しかも、
天上の世界が最高なわけでもない。
仏教の考えでは、6つの世界から抜け出すことが目指すべきことだそう。

私はこれを知った瞬間に、何だか納得して気持ちが軽くなった。
いつかどこかで聞いた「人生は辛いものである」という言葉につながったからだ。

そもそも人生が辛いものであるとするならば、
私たちが日々悩むことも必然のこと。

あのお宅で「若い人にもっとお寺に来てもらえるようにしなきゃ」と言われた意味がわかった気がした。

仏教は人間の心を救ってくれる。
だからこそ、今の若い人に広めたほうがいいのではないか。

日本の人口はどんどん減って、終身雇用も崩壊。
年金制度の改悪も容易に想像できる。
なかなか明るさが見えない未来…

私たちの世代は、何となく負のオーラで包まれている気がする。

「これからの人生が不安すぎる」

そんな声も少数派ではないし、私もそう感じることが多い。

Noteで伝えていきたいこと

日本は無宗教の人が多いらしく、私と同じ20代で何かの宗教を熱心に信仰している人もそうそういない。

それに、
クリスマスは「キリスト教」
七五三は「神道」
お葬式は「仏教」

個人的には、そんないいとこ取りをする文化もいいと思っている。

ただ、今何かに苦しんでいる若者に知ってほしい。

仏教を知れば、少し心が楽になるかもしれない

ここまで長くなりましたが、
私がNoteを始めた理由はここにあります。

仏教の難しいことはわからないし、そういうことを書くつもりはありません。

ただ、毎回お寺の行事に参加するたびに、どんどん疑問が出てくるんです。

  • 「お坊さんがお経読んでるときって、何を考えていたらいいわけ?」

  • 「お経って何のために読んでるの?」

  • 「お坊さんって重ね着しすぎじゃない?」

こういうことを共有して、みなさんにも仏教を身近に感じてもらえたら嬉しいと思っています。

小さなことが気になって理由がわからないと納得できない性格を逆手に取って、記事にできたらいいな

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


あとがき

こういうタイプの文章を書いたのは、人生初。

いつもは

  • クライアントさんに満足してもらる文章とは?

  • 上位表示させるにはどうする?

  • どうやって商品に誘導する?

こういうことを考えて文章を書いています。

今までは書くことのゴールを「売上」だと考えていました。
でも、全てがそうでなくてもいいんですよね。

ただ単純に「これを発信したいから書く」ということがあってもいい。
当たり前なはずなのに、忘れていました。

Noteを始めるきっかけをくれた 藤原華さん に感謝しています💐

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